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バナナを生み出す能力のお陰で私は毎日幸せです!  作者: フレア
冒険、始めました
14/90

いくぞ!ボスバトル!!

フレアです。ボスバトルスタートです。

やあ!私はナナ!今は突如現れたこのダンジョンの主…私たち風に言うならボスモンスター、現影使いと交戦している。


おまけにミリノとリノアも捕まってしまって私1人…。


「さあ!ダークウルフも片付けた!今度こそとどめをささせてもらおう!!」


私は冷凍バナナを構え、奴に放り投げる。しかし


「ゴ、ゴーちゃん!お願い」


「ゴォォォォ!!!」


やつの背後から凄まじいスピードで現れたゴーレムに爆発前に握りつぶされてしまう。


あのスピード!!リノアをやった奴か…!!


「ゴォォォ!!」


握り潰されたバナナが高速で投げられる。


「うおあぶねえ!!」


「やっちゃって!ゴーちゃん!!」


「ゴォォォォォォォ!!!!!」


「ッ!!」


私は前方から高速で迫ってきたゴーレムの足元を目掛け冷凍バナナを投げ、爆発させる。しかし、その巨体の何処にそんな機動力があるのかゴーレムは爆風をバックステップで回避、更に回避先に落ちていたダークウルフの氷像を、こちらにサッカーボールのようにシュートしてくる。


「っ!!」


瞬時にかがんで回避する。


するとその時、私が大きな影で覆われていることに気がつく。


ゴーレムの体で影が出来てしまったのだ。


「それ!」


転がるように影から抜け出すと、その瞬間無数の槍が影の中から現れる。



あと一歩で全身穴だらけだったな…。


そう一息付く間もなく、油断した私をゴーレムの裏拳が襲う。



風を切るような音と何かがぶつかる轟音と共に体を鈍い痛みが走る。


「いって……」


壁にめり込む私の前にゴーレムが立ちはだかる。


このまま拳で叩き潰すためか…恐らくそうではない。


痛みが走る体を無理やり動かし、影を抜ける。


すると影は先程私が居た場所を覆うように膨張し元に戻る。


私のことも拐うつもりだったのだろう。


「失敗しちゃった…」


「とんだ欲張りだな…!」


バナナを頬張り傷を癒す。


「その傷を癒す食べ物…凄いめんどくさいね…」


するとゴーレムは再び高速で移動を始める。


「っと!」


しかも先程までの攻撃とは違い、次は私を握るような攻撃をしかけてくる。


恐らく体の自由を奪ってバナナを食べる事を封じるつもりなのだろう。


「ゴーちゃん…ちゃんと捕まえて…?」


すぐに影から槍が現れ、次は私に向かって投擲される。


「うおっ!?」


予想外の攻撃に避けきれず数本刺さってしまう。


「本当にあぶねえ…」


幸い急所ではない上アドレナリンからか痛みはあまりなく、続くゴーレムの攻撃を避けつつすぐに引き抜き回復をする。


何が案外疲れるだ…連発してるじゃねえか


「ついでに貰うぞ…?これ」


そして槍の1本を武器としてそのまま拝借する。


最も当然槍なんぞ使ったことはないのだが…まあないよりはましだろう。


恐らくただ闇雲に冷凍バナナを投げた所で先程のように回避されるのがオチだろう。


何かしらで動きを止めたいのだが…


そんな思考を邪魔するように私を巨大な拳が襲う。


「チッ!」


ダメ元で地面に突き刺さった拳に槍を突き刺してみるが…やはり効果はない。


カン!と硬い岩の感触が伝わっただけだ。


すぐに影から現れる槍を回避する。



ゴブリンキングの時とは違い、2体1というのもキツイ…!


……ゴブリンキング?



そこで私は思い出した。足を止めるのに最も役立つ技を。


すぐにゴーレムから離れて距離を取る。


「逃げても無駄だよ…?」


当然ゴーレムは私を追ってくる。


そこで私は生のバナナを作り出し、こちらに向けて爆走してくるゴーレムの足元に投げつけた


「ゴォ!!」


「ゴーちゃん!?」


予想通りゴーレムはその場でコケる!


「これで動きが止まったな」



私は飛躍し、真下のゴーレムに冷凍バナナを投げつけた


「な!?」


最大出力。ゴブリンキングを凍らせた際と同じように白い霧が辺りを埋め尽くす。




霧が晴れて現れたのは氷漬けのゴーレムと驚いた顔の少女だった。


私は再び冷凍バナナを生み出し、構える。


「これで終わりだ…!!」


守ってくれる者を失った少女に向けて冷凍バナナを投擲…しようとした瞬間だった。




先ほど生き残っていたダークウルフがバナナを握る左手に噛みついてくる。


「なっ!?」


よく見るとそのダークウルフに黒いものが纏わりついているのが分かった。


恐らくこの影で無理やり体を動かしているのだ。最も気がついた所で意味はなかったが…


これによって、驚きと痛み、ダークウルフの重みで思うように力が入らなかった左腕から放たれた冷凍バナナは私のすぐ前方に落ちてしまったのだ。


「しまった!!」


反射的に右手で顔を隠し、バックステップで後ろに回避したが


「うぐぅ!!!」


体の全面に凄まじい冷気を浴びる。


「痛…っ!!」



我ながら凄まじい火力だ…!!殆ど当たってないのに凍りついていく…!!



表面の凍った腕を顔から話した時にはもう既に奴は居なかった。








すぐにバナナを生み出し食べる。


幸い凍傷にも効くのかすぐに痛みはなくなり氷が溶けていく。


「逃げられた…!」

とりあえずこのダンジョンは遅くても4~5話くらいで終わらせたいと思っています。






出来るかなぁ…

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