第一章 10話 【休息と準備】
こんばんは!
平日はほんと投稿少なくなります。。
すみません。
意見・コメント御待ちしております!
朝、俺は困惑していた。
「何この状況…」
「すー…」
「すぴー…」
女の子に挟まれている。おかしい…昨日は寝るときに布団は3つそろえて別々に寝ていたはずだったからだ。
「おい。リエラ起きろ」
リエラは起きない。しかたない、こうなったらシルフィを起こすか。
「おい。シルフィ起きろ」
シルフィも起きない。この状態は非常にまずいのだ…宿屋の朝食は時間が決まっていて、宿屋のおばちゃんが起こしに来るからだ。こんな状況を見られては怒られてしまう。最悪変態というレッテルが貼られてしまう。それは避けないといけない!なので最終手段に出ることにした。
「起きろー!!!」
「にょ!?」
「ふえ?」
耳元でおもいっきり叫んだのだ。すると二人は起きたのか起きてないのかよく分からない言葉を発した。
「やっと起きたか!もう朝食の時間終わるぞ!はよ下にいっておばちゃんの料理食うぞ!」
「わかったわよー…」
「…分かった…」
すると、二人は布団から離れようとした。その時…
「ってか!何でシルフィが果実の布団にいるのよ!?あんたはそっちでしょ!?」
いや、君だって人のこと言えんでしょ。俺は心の中で問うた…
「…カジツと私は想い人同士…これは必然的…」
いやいや、まだそんな関係築いてないよね?またもや心の中で問うた…
「はぁ~?なーにが想い人同士よ!果実はそんなこと許可してないでしょ!?シルフィの勘違いなの!分かった!?」
「…勘違いじゃない…お互いにしか分からない…テレパシーで許可は出てる…リエラ…はお邪魔虫なの…分かる?」
いやいやいや、そんな超能力持ってないけど俺…?
「テレパシー!?あんたアホなんじゃないの!?しかも、誰がお邪魔虫よ!貴女は特別に仲間にしてあげたのよ!もう、ちょっと敬いなさい!」
「と、と、とりあえず!下行くぞ!おばちゃんが困るだろ!」
「分かったわよ…」
「…うん…」
そんなこんなでやっと下に降りた。すると、おばちゃんは待ってくれていたのだ。
「おばちゃん!ごめん!遅くなって!」
「いいのよ。あんたたちは昨日大変だったんだろ?ゆっくりしてていいんだよ。立ち話もなんだ!とりあえず座んなよ♪今日は肉の料理だよ!」
「おお!待ちに待った肉料理か!」
そう。昨日俺とリエラが【暴食】を倒した後、急に魔物が現れるようになり収穫率も上がったのだ!
「はいよ!おまちどうさま♪」
「おお!」
「美味しそうね♪」
「…肉…栄養…ぱない…」
俺達は久しぶりの肉だったので、興奮しながら食べていった。
「ところで、この後どうするの果実?」
「そうだな…とりあえずは武器屋と防具屋を見に行くつもりだ!いくら魔法がメインといっても防具は必要だろ?あとシルフィにも武器は必要だ!」
「…なんで…私が…武器必要だと…分かったの…?」
「シルフィは魔法職だが、弓も使えるんだろ?俺の勘がそう告げたのさ♪」
ちなみにこれは嘘だ。ほんとはリエラの【鑑定】で分かったことなのだ。
「や…やっぱり…カジツ…は凄い…」
シルフィは輝いた目でこちらを見ている。
「あ、後でシルフィに話があるから!」
「ん…?」
「ま、後でな!」
俺達は朝食を済ませ、武器屋と防具屋にむかった。
「はい!いらっしゃい!」
「おお~♪いいのあるなぁ♪」
はいって店内を見ていると、シルフィに似合いそうな弓があった!しかも、エンチャントされている!
「これはどうだ!シルフィ!」
「…なかなか…いい…使いやすそう…」
「これにするか?」
「…う、うん…ありがと…」
よし!ならお買い上げだな!俺は店主のとこに持っていった。
「これは五万プルだよ!」
け、けっこう高いな…ま、エンチャント付きだしこんなもんだろ。
「ほいよ!」
「ちょうどですね!おおきに♪ありがとうございました!」
よし、次は防具屋だな!
「いらっしゃいませ~♪」
おお!ここも、なかなか良いの置いてるなぁ♪この町は実に素晴らしい!
