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バナナを生み出す能力のお陰で私は毎日幸せです!  作者: フレア
冒険、始めました
28/90

行くぞ!ダンジョン!!

フレアだよー

やあ!私はナナ!!ようやく薬草を集め終わったぞ…。


「やあ、ミリノ」


私は広場で立っていたミリノを見つけ、話しかける。


「あぁ、ナナ…」


ミリノの前にはリノアが眠っている。時節苦しんでいるが先程よりはだいぶマシになったのだろう。少し落ち着いている。


「リノアが心配か?」


「はい…」


「リノアさんは確かにアイツを倒したはずなのに…」


どうやらリノアも騎士長と同じく呪衰者を倒した後、復活した呪衰者に不意打ちをくらったのだろう。


「騎士長も同じだ、いきなり復活した呪衰者にやられた。」


「ついさっきとある老人に話を聞いたが、呪衰者は…」


そこから私はミリノに先程トイから聞いた話を伝えた。


…


…


…


「そうなると…やはり可能性があるのは」


「あぁ、その魔法だろう。」


「ですが魔法と言っても色々あります…明確な種類がわからないのではどうしようもないでしょう…」


…


「とりあえず、まずは残りのダンジョン、この辺りにはあと2つダンジョンがあるのですが、それを攻略するのはどうでしょう」


「ダンジョン?そんなの呪衰者を攻略してからの方が良いんじゃないか?」


「いえ、あの魔物の量。間違いなくダンジョンに引き寄せられた魔物たちでしょう。ダンジョンを攻略すればダンジョンは消滅します。ダンジョンが消滅すれば引き寄せられる魔物はいなくなる、そうすれば次の呪衰者の侵攻の際ある程度魔物を減らすことができるとおもいます。」


「なるほど。」


確かに、あの魔物達が居なくなれば呪衰者に対して自警団全員で戦闘を仕掛けたり、魔物の奇襲を受けなくなったり、今よりずっと楽になるだろう。


「ならば、私も賛成だ。」


「でしたら明日には一つ目のダンジョンに出発します。」


「明日!?」


おいおい、なんでそんな急に…


「ダンジョンの消滅には攻略後約10日程かかるんです。アートリズムダンジョンも消えていなかったでしょう?」


あー、そう言うことだったのか。


「なる程、だから急がなくては攻略は出来ても消滅が間に合わない訳か」


「そう言うことです。」


「ならば行くしかないか」


リノアは間に合わないが仕方がない、私達二人で行くことにしよう。


…


…


…


翌日


「お気をつけて…」


「あぁ」


「はい。リノアさんをよろしくお願いします。」


テンカに見送られながら私達は朝イチでダンジョンへ出発した。リノアの看病も任せてある。


「今回はなんてダンジョンに行くんだ?」


「ポズインダンジョンと呼ばれる山脈地帯にあるダンジョンです。」


「山脈ってことはやっぱり山とか登るのか…?」


「ええ、そのために早く来たんですから。」


「まじか…」


…


…


…


「ゼェー、ゼェー、ナナ、大丈夫…ですか…?疲れて…ませんか…?」


「いや疲れてるのお前だろ!!!!!!!!」


いつぞやのゴーレム軍団の時の体力は何処に行った!?


「グルルルウォ!!!」


「はぁ!…」


が、襲いかかってくる魔物は綺麗に真っ二つだ、ほんとに戦ってるミリノと戦ってないミリノって別人なんじゃないか?


だが、山が険しくなっているのは事実だ。空が近いのか空気も薄い。どんだけ上にあるんだよポズインダンジョン。立地条件悪すぎだろ。


「これ今日の夜までにたどり着けるのか?」


「少し厳しいかもしれませんね…また野宿かも…」


野宿…いつぞやのトラウマがよみがえる…。


「クウァァァ!」


っとここに来て新しい魔物だ。紫色の小熊?だ。かわいいな。


「!ナナさんそいつはポズインベアーです!毒持ってますよ!」


「まじか!?」


美しい薔薇にはトゲがある。ならぬ可愛い熊には毒があるだな!!


私は冷凍バナナで熊を氷漬けにする。


「でも、ボズインベアーはポズインダンジョンに多く引き寄せられるモンスターと聞いています!つまり!」


「あと少しってことか!!」


「クウァァァ!」


「クウァァァ!」


だが、ダークウルフよろしく数が多いがな!


山がどんどん凍っていくぞ!


…


…


「見えてきました!!」


「マジか!?やっとつい…あっぶねぇ!!」


ようやく見えてきたダンジョンの入り口に喜んでいる隙を狙ってかダークウルフが飛びかかってきた!!幸い躱して弓矢で返り討ちだけどな!


「気をつけてください!!ポズインベアーの毒は超協力です!喰らったら動けなくなりますよ!!」


「マジで!?」


こんなところで動けなくなったら一貫の終わりだ。私を担いで下山することも出来るだろうが大幅なタイムロスになってしまう!


「クウァァァ!!」


「クウァァァ!!!」


「クウァァァ!」


そう思うとさっきまで可愛らしさすら感じていたポズインベアーがいきなり怖く感じてくるな…


私は冷凍バナナを使ってボズインベアーを氷漬けにしながら見えてきた入り口に向かう。不意打ちされないよう、念入りに念入りにだ。


「入りますよ!!」


「わかった!!」


そうして第二のダンジョン、ポズインダンジョンの攻略が始まった。

ポズインは言わずもかなポイズンをもじったものです。なんかファンタジー感を出したかったのです。

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