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バナナを生み出す能力のお陰で私は毎日幸せです!  作者: フレア
冒険、始めました
58/90

ラストバトル!現影使い!!

フレアです

やあ!私はナナ!!見ての通り、現影使いとの最終決戦だ。


リノアにミリノを任せ、現影使いを追った私とカゲリ。現影使いを追ってたどり着いたのは、奥上階。風が吹き付ける広い空間であった。


耳を澄ませれば、モンスターと戦う騎士の声、響く巨大な蛇の声、そして親友と戦う少女の声。


今行われている、全ての戦いの音が聞こえる。


「ふん…追い付いてきましたか。」


現影使いはハンカチを手に取り、そう呟く。


「今度こそ、70年の因縁を断ち切らせてもらうわ。」


「私は特に因縁は無いが…強いて言うならよくも遺跡崩しやがったなこの野郎!!!」


大変だったんだぞ!!


「はぁ…」


カゲリは呆れたような目で私を見つめてくる。


やめてくれその目。


私達は昨日の戦いで現影使いに完勝している。流石に昨日の今日で現影使いが超強化されているとは考えづらいが、なんの策も無しに私達に挑むわけが無いだろう。


「先日はよくもやってくれましたね…」


「バナナで転ぶ貴方の姿は滑稽だったわよ!!」


カゲリは現影使いに煽りをいれる。


「ふん!いいでしょう、貴女達にふさわしい姿で相手をしてあげます。」


現影使いはそう言うと


自身を黒い影に包む。


そして、影を破って出てきたのは…


「っ…相変わらずの悪趣味ね…」


「うわぁ…」


カゲリ、現影使いであるカゲリだ。


「どう?お人形さん?この姿」


ご丁寧に声や口調まで真似てだ。


カゲリ…血管浮かんでる。


まあ、私も同じことされたらキレるだろうけど…。


「行くわよ!」


「わかってる。」


戦闘開始だ。


現影使いは、バナナの皮の対策なのか、宙に浮いている。現影で出来た体だからこその技だろう。


「あれって、お前の影纏いなのか?」


私がカゲリに質問をする。


「いや、影纏いではないはず…。あれは意識の無い相手にしか繋げられないのよ。でも、しばらく私の意識を呪いで繋げられてたみたいだし、もしかしたら記憶とか能力も再現されてるかも…。」


様は、影を取り込めない影纏いってことじゃねえか!それに影纏いと違って実体を得たわけではないから私では倒せない…。


答え合わせの様に、現影使いは私達に大量の槍を浴びせてくる。


「はぁ!」


それに対して冷凍バナナを投げてやるが…


「無駄だよ!!」


いつかのカゲリのように、鞭でバナナを弾かれ、槍は降り注ぐ。


「ッ!」


それをカゲリが、影の盾で防いでくれる。


「技術とか再現されてるみたいだな…」


「パクリ野郎…。」


カゲリの怒りもどんどん上がっていく。


「勘違いしないで!オリジナルの技もあるのよ!!」


そう言う現影使いは、ハンカチを手に持ち、振り回す。


「その口調をやめなさい!!!」


「何かくるぞ!!!」


すると、スッ!と風の刃が地面を切り裂く。


「風魔法よ!!」


よくある風で真空波飛ばすやつか!!!


振り回されるハンカチから、次々と放たれる風の刃を避けるため、私とカゲリはそれぞれ奴の左右に回る。


「そらッ!!」


そして、私は走りながら矢をだかえ、奴の手、ハンカチに向けて放つ。


「ッ!?」


「よっしゃあ!!」


見事に命中。ハンカチを貫いた矢はハンカチごと何処かに飛んでいく。


「ふむ…貴女のその矢、どうやら、必中の力が……」


「はぁ!!」


必中…?


奴が何かを言いかけたが、言い終わる前にカゲリの槍が奴に放たれる。


不意打ちだったお陰が、奴の腕を掠める。


空中だから、思うように避けれないというのもあるのだろう。


正直気になる話ではあるが、また後で試せば良い!


私は、その場で飛びはね、自分の足元に冷凍バナナを投げつける。


瞬時に私の足元は凍結し、その上に私は着地する。


次の瞬間、私のいる辺り一面の地面から、大量の棘が生えるが、私の足元だけ氷を貫けず生えてくることはなかった。


予想通りだ。


一点、私の足元にだけ威力が上がり、爆風がこないように調節したのだ。


ダンジョンの地下迷宮で、迷宮を崩さないよう編み出した威力調節技術だ。


なれれば意外と簡単だったのだけどもな。


「チッ!」


不意打ちに失敗した現影使いは標的を私からカゲリにずらす。


「ハァァァァァ!!!!」


次はカゲリに向けて大量の槍の雨を降らせる。が、カゲリは難なく影の壁で攻撃を防いでしまう。


そこで私は疑問に思った。


何故、壁を張って確実に槍を防げるカゲリを狙ったのか…


無論、私も今更あの程度の攻撃にやられるつもりは無いが…。


つまり、何か策があるという訳だ。


壁に弾かれた槍は四方八方に飛び散る…


「カゲリ!避けろ!!!」


空中に飛び散った槍が液状に変わり、降り注ぐ。


「ッ!?」


遅かった…!!


液体になった槍は、丸く球体状になってカゲリを防ぐ壁ごとカゲリを包み込む。


そのまま、液体から個体に変わり、カゲリを影の壁に閉じ込めてしまう。


「カゲリ!!!」


「まずは一人…。」


やられた!!影魔法の使えるカゲリを封じられれば私では現影使いを倒せない…。


どうする…この状況…!!

まだ続きます

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