「果実!果実!」
リエラが走って俺のほうに来た。
「このローブと、ブーツいいんじゃない!」
リエラが持ってきた2つはなかなかの上物だった。なにせ耐性が付いているからだ!しかし、1つ気になるのは…とにかく黒いのだ。
「リエラ…これ装備したら全身黒になるぞ…?」
「いいじゃない!【停止】の世界も黒いんだし!黒の魔法使い!」
「お、おい!それじゃ某アニメの○の剣士みたいじゃないか!?アウトだろ!?」
「うーん。なら…これにしましょ!」
そう言って持ってきたのは白のローブだった。
「ま…まぁ全身黒になるわけじゃないし…これならいいけど…しかし黒と白か…相反する2つじゃん…」
「いいじゃない!【遡行】だって巻き戻す力…反する力じゃない♪」
「そ、そうだけど…(笑)」
なら、この2つにするか。
「すみません~お願いします!」
「あいよ!2つで三万プルよ!」
出費がえげつないなぁ。。これからの為だし。これぐらいはしょうがないか。
「はい!」
「ちょうどですね!ありがとうございました!」
「シルフィ!今から宿屋で話があるから!」
「…うん…」
宿屋
「今から話すことは他言無用な!」
「…うん…」
「とりあえず。俺の能力と俺の存在を説明する。
能力は【時間】だ。【時間】といってもピンとこないかもしれんが、今持ってる能力は【時間停止】と【時間遡行】の2つだ!名前の通り時間を止める・時間を巻き戻すことができる!ちなみに俺が敵と判断してるやつの時間を意のままにできる。あと、発動時に俺の近くにいないと仲間であっても止めてしまったりしてしまう。【遡行】も同じだ!でも、確認したわけじゃないから確定ではないがな。これは次の戦闘で確認するつもりだ!次は俺の存在についてな。俺はこの世界の人じゃない…いわゆる異世界人というやつだ!俺は【死神】を倒すためにこの世界にやってきた!…あとは…ちょっとした理由で…ここに来たってのもある…」
「…」
シルフィはぼかーんとなっている。
「やっぱり…カジツは…凄い。。。異世界人…しかも最悪と言われる【死神】を倒そうとするなんて…勇者の生まれ変わりでは…」
「…あ。。えっと。その勇者って事だけど…千年前の勇者様は俺の母さんなんだ。。つまり俺は勇者の息子なんだ。」
「…」
「はぁ!?」
シルフィには似合わない大きな声が飛んできた。
「ゆ、勇者の息子!?え、ちょ…頭が…こんがらがってる…ほんとに…勇者の息子…なの?」
「あぁ…俺の名前は【ミズネ・カジツ】千年前の勇者【ミズネ・リンゴ】の息子だ。」
「…」
「か、カジツ!凄い!ヤバいの!ぱないの!素敵すぎるの!もう…ダメ。カジツ…結婚しよ…私の夫になって…」
「は?」
「は、はぁ!?あんた何を!?」
「いいじゃない!…こんな…凄い人…好きになっちゃうよ…」
「…」
「ダメよ!ダメ!まだ早い!カジツだって早いでしょ!?」
「…結婚できない歳ではないけど…まぁ…まだ早いとは思う…」
「私…いつまでも…待つ…」
「ダメ!ダメ!ぜっーたい、ダメ!あんた決めるの早すぎ!出会って間もないのよ!他にもいい人いるかもしれないじゃない!?」
「そんな人…カジツ…以外…いない…それとも。。リエラ羨ましいの…?」
「そ…そんなことないわよ!べ、べつに何とも思ってないし!」
「なら…私が…貰うね…」
「くっ…」
嫌な予感がしてきた。。。
「と、と、とりあえず!俺はシルフィの事を仲間として!信頼して話したわけだから、シルフィの働きには期待してるよ!」
「うん…任せて…」
「フンッ」
この二人仲良くやっていけるかな。不安しかないよ。俺はこの世界にきて、一番どうでもいい不安を感じたのだった。
「くそ!!!」
「あの野郎ヤられてんじゃねぇーか!」
「まぁいいんじゃない?【暴食】になって間もないルーキーだったし。先代の【暴食】が強すぎたのよ。」
「とりあえず、そのヤッたやつが楽しみだわ♪」
「そだな。ルーキーといえど、【暴食】を倒すなんて中々のやつっぽいし♪」
「油断するなよ。我ら七つの大罪は、【死神】様の部下。負けることは【死神】様の名に傷がつくということだ。」
「分かってるわよ!」
「分かってんよ!」
(しかし…まさか【暴食】を倒せるやつがいたとは。人間も侮れんな。【暴食】ぐらいなら…まだ【死神】様に報告することではないな。)
け、結婚まで求めてくるだなんて…
作者の願望が…あらわになっていく…(;・ω・)




