ラストスパートだ!ボスバトル!!その2
フレアですわよ。
やあ!私はナナ!!正直っ!!今までで一番ッ!不味いかもしれないッ!
「そんな…勇者様が…」
「嘘だろ…!!」
外野もどんどん絶望していく。
「…」
「おいミリノッ!!」
ミリノが操られた!!
「ミリノちゃん!やめて!!」
「余所見するなァァァァァ!!!」
「うわぁっ!!」
「リノア!!」
「…!!」
ミリノの剣に吹き飛ばされる。
「ッ!!」
「うわぁ!!」
っと同じく吹き飛ばされてきたリノアとぶつかり背中合わせの形になる。
「大丈夫か!?」
「ナナこそ!!」
「ミリノってこんなに強かったのか!?」
「剣が下手なだけだもん。レベルに関してもナナさんのお陰で改善されてるからミリノちゃん自身の能力はすんごい高いんだ!」
「つまり、普段のミリノは自分自身の高い能力を生かしきれてないが、あの現影使いの奴が操ってる今は、その高い能力が存分に生かされてるって訳か!!」
「やれぇ!!!人形!!!」
「……!」
「ッ!」
「危ないッ!!」
リノアが杖でミリノの剣を受け止める。
「ぐっ!!」
「……!」
「はぁぁぁぁぁぁ!!!」
さらにミリノの剣を受け止めて動けないリノアに向けて現影使いが大量の槍を放つ。
生成スピードも上がっているなッ!だが、
「その攻撃はもう見切ったと言っている!!」
私は槍に向けて冷凍バナナを投げつける。
「無駄だァッ!!」
しかし
「なんだとッ!?」
奴は冷凍バナナを影の鞭で弾き飛ばしてしまう!
早いッ!冷凍バナナが爆発するよりも早くどこかに吹き飛ばしやがった!
っとそんなこと言っている場合じゃない!!
こうなればッ!!
…
…
…
…
「ッ!」
「え…ナナ…?」
良かった。リノアには一発も刺さってないな。ミリノにも流れ弾は無いようだ。
「ごめん!ミリノちゃん!!」
「…!!」
ミリノを杖で吹き飛ばし、すぐにリノアが寄ってくる。
「ナナ!大丈夫!?」
背中に七本、右足に一本、肩に二本。背中に刺さったものは腹まで貫通しているな…。幸い、心臓や、頭には狙いどおり刺さっていないようだ。
「わ…るい…リノ…アこれ…抜いて…くれないか?」
「な!?ダメだよ!!これ抜いちゃったら出血で!!」
「問題…ない…」
「でも!」
「たの…む!!」
「!わかった」
私も自分で何本か抜いていく。早く抜ききらないと、マジで意識が…
「抜けたよ!!って傷が!?」
「はぁ…はぁ…」
狙いどおりだ。
「おい!今あの嬢ちゃん槍で…!」
「でも傷ひとつないぞ!?」
「どうなってる!!」
「どう言うこと!?ナナ!!」
「ハッ!説明は後だ!次が来るぞッ!!」
「…!!」
「なんで死んでないのよォォォォォォ!!!」
リノアの盾になる前にバナナを食べておいたんだ。前のゴブリンキングの際にバナナは食べた瞬間じゃなくても、その直後の怪我も直せるっというのは確認済みだ。おそらく怪我を直すというよりは一瞬で怪我が直るレベルの治癒力を一定時間与える。というのがこのバナナの能力なのだろう。
っと言っても一度しか確認してない上に、計算上大丈夫な位置を予測したとはいえ、心臓や脳みそを一突きされて即死する可能性もあった、意識が飛んでも終わりだ。正直かなり危ない賭けだった…信じられないくらい痛かったし、二度とやりたくはないな。
「…!」
「っと!」
後ろから切りかかってきたミリノの剣を冷凍バナナで受け止める。ほんとに固いなこれ。
「ハァッ!!」
「…!!」
そしてその横からリノアがミリノを杖で突き飛ばす。
「ナナ!!」
「わかってる!」
その隙を狙って飛んできた槍に私は冷凍バナナを投げつける。
「無駄だァォァァァ!!」
当然鞭で弾かれるが、先程とは違い鞭で弾かれた瞬間に爆発し、槍が巻き込まれ凍る。一部しか凍らなかったが前で凍った物に次の槍がぶつかり全て勢いが落ちて、そのまま地に落ちていく。
「よしっ!!」
冷凍バナナに冷凍バナナをぶつけてヒビを入れておいたんだ!!手元で爆発しないか冷や冷やしたぞ!冷凍だけに!!
「なッ!!!!!!!!」
「……!!!!」
っと間髪入れずにミリノが再び切りかかってくる。
「ミリノをどうにかしないと少しキツいぞ!!」
「そうだねッ!!!」
流石にあのスピードは私では無理なのでリノアに任せる。
「このォォォォォォ!!!」
「ハァ!!!!」
私は現影使いに冷凍バナナを投げつける。当然鞭と壁で防がれるが、あちらも攻撃は出来なくなる!!
だが、有効打はまだ見つからない…。
次回 VSミリノ




