落下!地下水!!
フレアです。
やあ!私はナナ!落下中だ!!
「ナナーーーッ!!!!」
ミリノの叫び声が響いてくる。畜生!ここまでか…私!!まだやらなくちゃいけないことが残っていると言うのに…!!!
「あっ」
そして、突如としてその浮遊感は終わりを告げ、私は衝撃で意識を失った。
…
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…
数時間前
ダンジョンの主からの供給の切れたダンジョンが力尽き始める。数十年…人知れず隠され続け、つい数ヵ月前発見された。孤独のダンジョンが崩れ始めて行く。その最奥、ボスの間がたった今、崩れ落ちた。
「………」
…
…
…
…
…
ナナが死んだ…。その事実が私の胸に深く突き刺さる。正確にはその瞬間をこの目で実際に見たわけでは無いのだが、恐らく助からないだろう。
全力で走り続けてようやく入り口に出る。私が出ると同時にダンジョンは完全に崩壊した、本当に危ないところだったのだろう。
「おや?これは、これは勇者様?生きていましたか」
「…。」
私は剣を構える。目の前の呪衰者に向けて。
「おっと物騒な」
「…。」
尚もおどけた様子で呪衰者は笑う。
「別に貴女達に危害を加えるつもりはなかったのですよ?ただ私は死んだ同胞のために墓を作ろうと」
何故、コイツがここにいるのかは分からない。でも手間が省けた。私がコイツを殺す。
私は剣を持って奴に斬りかかった。
…
…
…
…
「ゴボッ?」
ん?何かくぐもった声しか出ない?って言うか私は何をして…
「ゴボボボボボ!!」
水じゃねえか!!!!!!!
「ぷはぁ!」
私は急いで体を浮かせる。そこは深く水の張った洞窟であった。
そうか!落ちた先に運良く地下水があったっということか!!!
何と言う幸運だ!いや良く考えたらここに落ちた時点で不幸なのだが!!
にしても、
「あー!」
『あー!』
声の反響度的に考えてかなりの大洞窟だな…。これ外に出られるのか…?
っと言うかそもそもの問題陸地の位置が高すぎてこの地下水の川、いや最早海か?から出られないぞ!?
「寒…」
このままじゃどのみち低体温症で御陀仏だ…。
なんて考えていると…
「キキッ!!」
巨大なコウモリのモンスター×5だ
「待て待て待て待て待て!!!!」
やめろ!今はやめろ!!
弓も落とさずしっかり背中に付いてるし、バナナも出せる。だが…
「どうやってこの状態で矢を射て、バナナを投げろと!?」
体半分水没しながら水に浮いて狙い何か定まるか!!!
「キキッ!!!」
来やがった!!!畜生!どうする!?この状…
万事休す…と覚悟を決めたその時、無数の黒い槍がコウモリを撃ち落とした
「この技…」
どうやら、かなりハイリスクハイリターンな賭けが始まってしまったみたいだな…。
ってなわけで一章中編スタートです。ちなみに切り良く月始めスタートになったのは偶然です。




