外れないネジの外し方
今回、試験的に空白を多めにしてみました。
そのため、内容的にも分量的にも短くてすみません。
ところで俺は音楽を携帯音楽プレイヤーで聞いている。
スマートフォンを持ってはいるがヘッドホンやイヤホンを刺すための部分が無くなっている。
寝ながら音楽を聴いているときに、完全無線イヤホンだとよく外れるのでムカついてジャンクでプレイヤーを買ってきた。
バッテリーがへたってきていてあまり長時間は聞けないが、音質は良いしノイズキャンセリングもしてくれるのでっ最高に音は綺麗。
……バッテリーさえへたってなければ。
「せんぱい、また電源切れたっす。そろそろ買い換えたほうがいいんじゃないっすか?」
鏡花が語学の勉強でリスニングしたいから貸してくれと言われて貸したが、はっきり言って数分しか持たないので使いにくい。
だからバッテリー交換をしようとしたわけだけど、その時に悲劇が起こった。
「………‥………なめてる」
買った時からボディに変なへこみがあるからおかしいとは思っていた。
だが、今ドライバーを当ててそれは確信に変われる。
「……せんぱいどうしたんっすか?」
鏡花が貴重な俺のブチギレシーンを見ながらドンびいている。
「前のオーナーがバッテリー交換しようとして、失敗してネジなめさせてる。で、ここのふくらみから無理やりこじ開けようとした……ってとこだろコレ。バラシからくらい調べろっつーのっ!!!!!!」
今回使われているネジは精密ねじ。
おそらく、違う太さのモノで無理やり回そうとした結果、ネジの「+」になっている部分を削ってしまい「○」のようにしてしまったのだろう。
こうなると厄介で、ドライバーがかからない。
輪ゴムを当てて回すという方法もあるが、精密ねじのためその方法もできない。
ついでに液晶パネルがある関係上、叩くという手段も使えない。
トドメにさらネジが使われており、ペンチで無理やりつかんで回すこともできない……。
こういう時の方法は一つしかない。
「鏡花、悪いけどドリルの刃を持ってきてくれないか?」
潰れたネジをぶっこわーす。
―――
どうやっても外れないネジを外すための最終手段として「壊す」という方法がある。
この方法はうまくいったとしてもそのネジは再利用不可能になるし、最悪の場合外れたとしても物自体が使用不能になることもある。本当に「最後の手段」となる。
手順としては簡単。ネジの軸より少し太いドリルで頭を削り取ってしまえばいい。
そして、頭を落とし終えたことにより音楽プレイヤーのカバーを外すことが出来た。
「せんぱい、外れたんっすか!?」
鏡花の発言をスルーし、最後の行程に移る。
ネジの軸が本体に残ってしまっているので、その部分をペンチでネジって外す。
「鏡花、いいか?外れたっていうのは『完全に除去が終わった』ら言っていい言葉だ」
次回から通常の長さに戻します。




