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プロローグ2

俺たち三人は準備をして迷宮の前にやってきた。

新しく発見されたばかりの迷宮なのに周りには人の気配がない。

どういうことだ?


「あれ!?おかしいな、もっと人がいるはずなのに……」

「確かにな。出直すか?」

「何言ってんのよ!これはチャンスよ!」


俺やカストロは何か引っかかったが、サラにひっぱられて迷宮に入っていったのだった。

俺たちの入った後に、冒険者ギルドの職員が『立入禁止』の札を張っていったが俺たちには知るよしもないことだった。



俺たち3人は順調に迷宮を進んでいた。

周りを浮遊する灯火によって迷宮が照らされている。

これは俺の魔術で作ったものだ。

一応、灯火のスクロールや火が使えない時用の光のスクロールも用意している。

迷宮では必須といえよう。

おっとまた魔物が来たようだ。


「カストロ頼む!」

「まかせろ!」

「ルーンドックが6体……ガウス、いつものように頼みます!」


俺はすぐに呪文の詠唱を唱え始める。

 カストロはまっすぐ突っ込み敵を抑えている。

 彼は防御に特化しており抑え役は適任だ。

 サラが俺の前に出て防御結界を展開する。

 さらにその結界を操作して敵の動きを阻害してカストロの援護をしている。

 特殊な使い方だが彼女によると攻撃さえもできるという。

 威力はたいしたことないらしいが。


「よし準備完了だ!」

「頼むぞ!」

「了解!」


 俺が呼びかけると二人は素早く脇に退避する。

 そこへ敵に向かって大きな氷の槍が大量に降り注ぐ。

 あっという間に敵が全滅する。

 ある程度以上の強さが現れた時にはいつもこのフォーメーションである。


「相変わらずえげつない威力だな……自分一人なら1対1でも結構時間がかかるぞ」

「結構、強い敵が出てきだしましたね」


 俺たちは早くも深い階層まで降りてきていた。

 探索する部分が少ないのだ。

 中央部分に巨大な空間があり、その周りを螺旋状に降りていく回廊のような構造になっていた。


「この中央部分はどうなっているのだろうな?」

「お前の魔術で壁をぶち破ってみたらいいんじゃね?」

「危ないような気もするけど……結界を張ってやってみる?」


 俺はちょっと壁から離れた位置から巨大な岩を打ち出すの魔術の詠唱を始める。

 爆発の魔術だと全方向に威力が分散するし、迷宮を破壊しかねないからな。

 前方向に威力を収束させた岩砲弾なら大丈夫だろう。

 サラは俺の後ろで結界を張りその隣にカストロがいる。

 岩砲弾が壁に当たるとドーン!という音がしてそのまま壁を突き破っていった。

 前方に丸い穴が空きそこから光が漏れている。

 成功した!でも、まぶしい……。

 ん?穴が近づいてくる?

 いや、俺たちが吸い寄せられているんだ!

 結界ごと折り重なって穴に落ちる寸前、カストロが俺とサラをつかんで踏ん張る。

 助かった!と思ったのもつかの間、ガチャっという音がする。


「罠!?」

「こんなところに!?」

「しかも……転移ぃぃぃぃぃ!?」


 周りの空間が歪む。

 転移罠は基本的に同じ迷宮内のどこかにでる。

 ということは高確率で……

 俺たち三人は白い空間内に出現した。


「やっぱりぃぃぃぃー!?」


 三人の悲鳴が響き渡る。

 カストロはガウスとサラをしっかりつかんだままだ。

 三人は白い空間をどこまでも落ちていった……。


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