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軍師日記 ~借り物知識で異世界統一~  作者: 楼那
柳泉という男
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2.自己紹介

のんびり投稿中

 突然だが、自己紹介をしよう。俺の名前は高柳泉(タカヤナギイズミ)。名前から分かるとおり2021年2月28日まで日本で高校生をしていたただの一般人だ。部活はしておらず、趣味という趣味もない。自転車で片道30分のところにある本屋で色々な本を読んだ。とりえはそれくらいしかない。そう思っていた。

 卒業式を終えた俺は、これまで面倒を見てくれていた祖父母の家に帰っていた。そしてその道中、中学から合わせて6年間。色々な意味で大変お世話になった神社がある。

 『竜口神社(リュウコウジンジャ)』。かつては多大な信仰を集めてらしいが、今はその面影もなく廃れきっている。代わりに近所の子供の良いたまり場、遊び場と化していた。

 高校卒業後は都会の大学に出るからしばらくここにも来ないだろう。そんな気持ちで神社の本殿へ続く階段を登り始めた。しかしいつまで経ってもたどり着かない。そして気がつけば俺はこの世界へと来ていた。

 そこからは早かった。明らかに不審者だった俺を拾ってくれた人たちがいた。それが先ほど目の前にいた主、『高白麗(コウハクレイ)』の第一皇子『高朱光(コウシュコウ)』が率いる一行だ。

 そして戸惑いまくった俺は朱光と、側に仕えていた老人にだけ簡単に事情を説明した。すると老人はともかく朱光は目をキラキラさせて俺の同行を許してしまったのだ。

 当然他の護衛らは大反発したが、老人が宥めたことで渋々だが認められた。しかしこのときの俺は、まさか国の皇子だなんて知らなかったものだから王宮に連れてこられて腰を抜かしかけたものだ。

 続いてこの世界の紹介だ。まだここに来て数日だが世話役になった下男に聞いたところ、この国は『海興国』という新興国家らしい。初代王が現王である高白麗。元はこの地域周辺を治めている領主だったらしいが、父の死後周辺領主に担がれた弟と対立し、味方に付いた領主達と共に対抗勢力の一切を潰したらしい。その手腕を認められた白麗は周辺の大国に対抗するため、国家の形成を行った。それが海興国だ。

 そしてそんな海興国は『太陽大陸』の最南端に位置しており、南に大海、東に数多の小国、北に『龍尾山脈(リュウビサンミャク)』、西に『燕国(エンコク)』がある。太陽大陸の1番活気のある場所には、この大陸の守護をしている帝なる人物がいるらしい。ここまでのイメージでは日本と中国の歴史を足していくつかで割った感じなのだが、決定的に違うのは太陽大陸という聞いたことのない名前。

 そこまで整理して、ようやく俺が入り込んだ世界が異世界なのだろ察したのだ。

 はたして俺は元の世界に帰ることは出来るのか。そんな言い知れぬ不安と多少のワクワクが心の中を占めていた。

次回投稿日未定

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