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アキラは次のページをめくる。
人の欲望、すなわち煩悩は「もっとほしい」「よりよくなりたい」という根源的な欲求に基づいている。この欲求は飢えや不安から身を守るために必要不可欠であり、文明の発展を強く推進してきた。
農耕や工業、科学技術や制度の整備は、現状に満足しない心が生み出した成果である。
しかし同じ欲望は、他者より多くを得ようとする競争心や排他性をも生み、国家や集団の衝突を正当化する力となってきた。欲望は人類を前進させる原動力であると同時に、制御を失えば破壊へと向かわせる。
戦争と文明が同じ根から生じるのは、人間が欲望を抱く存在である以上、避けがたい構造なのである。
やっぱり瞑想が大切、ってことだな。
でも、ココアがコーヒーを淹れてくれている。
ううん、この誘惑には勝てん。
大欲は清なり、だな!
いや、アキラ。その解釈は間違っているぞ・・・。




