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バナナを生み出す能力のお陰で私は毎日幸せです!  作者: フレア
冒険、始めました
13/90

疲れた…このダンジョン…

フレアっす!よろしくっす!

やあ!私はナナ!面倒事製造機が連れ去られた!以上!!


「凍れ!!」


私はダークウルフに攻撃されないよう、走り回りながら手当たり次第に冷凍バナナをぶつけていく。


一方リノアは逃げ回る私とは対照的に、積極的にダークウルフに近づき、切り裂いていく。


くっそ!冷凍バナナで霜焼けになりそうだ…!!


「はぁ…はぁ…」


「ミリノ!大丈夫か!」


しかも全速力で走ったあとなので体力の消耗もある。


「えぇ!まだ!全然!」


迫り来るダークウルフを切り捨てながらそう返してくる。


痩せ我慢って奴だろう。明らかに疲れている。


「にしても数が!多いな!!」


「本当に…!!」


何匹出てくるんだコイツら!


「ッ!」


「大丈夫か!ミリノ!?」


「えぇ!かすり傷です!!」


不味いな…わらわらと湧くダークウルフは尽きる気配がない…。まるでゲームの無限湧き…無限湧き?


「おい!ミリノ!!コイツらってまさか無制限に生み出されてるんじゃないのか!?」


「無制限…?そんな…いや、まさか!」


「なんか心当たりがあるのか!?」


「何処かのダンジョンに、現影使いなる者がいると聞いたことがあります!!」


「幻影使い?」


「ええ!現実となる影!現影を生み出す力を持つ魔物だと聞いたことがあります!!」


なるほど、幻影ならぬ、現影という訳か。


「確かに!この以上な数も!全て偽物の影なのだとすれば!説明がつきます!!」


謎が解けた。確かにここは壁にかかってる松明しか無く、全体的に影まみれだ。その現影使いとやらが犯人で間違いないだろう。だが、それだけでは意味がない!コイツらが無限に湧くと知っただけで状況は全く変わらない!!


「コイツらに弱点は無いのか!!」


「現影使いとの交戦の際は、影を生み出される前に勝負をつけるのが基本です!!」


「じゃあ!影を生み出されたら!?」


「多分無理です!!!」


終わりじゃねえか!!!!!くそ!!現影使いなんて居なくて、ただの考えすぎだと信じながらダークウルフを倒し続けるか!?


あー!!なんか無いのか!?影を消す方法とかぁ!!


って!あるぞ!そういえば!!


「相手が影ならば!!」


そして私は手にバナナを生み出す。


「これでどうだ!!!」


そして目映い光を放つ


「うわっ!眩し!!」


「耐えろ!」


くそ!目の前が白い!!


…


…


よし!だんだん慣れてきた。


「なっ!ダークウルフが殆ど消えています!?」


「役に立ったな…これ…」


そう!私はこの辺り一帯に及ぶような目映い光を放つ、光るバナナを作り出したのだ。結果的に薄暗く、影だらけだったダンジョンは明るく照らされ極一部にしか影が無くなった。そして!奥への道!!その途中に佇んでるアイツが!!!


「う、嘘!私の影が…」


黒いローブに身を包んでて声しか分からないが


「あなたがここのボスですね!!」


「ッ!」


ビンゴみたいだな


「いってきて!私の影たち!!」


「そうはいくか!!」


バナナによって照らされて残った影から魔物が出てくるがそいつにバナナをぶち当てる。そこだけで無く、辺り一帯にバナナを投げまくる。


そして、全てのバナナが同じ光量で発光し、影が無くなる。


「影が無くなくなれば、お前は何も出来ないな」


「そんな!」


「覚悟してください!!!」


そして、ミリノが切りかかる!が


「なっ!!」


突如ミリノの足が床にめり込む


「ミリノ!?」


よく見たら…アイツの足元!影だと!?バカな!この光量でできるはずが!!


「ふふ、わ、私は影を作ることも出来るんだよ…?範囲は極わずかだし…体力も…使っちゃうけどね…」


「そんな…!くっ!こっ!!」


そしてミリノの体が影に包まれる。


「ミリノ!!!」


「ふふ…また一人…捕まえちゃった…」


ミリノを包んだ影はそのまま床に入り消失する。


「一人ってことは!リノアも!!」


「へ、へぇ…あの娘…リノアっていうんだ…。」


「よくも二人を!!!!」


「ヒッ!べ…別に殺してはないよ…勘違いしないでね…ただ…お人形になってもらうだけだよ…」


「ふざけるな!!二人を帰せ!!」


「ふふ、心配しなくても…ちゃ、ちゃんと貴女も、仲間にいれてあげるから!!!」


ッ!何か、来る!!


私は何かを感じ、その場から飛び退いた。すると先ほどいた場所にちょうど私くらいの大きさの影が出来ている。


「も、もう躱さないでよ…結構つかれるんだよ…これ…」


結構疲れる…ならば体力が切れるまで避け続けてやれば…!


「グルルルゥ!!!!」


って!ダークウルフだと!?バカな!影はもうないはず!!


まさか、本物か!?


「やっちゃえ、ウルフ」


「あぁ、くそ!!」


当然さっきの影ほどではないがそれなりの量がいる。


「チッ!!」


私は冷凍バナナを構え、投げッ!


ってあぶねえ!!!


る前に私は急いで飛び退いた。足元にはまた影が出来ていたからだ。


だが、回避した先で


「グルルァ!!」


「しまっ!!」


ダークウルフの爪を食らってしまう。


いったいなぁ!!ゴブリンキングの奴にやられたときほどではないが、それなりの痛みがはしる。


「よ、余所見してていいの?」


くっ!!


更に足元から影!


「このッ!!」


そして今度こそ冷凍バナナを投げつける。


幸い、奴らは大部分が固まっていてまとめて始末することが出来た。数体は生きているがこちらに怯えているようだし、気にしなくていいだろう。


「す、凄い威力…」


「降参するか?」


「ますます…欲しくなってきちゃった!!」


チッ!


だがコイツを倒せばこのダンジョンも終わりだろう。初ダンジョンラストスパートだ!!気合いをいれていくぞ!!!

初ダンジョンもラストスパートです。戦闘描写って難しいですね…。

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