↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バナナを生み出す能力のお陰で私は毎日幸せです!  作者: フレア
冒険、始めました
59/90

勇者!スネーク!現影!

フレアです。

「!」


身を躱して剣を避ける。避けたはずなのにぴりぴりと痛む腕…。雷魔法の厄介さが身に染みる。


「このッ!」


続けて、私を雷の剣で焼ききろうと剣を振るい、空いたミリノちゃんのお腹を杖で突く。


けれど、その突きはさらりと避けられ、お返しとばかりに上から落ちてくる雷…。


後ろに飛び退いて、避けるけど崩れた体勢を狙ってか、逆に私のお腹にミリノちゃんの剣の柄が突きささる。


「ぐぅ…!!」


そのままの勢いで吹き飛ばされ、距離を取られてしまう。


「…!!」


「私がぁ!!!!!」


何かを叫びつづけているミリノちゃん…。でも、それを聞いている余裕は私には無い。


距離を離されたことで四方八方至るところに雷が落ちてくるのだ。


「っ!…!!」


無差別に放たれているらしい雷は、何処に放たれるか分からず、一度光を目視してから避け続けなければならない。


私はダンスでも踊るみたいに、雷を避け続けていた。


しかし、光をずっと目視していた影響もあり、目が少しずつ眩み始め、やがて目視できなかった一発が…


「っ!!!」


直撃してしまった。













「ッ…」


雷…カヅチの直撃を食らった私なんだけど…ダメージは幸い大したことはないみたい。だけど、ビリビリと痺れる体をうまく動かせないのだ。


「私がぁ!!!!」


そんな私に、ミリノちゃんは容赦なく剣を構えて突っ込んでくる。


最初の一撃は杖で防げたけど、二発目以降が…


「ッ!」


元々ミリノちゃんと互角だったのに、雷で体の動きが鈍ってしまったせいで完全におされてしまったのだ。


着々とダメージを重ねられていく…。致命傷は何とか避けてるけど…それも時間の問題だ…。


「うわぁ!!」


とうとう剣を耐えきれずに吹き飛ばされ、地面に転がってしまう。


このままじゃ…。








「…!!」


「シャア!!!」


何度体に傷をいれようと、瞬時に傷を癒やし襲いかかる蛇に苦戦する。


村に現れた現影は一度倒せば復活することはなかったので、これが特別な現影であることが察せられる。


「…」


が、所詮はそれだけだ。ナナ殿から伺ったような知性は欠片も感じることはない。ただ自身の体の大きさに身を任せ、暴れまわるだけの大蛇。


倒すことは出来なくても、ナナ殿達が終わるまで時間を稼ぐことは可能だ。



そう考えるサルベル。事実、サルベルは少しも息を荒げていないのだ。ただ、ナナが現影使いを倒してくれると信じて、蛇との戦いを続ける。


しかし、そのナナは…





やあ!私はナナ!!突然だが大ピンチだ!!!


なんと現影使い攻略の要、カゲリが封じられた!!


カゲリを閉じ込めた黒い塊からは絶え間なく、ガンガンと何かを打ち付ける音が響いてくる。


恐らく、カゲリも中から脱出しようとしているのだろう…。


私は、自身に降り注ぐ槍を冷凍バナナで弾く。


槍を弾けるくらいカッチコチに凍ってるので、握っている手が痛いが仕方がないだろう。


冷凍バナナにヒビが入れば、それを投げ捨てて新たに作る。


手元で割れたら流石に助からないからな!!


「ほらほら!!これでどうです!!!」


「くっ!!」


奴は、唯一自分にダメージを通せるカゲリを封じて調子に乗っているのか、ニヤケ面だ。


ダメ元で冷凍バナナや、矢を放つがやはり無駄だ。


奴が死んだ瞬間に復活してしまう。


すぐに、私に鞭が迫ってくるが、それを矢で射ぬいて壁に縫い付ける。


下から生える棘を冷凍バナナで防ぎ、飛んでくる槍を避け続ける。


っとここで気がついたのだ。


そういえば現影使いの放った槍は弾いた瞬間消えているが…


そして辺りをキョロキョロと見回して見つける。


カゲリの放った槍は地面に散らばって残っているのだ。


以前、現影使いとしてのカゲリと戦った時は確か消えていたよな…。


ということは、これはカゲリが意図的に残しているものだろう。


それに、放たれているときは早すぎて見えなかったがこの槍、とても短いのだ。まるで…矢のように…。


!そういうことか!!!


私は次に放たれた槍を避けながら、カゲリの残した槍を数本拾い、弓につがえる。


後は狙いをさだめて、奴の腕めがけて放つ。


「ッあ!!」


直後、現影使いはその場に崩れ落ちる。


その腕からは、黒い液体…奴にとっての血みたいな物なんだろうか?が流れている。


「ば…バカな…影魔法…!?」


カゲリはこれを狙っていたのだ…。恐らく、存在すると思われる私の弓の能力、必中を頼って、影の槍を、矢として残していたのだ。


ここまでくれば、事実だろう。初の戦い、洞窟、今。私はこの弓を外したことは無い。そして、現影使いの言葉。この弓には必中効果がある。


この槍は影魔法による物…奴にはよく効くだろう。


次は心臓だ…!!

一章も残り少しです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。