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第12話「3人が自分の必殺技を繰り出す」

「この一撃で……完全に引導を渡すわッ!!」

暗闇を支配する舞の超音波バリアによって、身動きを封じられたDr.ギミックの巨大要塞。

夜空へと舞い上がった三人のヒーローが、満月を背にそれぞれの最強のエネルギーを解き放つ!

「燃え上がれ、あたしの小宇宙(コスモ)! 闇を打ち破る聖なる音波よッ!」

コウモリクロスを纏った舞が、背中の翼を大きく広げて翼膜を共鳴させる。全身から溢れ出る蒼いオーラが、超高圧の超音波エネルギーとなって光の束へと集束していく。

「必殺! コウモリ座真響波——ブラッディ・ソニック・デストロイヤー!!」

ズシャアァァァッ!!

舞の放った螺旋の音波光線が、要塞のバリアと外郭装甲を真っ向から粉砕! 敵の制御システムを一瞬で完全麻痺させる!

「よくやったわ、舞! 続いて行くわよ、輪!」

サキが空中で美しく一回転し、右脚に高密度の青き旋風エネルギーを極限まで圧縮する。サキの理詰めの型の美学と、鋭利な爪のような衝撃波が一つになる。

「風となれ! ポリマー真奥義——青空疾風脚(ブルー・ゲイル・スラッシュ)!!」

ズバババババッ!!

サキの繰り出した青い旋風脚が、麻痺した要塞の主砲や砲台群を微塵切りに切り刻み、中枢核(コア)への一直線の道を切り開く!

「舞がスキを作り、サキちゃんが道を拓いた……! だったら、あたしが全エネルギーで打ち抜くだけだぁぁぁッ!!」

道場での修練、二人との絆、そして街の人々の想い——型を持たない破天流の真骨頂。

輪の両拳に、漆黒の嵐と銀世界の氷雪、そして仲間たちの光が限界を超えて集う!

「これが……あたしたち三人の……最高の型だぁぁぁッ!!」

「破天流最終極意——天駆ける銀河破天吹雪(ギャラクシー・シルバー・ブザード)!!」

ドドドガアァァァァンッ!!

音速を超えた輪の超絶連撃ラッシュが、要塞の胸部コアへ一直線に突き刺さる!

「バ、バカなアァァァ! 確率計算も……小宇宙(コスモ)も……何一つ理解できなーいッ!?」

絶叫するDr.ギミックを乗せた巨大要塞が、三人の必殺技の前に内側から眩しい大爆発を起こし、夜空に巨大な大輪の花火となって弾け飛んだ!

ドゴォォォォォンッ!!

爆風を背に、三人はしなやかに地面へと着地する。

漆黒の『破天吹雪』。

青き『ポリマーレディ』。

そしてコウモリクロスに身を包んだ『舞』。

夜風に髪をなびかせながら、三人は互いに顔を見合わせ、晴れやかな笑顔で親指を立て(グータッチを交わし)合った!


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