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015⚫️戦いの火蓋
「えっ、’サード・アイ’?わたしの聞き間違いじゃないでしょうね、ジン!」
「残念ながら、エイミーさんの聴力は左だけでなく、優秀ですよ。要塞’ラベリア’で指導者が全滅したはずの組織が、また動き出しました。ジョン・スミス全世代の抹殺・・・ブリッツの仕業だと思われているのですが。」
「ブリッツは徹底的にやるからなあ。ということは、ジョンの幽霊か?」
「それが、オオガミさん・・・’後継者’が現れたのです。」
「後継者!?でも、ココアちゃん、’サードアイ’は事実上、解体も同然なのに、誰がそんな跡を継ぐのよ?」
「組織というのは器なのです。個人がいなくなっても、形は残る。・・・たとえば、局長が退職しても、この’セキュリティ・コア’はなくなりませんよね。」
「まぁな、ココア。オレたちだって、いつまでもここに居座るわけにゃいかねぇしな。」
「アキラさん、そういうことです。ジョン・スミスの名を継ぐ者が、再び裏で糸を引き始めた。・・・来ますね。」
ジンの言葉に、アキラが低く唸る。
エイミーが拳を固める。戦いの火蓋は、すでに切られていた。
ジェーン・スミス。それが後継者の名前である。




