ラストスパートだ!ボスバトル!!その4
フレアデス星団。
やあ!私はナナ!奴に操られていたミリノを無力化してやった!!あとは奴本体だけだ!!!
「私の人形によくもォォォォォォ!!!」
「ミリノちゃんはお人形じゃない!!!」
「あとはお前だけだ!」
「このォォォォォォ!!!」
奴は影の槍を構える。
「ミリノちゃんの分まで!!」
「その言い方じゃミリノ死んだみたいになってるぞ…」
私達も杖と冷凍バナナを構える。
「行くぞ!!」
「オッケー!!!!」
まずはミリノに流れ弾が行かないよう、離れたところまで走る。
そして影の槍も先程と同じく、鞭によって介入できなくなるギリギリのところで冷凍バナナをぶつけ、無力化する。
「散らばるぞ!」
「わかった!!!」
そのままリノアは左へ、私は右へ移動する。
「くらえッ!!!!!!」
が、奴は近づこうとする私達を刺し殺そうと、自分の回りに大量の影の棘をはやし始める。
「っと!」
なす術がない私は後ろにバックステップするが、リノアは杖を使って棘が生えきる前にゴルフの要領で折り跳ばす。
「っ!!!」
奴に大量の破片が飛び散るが影の壁で防がれる。
そのまますぐに槍の雨だ。
「っ!!」
「うっ!」
近寄れない…。遠距離攻撃は壁で防がれる上にそもそも冷凍バナナしかない。近距離は近づけない…。詰みじゃないか?絶対最初のダンジョンに居て良い敵じゃないだろ。
「くらえぇぇ…っ!!!」
っと?とか思っていたら異変だ。先程まで絶え間なく槍を撒き散らしていた現影使いの攻撃が緩み始める。
「やった!魔力切れだよ!!」
「魔力切れ?」
「魔法を打つのに魔力使うでしょ?それが切れちゃった状態のこと。」
いわばスタミナのようなものか。走りで例えるのならば、先程までの奴は怒りに任せて常に全力疾走をしていた状態。私達との戦いがコース。私達の殺害がゴールなのだとすれば、奴はゴール前でバテてしまった状態だ。
「こっのぉぉぉぉ!!」
当然緩まったとはいえ、最初の頃よりも強いが、このくらいならば二人係で行けば何とかなるかも知れない!!
「今がチャンスだ!!行くぞ!!」
「わかってる!!」
「はぁぁぁぁぁぁ!!!」
リノアが飛んでくる槍の隙間を縫いながら杖を槍のようにして現影使いに攻撃する。
「くそっ!!!」
当然壁で防がれるが…
「いっけええええええ!!!!」
「ッ!!!!!!」
壁がリノアの攻撃に耐えきれず貫通してしまう。
「ぐっ!!」
奴はかなりの勢いで吹き飛ぶが、途中で体勢を立て直す。
「このっ!!!」
そのまま私達の足元に棘をはやす。
がやはり先程よりも速度が遅い、簡単にかわし私は冷凍バナナを投擲する。
「ッ!!!!!!」
前と同じく鞭で弾かれるが
「おっと!!」
バナナに気を取られていた奴は急接近するリノアへの反応が遅れた。
「はぁ!!」
リノアはそのまま現影使いを杖で凪払おうとするが、
「うぅ!!!」
地面から自分と杖の合間に棘をはやし、防御する。そのまま槍を生み出そうとするが
「ほら!!」
「ッ!?!?」
突如その場で宙を舞う。バナナの皮だ。
当然リノアはその隙を見逃さず、杖で吹き飛ばす。
「ああああああああああああッ!!!!!!」
壁に勢いよく叩きつけられた現影使いの姿が元の小さな少女に戻る。チェックメイトだ。
「ッ…な、なんでよ…せっかく…おとも…だちも手に入ったのに…」
槍が飛んでくる。だが一本だ、簡単に避けられる。
「せっかく…一人じゃなく…なったのに…」
その一言を聞いた私は冷凍バナナをぶつけた。
あまり見せるものでもない、それを戦いの最中地面に空いた穴に隠し、上から岩で埋める。
「たお…したのか…?」
「ほん…とうに…?」
わぁーっという大歓声。次々に影で縛られていた人たちが解放されていく。
初ダンジョン攻略完了だ。
少し短いですが今回はここまでです。




