エピローグ:『爆誕!漆黒の第3のヒーロー……って、ナイスバディすぎない!?』
激闘から数日後。
Dr.ギミックの野望を打ち砕き、平和を取り戻した鳳凰学園の放課後。旧校舎の部室で、舞は真新しい変身姿を輪とサキにお披露目していた。
「ジャジャーン! どうかな二人とも!?」
プロトタイプリングの能力を完全にマスターし、小宇宙や牙狼の暴走を経てついに辿りついた、舞の『完成形』のヒーロー形態。
それは——漆黒のベーススーツに、鮮烈なイエローラインが走る、洗練されたスタイリッシュな『ポリマーレディ(舞カスタム)』の姿だった!
「おおおーっ! カッコいいじゃん舞! ちゃんとあたしたちと同系統のヒーローデザインになってる!」
目を輝かせて拍手する輪。しかし、その直後……輪とサキの視線は、舞の「ある部分」に釘付けになった。
サキ特製の本格的なコンプレッションスーツ。それが舞の全身を限界までピッタリと包み込んだ結果——
「……ねえ、サキちゃん」
「……何かしら、輪」
「舞ってさ、普段は大きめの制服とかパーカー着てて隠れてたけど……」
「ええ……思いのほか、抜群のナイスバディね……」
「「ナイスバディすぎない!???」」
「なっ、二人とも何どこ見てるのよ〜〜っ!?」
顔を真っ赤にして胸元を抱え込む舞。
輪(破天吹雪)の少女らしいしなやかなスタイル、サキ(ポリマーレディ)の無駄のない洗練されたアスリート体型に対し、舞の変身後のシルエットは、メリハリの効いた圧巻のプロポーションを完璧に強調してしまっていたのだ。
「ズルい! 舞ズルいよ! あたしよりスタイルいいじゃん!」
「体幹の締まり具合といい、スーツの密着度といい……くっ、私の『型』の美学が別の意味で脅かされるわ……」
「二人とも理不尽な怒り方しないでよっ! リングが『一番動きやすい最高のシルエット』をイメージしたらこうなっちゃったの!」
「無意識でそのナイスバディをイメージしてたってこと!? このオタク参謀め〜っ!」
「ち、違うってばぁぁぁ!」
ジタバタと照れまくる舞と、ニヤニヤしながら詰め寄る輪、そしてどこか負けず嫌いな目で舞のスタイルをチェックするサキ。
型を持たない破天荒JK、青き疾風の孤高のヒーロー、そしてナイスバディな最強のオタク参謀。
三人の騒がしくも最高にカッコいい(そしてちょっとコミカルな)ヒーローチームの日常は、これからもずっと続いていくのだった!
(『破天ガール! 〜あたしの拳に型はない〜』——完!)




