始めるぞ!生活!!
フレアました。
やあ!私はナナ!!今はとある村に滞在している!!
村長との話し合いが終わった後、私達は与えられた部屋で今後の作戦会議を行っていた
詳しい構造は良く分からんが、ダンジョンの場所を特定できるという道具によるとこの近辺には残り3つのダンジョンが存在していることが分かった
なのでその3つのダンジョンを攻略するまでの間はこの村に滞在することが決まった
「というわけで魔力探知機に引っ掛かったダンジョン反応は3つです。前回は準備不足が祟ってナナさんが最悪なコンディションでスタートしましたが、次からは無いようにできる限り準備をしてから出発することにしましょう!」
「異論なしだ」
「私もー!」
こうして長かった会議が終了を遂げた
「とりあえず、今日のところは自由行動としましょう。この村には色々なお店もあるようですし。あっこれは、今日のお金です。大切に使ってくださいね。」
お前は母親か?
謎の小遣い制に驚くもまあ感謝して受けとる
「あ、ありがとう。」
「わーい!ありがとう!!」
こうして今後の作戦会議をした後、各自自由行動となった。
せっかくだ。私もこの村を見て回るとしよう。暫くはここで暮らすのだから、知っておいた方がいいだろう。
ちなみに渡された金は5000G…さっき簡単な物価なんかも教えて貰ったが、そこから逆算するに日本円変換で大体5000円ってところだろう。分かりやすくていい
それにプラスして王から渡されていた準備資金10万Gで合計10万5千円って所か。
っとかなり広めの宿からでて外の空気を吸う。
うーん!空気がうまい!!工業化が進んでいないからか、前世よりも全然空気が綺麗だ。
とりあえず遠くに見える広場のような所を目指して歩き始める。
「あっ!英雄様!」
「英雄!こんにちわ!」
「ははは…」
道行く人々から英雄!英雄!と称えられるのはさすがに少し恥ずかしいな…。悪い気はしないが!
たどり着いた広場にはたくさんの店が並んでいた。食べ物にアクセサリー、そして武器。なんでもござれだ。
武器…武器かぁ…。そういえばミリノは剣。リノアは鈍器。と武器を持ってないのは私だけだな…。
つい先日のアートリズムダンジョン攻略の時も、冷凍バナナが使えない状況に散々苦しめられた…。
「あっ!どうも!英雄様!!」
「ん、あれ?」
どうやらそんなことを考えていたせいか無意識に武器屋の前まで歩いて来てしまったようだ。
「何かお求めですか?」
「あ、いや…」
そう言う訳じゃ…と言おうと思ったが、よく考えると悪くないかも知れない。この先もおそらく苦難が待ち受けるだろうし、何かしらの武器はあった方が良いだろうしな。
「お求めではないんですか?」
「いや、何か買います。」
「!ありがとうございます!!」
店主のオッサンが嬉しそうにそう言う。
っと言っても、武器なんて使ったこと無いからなぁ…
「もしかしてお悩みですか?」
「!あぁ…恥ずかしながら武器なんて使ったことが無くて…」
「そう言えば昨日の戦いの時も生身でしたね」
「昨日…?あぁ!もしかして、囚われていた一人ですか!」
「えぇ!」
「昨日の今日で働いて体は大丈夫なんですか?」
「むしろ、暫く殆ど動けないで放置されていたので体が鈍っちゃって。妻からも休めと言われたのですが、私からすればこれが息抜きのようなものです。」
「大変でしたね…」
「っと!話が逸れましてね!!宜しければ色々お試しになって決めたらいかがですか?」
「良いんですか?」
「はい!ちょうどすぐそこに訓練場がありますので、そちらで」
お言葉に甘えるとしよう。
…
…
…
剣
「はぁ!!!」
私は手にもった剣で目の前の案山子を切りつける。
「うーむ。」
イマイチだな…。それにミリノと被るし。
杖
「はぁ!!!」
私は杖を上にあげ叫ぶ。何も起こらないが。
そもそも私は魔法使えないからな
ブーメラン
こんな珍しいものもあるのか
「はぁ!!!」
私は案山子にブーメランを投げつける。
冷凍バナナでよくね?
槍
「はぁ!!!」
私は槍を大きく突きだし、案山子を刺す。更に先端の刺す部分の両サイドについている斧のような刃で横に一閃。
…
…
…
これ、リノア向きじゃね?
キープ。
ナイフ
「はぁ!!!」
さっと案山子に突き刺す。
護身用に良いかもしれないな。
キープ
鞭
「はぁ!!!」
案山子を打ち付けようとするが、へにゃっとなってしまいうまくはいらない…。
ナックル
そもそも私は武闘派ではない!!!!
…
…
…
「なかなか合うものが見つからないな…」
「やっぱり、英雄様の出せるバナナの方が強いですねぇ…武器屋としては果物に負けるのは少し来るものがありますが…」
「いや、私のあれは最早果物っていうか危険物だし…」
結局、槍とナイフだけ買って帰ろうかと思ったのだが…
「そう言えば!!少しお待ちください!確か…この辺に…」
…
…
…
弓
明らかに今までの物とは違うな…手に馴染むぞ!!
「実はそれ、以前ある行商人から仕入れた弓でして、色々な効果がある魔弓…らしいのですよ」
「らしい…?」
「っというのもその装備、何故か身に付けれないんですよ」
「?今私が普通に持ってますが…」
「私に貸してみてください」
「あぁ…」
オッサンに弓を手渡すと、その弓はオッサンから弾くように離れて地面に落ちた。
「なっ!」
「皆こうだったので、誰にも装備できず…正直詐欺にあったのかと思ったのですが…」
私は床に落ちた弓を手に取る。
「やはり英雄様なら装備できましたね!!」
「はい…もの凄く手に馴染みます…」
正直驚いている。言うなれば数年間ひたすら使い続けたシャープペンシルのように当たり前のように馴染む。
「試してみてもいいですか…?」
「えぇ…どうぞ。」
「こちらを」
オッサンから矢を受け取り、玄を引く。
シュッ!と引き寄せられるかのように矢が案山子に刺さる
「お見事!!」
「凄いなこれ!」
買いだ!!!!
…
…
…
「えっと魔弓一点、両刃槍一点、ナイフ一点で…50000Gになります。」
「安くないですか?」
「はい、魔弓に関しては貴女以外装備出来ませんので代金は結構です。」
「いいんですか!?」
「貴女には大恩もありますし是非お受け取りください!」
店をでると夕方。
思いがけない収穫にほくほくとした気分で私は宿に戻った。
ちなみにデザートコーナーの時系列は大体ここら辺です。




