↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バナナを生み出す能力のお陰で私は毎日幸せです!  作者: フレア
冒険、始めました
15/90

いくぞ!ボスバトル!!その2

フレアです。続きです。どうぞです。

やあ!私はナナ!現影使いとの激戦を勝ち抜いたのも束の間、奴には逃げられてしまった。


最も行き先はただ一つしかないのだが…。


目の前にはかなり先まで続く一本道。まさにボス戦前といった雰囲気だ。


それに…道を守るように蠢く大量のウルフやゴーレムが暗に正解を示していた。



冷凍バナナを構えて前を向く。


どうするか…この状況…!!




―――――――――――――



突然私の全身を包み、体の自由を奪っていた影が柔らかくなる。


少々品がないけど、今ならば引きちぎれるだろう。


影に指を食い込ませて思い切り引きちぎる。


「はぁぁぁァッ!!」


「きゃっ!?」


影を裂いた私の目に飛び込んできたのは、貼り付けにされた無数の人々と床に拘束されているリノアだった。


「これは………」


リノアの方はまだ息があるようだが、人々の方は影に隠れているせいで良くわからない。


考えたくはないが捕えられた日付によってはもう…


「驚いた………まさか影を筋力で千切っちゃうなんて…どんな力してるの…?」


そんな時、広間に少女の声が響く。


ナナは負けてしまったのか…という考えが一瞬過ったが、少女は先程みた時よりも焦燥し髪や服が乱れているようにも見える。


少なくとも敵を片付けた後には見えなかった。


恐らくナナは勝利している。そうして不利になった彼女は逃げてきたというのが一番考えられる可能性。……つまりここが彼女の本拠地ということだ。


賜った勇者の剣を構える。


「この人達を解放してください…!」


「っ…」


彼女は地面から無数のダークウルフを生やし、臨戦態勢に入る。


易々と人々を解放する気は無いということだろう。


それならば、勇者としてやるしかない。


「はぁっ!!」


恐らくダークウルフは文字通り無限に出てくる…ならば少女本体を斬るしかない。


そう考えた私はウルフを斬り飛ばしつつ、少女の元へ走る。


「……っ!」


しかし、少女目前…という所で後ろに下がる。…影だ。


先程と同じように私を拘束するつもりだったのだろう。


「グルルルルゥ!!」


だが、罠を回避出来たものの、せっかく斬り拓いた道は再びウルフに埋め尽くされる。


「貴女は…あの娘みたく一辺に倒せないみたいだから……辛いでしょ?」


「ッ…」


言う通り、私にはウルフをまとめて倒す術はない。一匹、一匹削っていかなければならないのだ。


飛びかかるウルフを斬りさく。


敵は集団ということもあり、徐々に体力が削られる上一度でも攻撃を受け何処かしらの部位に不調が起きればすぐに負けてしまうだろうというプレッシャーが私を襲う。


「それ!」


「っ!」


それに時々死角から放たれる槍が問題だ。彼女の魔法なのだろうがそれなりのスピードで飛ばされるためにそちらにも意識を向けなくてはならない。


「グルル!!」


「このっ!!」


小回りが効かない剣じゃやりずらい…!!


…誰も見てないみたいだし、ここは一度剣を捨てて…



「誰だ…アレ?」


不意に老人の声が響く。


「女の子…?」


続いて女性の声…。


意識あったんだ…!


最も私が誰かまでは把握出来てないようだけど…


「グルルルゥ!!」


「っ!」


すんでのところで飛びかかってきたウルフを避ける。




「誰かが戦ってる!!」


「助けてくれ!!」




「精度…下がってるわよ…!」


「ゴォォ!!」


「しまっ!」


ウルフに紛れ不意打ち気味に現れたゴーレムの拳に剣が弾かれてしまう。


そのまま振り上げられた拳は私に向けて振り下ろされ………




―――――――――――


冷凍バナナを短剣代わりにゴーレムに叩きつける。


どうやら冷凍バナナ自体の強度も私に調整できるようで…鈍器として扱えるようだ。


ひびが入ってきたら爆発する前に投げ捨てて起爆。また新たに生み出して攻撃。


少なくともこれでがむしゃらに投げ続けるよりも道が塞がる速度は落ちる。


いやゴーレムより硬い冷凍バナナってなんだよ…


大半は光で照らせば消えるものの、数匹は本物が混じっているから質が悪い。


それに偽物抜きにしてもそれなりに数がいるのだ。



そんな時…突然奥の部屋から大きな地響きが鳴り響いた。

現影

生き物は照らされれば消えてしまうが、無機物ならばずっと残る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。