グラフィックボードを入れてみよう
時期が悪いおじさん「今、パソコンを組むのは時期が悪い」
いや、本当にガチで今は時期が悪いです。
パソコンにはグラフィックボードと言われるパーツがある。
これは名前の通り、映像を表示するための基板のことをさしている。
パソコンの映像は基本的に、この基板を用いて表示させる方法と、CPUの映像表示機能を用いて表示させるという方法が主体である。
「……両社の分買ってみたけど、どっちを使うか」
グラフィックボードに使われている心臓部のチップをつくっている会社は2社ある。それを各種グラフィックボードをつくっているメーカーが仕入れて製品化。販売を行うという流れになっている。
どちらの会社も一長一短。使用目的をよく考えて、適する法を買う方にするとよい。俺は今回あえて両方買ってみたけど。
「えーと、あぁ、ここか」
マザーボード上ではこのグラフィックボードをさす部分は規格化されている。そのため、刺さるとこにしか刺さらないので安心して刺せばいい。
とはいっても、意外と差し込みが甘くて認識せずに映像が映らないという事もよくある。壊さない程度にしっかりと押し込むのがコツだ。
「……映らなくね?」
グラフィックボードをマザーボードに刺すと、マザーボードの映像出力は無効化される。初心者あるあるで、マザーボード側の端子に刺して映らないという事がほんとうーーーーによくある。
まさか俺に限ってそんなアホなことはやらないとは思うけど、念のために確認。やらかしてた。
気を取り直して、刺し直しスイッチオン。
……やっぱり映らない。
「おいおいおい、まさか壊れてねぇよな」
普通であれば、グラフィックボードを刺して起動させると画面の大きさが変なサイズで表示される。その後、「ドライバ」とか「ディスプレイドライバ」とか呼ばれるグラフィックボードを安定動作させるためのソフトウェアみたいなものをメーカーホームページや、購入したときについてきたメディアディスクからインストールする。そして、正常な表示がされれば無事完了という流れになる。
俺のパソコンは今まで内臓グラフィックで動かしていた。
そのため、モニタケーブルの断線は考えにくい。ほんの10分前まで使っていたものだから。
となると、故障品である可能性が濃厚。
いったん取り付けてみたN社のグラフィックボードを取り外し、A社の製品に交換してみる。
「……行けるんかい。 行けちゃうのかい!」
結果、A社のチップを搭載したグラフィックボードであればきちんと映像出力がされた。
つまり、N社のは壊れていたという事になる。
中古でグラフィックボードを買うとあるあるだから仕方がないけど、動作確認はして欲しいものだ。
なかなか、パソコンをばらして入れてとなると手間だから無茶なのは分かってるけど。
「新品が手に入らないから中古を買ったけど、やっぱこういうものは新品にしたいなぁ……」
ところで、仮想通貨や暗号通貨と言われる物がある。
詳しい説明は俺もよく知らないので出来ないが、これを扱う際にグラフィックボードの演算能力を使うらしい。
映像のデータというものはかなりPCの演算上「重い」データである。
その「重い」データを計算する専門のパーツに仮想通貨の正統性を担保する計算をさせる。そして、その計算に協力したお礼という事でその仮想通貨を貰うことが出来るらしい。それを俗に採掘と呼ぶそうだ。
その計算能力の高さを「悪用」して、効率的に採掘を行う。
結果、現在のPC業界ではグラフィックボードが売っていない。いや、正確には採掘に使えないレベルの「映ればいい」レベルのグラフィックボードしか残っていない。
早くこのバブルがはじけてくれればいいのに。
多分、向こう5年ぐらいはグラフィックボードの中古品は故障品の可能性が高いだろう……。
価格推移を見てて、定価の2倍くらいでメーカーが売ってるの見ちゃうと定価って何だろうって気分になります。
それでも売れちゃうんだから、グラフィックボード代と電気代をペイできるんだろうなぁ……。




