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第6話:『秘められた無限大!プロトタイプは願いのカタチ』


「想像力……が、力を引き出す……!?」

前回の戦いでソニックビーストを撃破したものの、無理な限界突破(リミットブレイク)の代償で、舞の『ポリマーリング・プロトタイプ』は深く沈黙し、鈍い灰色に光を失っていた。

旧校舎の部室。机の上に置かれた灰色のリングを囲み、輪と舞、そしてサキが眉をひそめている。

「ええ」

サキは静かに頷き、舞のプロトタイプリングを見つめた。

「実はそのリング、ポリマーブレスの設計段階で捨てられた『未完成のコア』なの。ブレスのように固定された武器や装甲を生成するのではなく……『装着者の強いイメージと願いをそのままエネルギー構造体として物質化する』のが、本来の機能だった」

「願いを……形にする……?」

目を丸くする舞。サキはどこか自嘲気味に息を吐いた。

「私の戦い方は、徹底的に鍛え上げた型と効率的な戦術に基づいている。……言ってみれば、私は頭が固くて『想像力』が乏しかったのよ。だからそのリングの本当の力を引き出せず、失敗作として封印していたの」

サキは舞の目を真っ直ぐに見つめた。

「でも、舞。あなたは違う。あの時、二人を守りたいという一心で、あなたはリングの限界を突破させた。型に縛られない自由な発想と熱い願い……あなたこそが、そのリングの本当のマスターなのよ」

「サキちゃん……」

「かっこいいじゃん、舞!」

輪が舞の背中をバシッと叩いた。

「ジャーナリスト志望で、特撮もアニメも大好きな舞の妄想力(イメージ力)なら、最強のヒーローになれるよ!」

「も、妄想力って言わないでよ! ……でも、あたしの『願い』……か」

舞は灰色のリングを両手で包み込み、ギュッと胸に抱きしめた。

その時——警報音が響き渡る!

Dr.ギミックが送り込んだ新たな刺客**『鋼鉄巨獣・アイアンゴライアス』**が臨海地区のプラントを急襲。全身を超重装甲で固めた巨体は、輪の『銀世界』すら弾き返す驚異の耐久力を誇っていた。

「くっ……! 攻撃が……硬すぎて通らない!」

「輪、引きつけるわよ!」

現場へ駆けつけた破天吹雪(輪)とポリマーレディ(サキ)が苦戦を強いられる中、物陰から駆け出した舞が叫ぶ。

「二人を……誰も傷つけさせない! あたしの願いは……二人と一緒に街を守る『盾』であり『翼』になることッ!!」

舞の強い意志に呼応するように、灰色のリングがドカンと眩い黄金の光を放った!

ピカーーーッ!!

「プロトタイプ進化……! 物質化領域(イメージ・マテリアライズ)、展開ッ!」

舞の頭の中に描かれた「最高のヒーローの装備」が、黄金の光の粒子となって実体化する。舞の腕には巨大な光輝くバイザーシールド、そして背中には音速の飛行を可能にする光の翼が構築された!

「なっ……光の武具をその場で構築したというのか!?」

驚愕するアイアンゴライアス。舞は光の翼で空を舞い、巨大な盾で敵の主砲を真っ向から受け止めた!

「いっけぇぇぇ! 輪! サキさん!」

「ナイス、舞! 最高のイメージだよッ!」

「ええ……完璧なアシストよ!」

舞が作り出した一瞬の隙に、輪とサキが跳躍。光の翼が描く軌道に乗り、二人の合体攻撃がアイアンゴライアスの装甲の継ぎ目を撃ち抜く!

ドゴォォォォンッ!!

真の覚醒を果たしたプロトタイプリング。

「願いを形にする戦士」として進化した舞を加え、三人となったヒーローチームの絆は、さらに強く、眩しく輝き始めたのだった!


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