影の勇者 2
フレアよ
やあ!私はナナ!今はカゲリの話を聞いている途中だ。
「そうやって、私は影魔法を極めてたのよ」
「なるほど…。」
初耳の情報も幾つかあったな。魔王ってそんな何度も何度も来るものなのか…。
それから
「つまり、お前の現影はお前が自力で作った影魔法が正体って訳か?」
「そうよ。」
軽々しく言っているが魔法を作る。と言う行為が普通に出来ることではないのはこの世界に来てまだ一ヶ月も経っていない私でもわかる。余程高度な魔術技術がないと出来ないことだろう。
「時間をかけてもあれだわ。次は現影使い…貴女達が言うところの呪衰者について話すわ。」
…
…
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そうやって魔法の研究を重ねて過ごしてきた日々に突如終わりが訪れる。
ことの発端は村の子供達が森に遊びに行ったまま行方不明になってしまったことだ。
なんとか子供達の足跡を追ってついた先はアートリズムダンジョンだった。
恐らく、この中に入ったのだろうと。
村の大人達の意見は二つに別れた。
騎士団を呼んだり、村の戦える人間総出で助けに行こうと言う派。勇者を待って攻略して貰おうと言う派。
結局後者ではいつ勇者が来るかわからないこと、手遅れになってしまう可能性が高いことから前者が選ばれた。
そして、当時村で一番魔法が使えたであろう私にも当然ダンジョン攻略の要請が来た。
親は猛反発したが、私に意欲があったこと。安全を約束することを条件にダンジョンへ私も同行することとなったのだ。
…
…
…
…
ゴーレムの軍勢、迫り来る狼の群れなどを蹴散らしながらなんとか私達はボスの間にたどり着いた。
しかし、結果は現影使いによって全滅。村の子供も残さず殺されていた。騎士団達の攻撃は現影使いに全く通用しなかったのだ。倒しても倒してもすぐに復活してしまう。当然だ、アイツの体は影で出来ていた…実体が無かったのだから。しかし、偶然にも影の魔法が使える私がいた。
私は影魔法を使い着々と現影使いを追い詰めていったのだが、結局敗北。その上、奴に体を操られた上に能力の一部を押し付けられた。現影使いとしての能力を。過剰な能力のエネルギーを手にした私の体は魔族、影へと変化。その上精神汚染の呪いまでかけられて私自身が現影使いと化してしまった。っというオチだ。
最期は唯一生き残っていたらしい騎士の一人が私に力を与えて何処かへ消えていった現影使いを私が倒したと勘違いしたのか、私と現影使いは相討ちになった。と村に伝えたと言うわけだ。
現影使いの過去です。後々物語にして番外編として出すかもしません。説明会はこれで終わりです。




