篩にかけられる者たち
1問目の解答が全て出揃い、3組共全て正解との結果だった。
1問目の解答者がみんなのところへ戻ってきた。
みんなが問題内容を聞いている。
『心配しなくても大丈夫だよ、難しい問題なんて出していないから。
だってゲームは始まったばかりだからね。』
圭介は腕を組み、笑みを浮かべて3組を見ている。
そうしている内にすぐに2問目の解答者の選択が始まる。
3組は顔を見合わせながら、2問目の解答者を話し合っている。
『さぁ、しっかり考えるんだ。そしてふるいにかけるんだ。』
圭介は2問目を前に話し合いをしている3組を見つめ、
更に『誰が生き残り、誰が堕ちていく。』
そう独り言を呟きながら見ている。
2問目の代表選定が間もなく終わろうとしている。
代表は永田一幸、来島千夏、大柴健吾の3人をそれぞれ選んだ。
岸谷は2通目の封筒を開いた。
『問題はこのチームの中でブレーンのである男性が答えよ』と
書いてあった。
『今度はブレーンか。』岸谷は一幸を見て言う。
『しかも男性となると私か岸谷さんですよ。』
二人はそう言うと黙り込んでしまった。
この沈黙の中に由子は入り込む事は出来なかった。
この沈黙を破ったのは一幸からだった。
『私が出ましょう。リーダーは岸谷さんで、
私はそれを支える役割ですから。』
一幸の気持ちを汲み取ると岸谷は黙って頷いた。
『相島さん、お疲れ様。』千夏が相島を迎える。
相島は『あぁ。』としか返事をしなかった。
千夏は相島の気の無い返事にキョトンとしている。
『じゃあ、2つ目の封筒を開けよう。』
相島は2通目から紙を出すと
『問題はこのチームの中でムードメーカーの女性が答えよ。』
これを見た大友は、『次は千夏だな、頑張ってこいよ。』と言う。
相変わらず投げやりに言う。
投げやりだけど、的確に見ている。
『ここは千夏だね。』香織は千夏の背中を押す。
『どうだった、遥。』戻ってきた遥に
優子が聞くと、遥の替わりに健吾が
『優子は話聞いてなかったのか?
3問終わるまでは問題について
答える事出来ないんだぜ。』
そう言うと健吾は2つ目の封筒から紙を取り出した。
『問題はこのチームの中で積極性のある男性が答えよ。』と
書いてある。
『積極性なら健吾じゃない?浩平は冷静って感じだしね。』
優子は言う。
『俺はポジティブだからな!ここは俺が行かせてもらうぜ。』
『わかった、頼むぜ。健吾。』
そう言うと『よっしゃ!』と一声掛け声をかけて出ていった。
『俺ってそんなに冷静か?』
浩平が優子に聞くと、
『冷静って言うよりかは、健吾の子守役かもね。』と
優子は笑いながら健吾の後ろ姿を見つめながらそう言った。
『2問目の解答者も出揃いましたね、いよいよ2問目を開始致します。』
司会者はそう言うと開始をあらわすチャイムを鳴らした。




