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想いの光

私の身体を包んだぬくもりは

私にある光景を視せた

一人の少女と

その言葉と共に――


月夜の草原

見上げるのは少女

瞳から涙を流して

言葉を紡ぐ


「闇に呑まれたあなたに

この言葉が届きますように


あなたは、偽りである光と闇の両方を統べる者

あなたは、息づいた架空の紡ぎ手

あなたは、正気と狂気の境界線にいる者

あなたは、愚かしくも賢しき罪の自覚者

あなたは、救われるべき心傷者


あなたが呑まれた闇は

傲慢と怠惰と強欲

その愚かしき化身

名をニョグエガ


あなたは、ニョグエガを

滅ぼさなければならない


あなたは、ニョグエガを

滅ぼす力を持っているのだから


ニョグエガに力の全てを

奪われないで


思い出して、あなたの真名を

ニョグエガに力を

奪い尽くされる前に


あなたの真名は――」


少女の言葉は

私を如実に現していた

そう、嫌悪と脱力に

囚われ支配される前の

私のことを


そして、泣きながら紡がれた

少女の言葉は

私の内に

愚かしく築かれた

嫌悪にて造建された

黒い巨塔を崩れさせたのだ


今の私は全て思い出している

以前はなんであったのか


私が滅ぼすべきものは

なんであるのか


そして、私の真名も

思い出していた


嫌悪と脱力にて

忘却させられていた名を


私は瞳を閉じた

少女のぬくもりに

込められた想いは

すでに、私に届いているから


そして、私は戻る

私から力を

奪い尽くそうとしている

ニョグエガを滅ぼすために


現実へと戻るのだ――

作中にある少女のモチーフは[クラナド]のアバンに出てくる謎の少女から取りました。

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