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バナナを生み出す能力のお陰で私は毎日幸せです!  作者: フレア
冒険、始めました
21/90

村だ!休むぞ!!

フレアでござる。

やあ!私はナナ!!昨日、私は初ダンジョン、アートリズムダンジョンの攻略に成功した!!


現影使い…とかいうボスモンスターに囚われていた人々も無事解放し、初陣としてはかなり上出来な結果だろう。


その後、助けた村人たちの村が近いということで数日間その村に滞在することになった。


まずはゆっくり休んでくれ。っということで宿を提供してもらえた!気が利くじゃないか!!


王なんかゴブリンキング倒して早々面談させてきたからな!!!私達はお言葉に甘えて今はぐっすり睡眠中だ!!!


「ふわぁ…」


「ううむ」


「うーん」


うーむ、朝か…あー、頭がぼうっとする。


「お目覚めでしょうか?英雄様方」


「あ、うん」


「はい…」


「う…んzzz」


「温泉の準備が整っているのですが、いかがですか?」


お風呂かぁ…入りたい…んん、あぁ何日ぶりだろう。


少しずつ頭が覚醒してくる。


確かに汗で気持ち悪い、ダンジョン攻略で何日も入れていないしな。昨日は眠気が限界で気にならなかったが…


「あぁ、入らせて貰おう」


「わたしもー」


「私もお願いします。」


「はい!」


…


…


…


露天風呂かぁ、いいなぁ…


心が落ち着く。


「うぅ…体の節々が痛いです…」


「ごめんね…ミリノちゃん…」


「少しやりすぎたか…?」


「いえ、元はと言えば操られていた私のせいですし、ナナさんのバナナで目立った傷はなくなっていますので、お気になさらず」


「そういってもらえると助かるが…」


「ていうかナナ、ネックレスつけたまま温泉入ってるの?」


「いや、やっぱり取れなくてな」


「やはり何かの呪いのアイテムとかでしょうか…?」


「これに関しては鑑定してみないとわからないねぇ…」


「まあ、不調はないし大丈夫だと思いたいが…」


最悪温泉で錆びて取れたりしないだろうか…


まあ今は考えるのはよそう。


にしても…久しぶりに心が落ち着く…。思えばこの世界に来てからまともな休息なんて初めてじゃないか?


異世界歴五日目。一日目はゴブリンキングとの戦い。二日目は冒険の始まりとぶっ続けの戦い。三、四日目はダンジョン攻略。本当にハードスケジュールで元の世界を思う時間すらなかったな…


考えると元の世界への未練が溢れてくる…母さんは大丈夫だろうか…。アイツらは元気にしてるだろうか…。


そう考えても私は既に死んだ存在。向こうの世界に戻ることは無いのだろう


そんなことがあればまごうごとなき死者蘇生…


というかすっかり忘れていたが、私の死因ってなんだっけ?


「ナナさん?どうかしましたか?」


「大丈夫?」


「!あ、あぁ問題ない!!」


っと!難しいことは後回しだ!今この世界での私の目的は魔王を倒し!世界を救うことだ!過去のことを考えている場合ではない!


「そろそろ上がるか」


…


…


…


しばらく入ったのち私達は上がり、すぐに私達の借りている部屋に朝食が運ばれてきた。旅館みたいだな。


「豪華だな…」


「美味しそう!!」


「こんな贅沢なもの良いんですか?」


「当たり前ですよ!!皆さんは村の皆を救ってくれた英雄なんですから!!!」


運んできてくれた女の人がそう言った。


「別にそんな大したことはしていないが…」


「そう、ご謙遜なさらず!」


「あと2時間後に長老様からお話があるそうなのでまたお呼びしますね。」


「ありがとうございます。」


本当に良待遇だな…。


「いただきます!!」


「いただきます。」


「いただきます。」


私達は箸を進める。


「リノアさんそんな急いで食べたら詰まらせますよ?」


「だって!食事は魔力に還元されるんだもん。魔法使いにとっての命だよ!」


ほう。初耳だ


「魔法使えないのにか?」


「確かに…」


「か、風邪魔法なら使えるもん!!!」


「それは使え…」


無いとは言い切れないな…ゴブリンキングの時みたいな件もあるし…


現影使いに囚われていた人々、そのほぼ全てがこの村の住民であった。


一部外部の冒険者等も含まれていたがな。


幸い、犠牲者は出ていないらしい。捕まっていた殆どが、森に出てダンジョンに迷いこんでしまったわんぱくな子供、それを救うためダンジョン攻略に向かったこの村の自警団や通りすがりの冒険者。交渉に出掛けた若き村長等、体力のある人間だったと言うのが大きいだろう。


それにとても満足と言えた量では無いが奴はしっかりとアイツらに食事を与えていたらしい。


排泄や服の着替えまでさせていたようだし、本当にお人形扱いしていたのか…それとも…


「ごちそうさまでした!!!」


はっやいな!!!


「ごちそうさまでした。」


お前もかよ!!!


そんなこんなで風呂に入り、飯を食い、久しぶりの平穏な朝を向かえた私だった。

と言うわけでここからが1章本格スタートとなります。

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