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氷を大量生産してみた

ハッキリ言います。

この機械は神です。

「ついに買っちゃったよ……。自動製氷機」


 一人暮らしをしているから贅沢かなと思って、今までは冷凍庫で水道水を凍らせてたけど凍るまでに結構時間かかるんだよねコレ。

 で、「最短6分で氷が出来ます」っていう売り文句が気になっていて、いつもの中古屋で動作品が売ってたので購入。

 今は洗浄も兼ねて試運転中。できた氷は使わずに捨てれば綺麗になるだろう。

 この暑さだから、すぐに溶けちゃうだろうし。


「意外とコレうるさいんだな……。部屋で寝ている間につくらせておいて、朝から冷たいコーヒーを一発ってわけにはいかないか……」


 とはいえ、6分くらいあれば9個の氷が出来るらしい。

 だから寝起きで電源入れて、ゆっくり目に着替えれば出来上がるはずだ。

 そんなことを考えていると、一度目の氷が出来上がる。


「うん、なるほど。この透き通った氷はダメな氷なのか。で、2~3回やると白い氷になるらしいな」


 出来上がった氷は指サック状。

 ちょうど、喫茶店とかで水が出てくるときの氷に似ている。

 要するに、業務用機を大幅に小型化したモノって認識で良いんだろう。


「そうこうしてるうちに、結構溜まって来たな」


 中に入れられる水の量は大体2リットルくらい。

 取説によると「水道水」を使うようにとの指示。

 基本的に電源を入れたら入れっぱなしにする都合上、塩素消毒されている水でないと悪くなる可能性があるってことだろう。


「とりあえず、レポート書くか……」


 大学の課題と格闘していると、不意に動作音が静かになる。

 表示されているLEDは「氷満タン」。

 大体1時間くらいで、氷入れがいっぱいになるみたいだ。

 汚い可能性があるので捨てるために取り出す。

 そしてその時に気が付く。


「あ、濡れた氷なんだねコレ。じゃあ、冷凍庫に入れたら全部仲良く一塊になるじゃん」


 この製氷機に保冷機能尾は無い。

 ゆえに、造ったはじから溶けていく。

 だから、やや溶けにくい「白い氷」になるようにしているんだろう。

 とりあえず、流しにすべての氷を落とす。

 残りの水を見ると大体入れた時の半分くらいになっている。


「ふーん、大体1時間で1リットルってとこか。で、これが溶けてカサが減るとまた作り始めるって感じか。大体わかったなこの機械」


 本体下部から残った水を捨てるために持ち上げる。

 うーん、やっぱり本体にハンドルつけてほしいな。

 あまり水を捨てるのが面倒くさい。少しマイナスポイントだなこれは。

 まぁ、本番いってみるか。


「この白い氷、喫茶店とかと同じで簡単にかみ砕けるタイプだな。通販のレビュー見る限りだと『すぐに溶けます』ってあるけど、多分氷をケチったんだろうな。大量投入すれば全然溶けない」


 てんこ盛りに氷を入れ、水を注ぎ込む。

 これこそ夏の贅沢ってやつだろ。


「……うめぇ」


 炎天下。

 気温35度にほど近い。

 こんなときに飲むキンキンに冷えた水は最強最高。


「せっかくだから、そうめん食べよ」


 水で軽くほぐすだけで食べられるタイプの素麺を昨日買っておいたんだよね。

 なんか、ネットとかだと「お皿に一口づつ盛り付けましょう」とか言ってるけど、そこは気ままな一人暮らし。適当に水を貼った深めのボールに、できたばかりの氷を全部ぶち込む。大体1リットル分くらい。

 そこにそうめんをイン。

 飛び散る水が激烈に冷たい。


「……うめぇ」


 ちょっとの氷で良ければすぐにできる。

 ただ、たくさん作るんなら冷凍庫でもいいかなとは思う。

 多分、適当に電源を入れて放置する。それがこの機械の正しい使い方だと思う。

 おそらく、小規模なオフィスとかだったら最高かもしれない。

 個人では多分持て余すなぁ……。

ドレン水を抜くのだけはひたすら面倒です。

メーカーさん、お願いなのでハンドルつけてください。

持ち運びが面倒です。

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