14.寄木細工の秘密箱
我がリヴィエール公爵家には、この国の筆頭公爵家として数多の傘下貴族がいる。
現公爵である父は王都で、その跡を継ぐ予定である嫡男の私は領地で采配を振るっている。本来ならば先代公爵である祖父が父に当主の座を譲った後、領地で私に実務を教えてくださる予定だったのだが、流行り病であっさりと亡くなってしまわれた。幸い幼少時から父と祖父に色々と教わってはいたからどうにかなってはいるが、本来ならば祖父が先代当主として睨みを利かせている状態で、私は次期公爵家当主として領主として仕事をする予定だったのに、その祖父がいないので若輩者として侮られないように必死だ。
幸い祖母はまだ健在だが、あの祖母は本物の天才なせいか常人には理解し難いところがある。まあ、祖母が健在な限りは私が害される心配だけはないと安心できるけれども。もし私に限らずリヴィエール公爵家の者が人為的に害されるようなことがあれば、祖母は草の根かき分けてもその相手を一族郎党皆殺しにするだろう。それをこの国の者は皆理解している。そんな物騒な祖母は、祖父が亡くなった後はこの領城ではなく領地で1番魔物の出現の多い森の傍の街の屋敷に住んでいる。有事の際にすぐに出られる場所にいた方が自分が安心できるからだそうだ。まさに貴族の鑑である。そんな祖母には熱狂的な崇拝者が山ほどいて、その筆頭であった祖父が亡くなった今は、おそらく私の母が筆頭なのではないだろうか。祖母は姑の自分が近くにいては母がやりにくいだろう、と王都に戻る気もなくのんびりと余生を送っているが、祖母の義娘になりたいからという理由で父と結婚したと公言している母は、王都からしょっちゅう祖母に逢いたい、帰ってきてほしい、と手紙を送ってきている。祖母は姑にこんなに気を使ってくれて良いお嫁さんね、と朗らかに笑ってるが、母は明らかに本気なのだが。
「クラレンス様、ヴェルナール伯爵家のアルフレッド様がおいででございます」
「ああ、時間通りだな。すぐに行く」
本日面会依頼のあったアルフレッドはうちの傘下の伯爵家の嫡男で、私にとっては幼馴染でもある。半年前に先代であるアルフレッドの父が事故で亡くなったが、未だ当主交代がなされていない。今日はそのことについての相談だと言われている。
「クラレンス様、本日はお忙しい中お時間を取ってくださりありがとうございます」
「アルフレッド久しぶりだな。早速だが用件を聞こうか」
立ち上がって長々と儀礼的な口上を述べようとするアルフレッドを制し、用件を促す。王都ならともかく、領地の自分の屋敷で旧知の相手から長々と挨拶を受ける必要はない。
「父が事故で亡くなって半年、当主として家を継がなければ滞っている仕事が山ほど積みあがっているのですが、恥を忍んで申し上げます。当主印がないのです」
アルフレッドの眼の下には隈がくっきりと浮かび上がり、顔色は悪く、この半年当主印を捜索してみつからなかったのであろう焦燥が浮かんでいる。
当主印がなければ、当主の交代はできないし、事業も滞っているのだろう。だが当主印の紛失というのは、明らかな失態であり恥だ。信用も失墜する。改めて新しい当主印を作製するにしても、王に承認を受けなければならない。下手すると降爵もありえる。だからこそこの半年必死に捜索したのだろう。
「先代から何か聞いてはいないのか?君は嫡男として跡を継ぐことが決まっていたし、特に仲が悪かったわけでもないだろう?」
「いえ、ある場所はおそらくわかってはいるのです。ただ、開け方を父から引き継ぐ前に父が事故で急逝してしまい・・・!」
「なるほど、“ヨセギザイクノヒミツバコ”か・・・」
アルフレッドが唇を噛み締めて頷く。
“ヨセギザイクノヒミツバコ”は、ダンジョンの深層の宝箱から極まれに現れる汎用アイテムだ。大きさは様々で、見た目は精緻で美しい木の箱だが、開けるための手順がある。不壊の術がかかっており、決して壊すことができないため、市場に出ると高額で取引される。開け方の手順書は宝箱に一緒に入っているのだが、代々引き継いでいくうちに紛失したり、それこそ当主が後継者のみに直接伝えていくことで手順書は処分されたりする。そして盗まれたりしないようになんらかの魔術をかけられていることが多い。
「わかった。君の領地に行こう。1人考察屋の女性を連れていくから、そのつもりで滞在の準備を頼む」
「考察屋?300年も前から当家にある“ヨセギザイクノヒミツバコ”を開けられるような人物がいると?」
「それはやってみないとわからないだろう?もし無理だったら、諦めて新しい当主印を作製して陛下のお叱りを受けるしかないな」
考察屋の扉を開けると、チリンチリンと上部に取り付けられたベルが鳴る。このベルは退魔のアイテムで、この店に悪意を持つ者は入れないようになっている。弱いゴーストやスケルトンなら、音を聞いただけで消滅するだろう。
「おや、クラレンス様、いらっしゃいませ」
「やあ、ルナ嬢、突然来てすまないね。仕事の依頼なのだが、一緒に出張してくれるかい?」
我が家は昔からこのイザヨイ家の迷い人を保護する役目を負っている。世界中に迷い人が現れやすい場所が何か所かあり、その地を管理する一族に代々伝えられているのだ。本来考察屋というのは迷い人のための職業だが、いつの間にかこの世界の者もやるようになっていった。ただし、正答率は一目瞭然だ。頭抜けて正答率の高い考察屋があれば、それは迷い人がやっているという証左になる。
「出張?この店に持ってこられないような大きなアイテムの考察をしろということでしょうか?」
「大きさは知らないけれど、持ち出しができないよう魔術がかけられているので、直接赴く必要があるんだ。ルナ嬢は“ヨセギザイクノヒミツバコ”というアイテムを知っているかな?」
ルナ嬢がその形の良い眉を一瞬顰める。
「寄木細工の秘密箱、ですか?私の知っているものなら、精緻で美しい木の細工で側面を何度も手順通りにずらしていかないと開かない箱のことですかね?」
「うん、まさにその通り!昔からダンジョンの汎用アイテムとして時々出るんだけど、開け方の手順書を紛失して開けられなくなって困ることが時々あるんだよ」
「もったいないですけど、壊せば済むことでは?」
「ルナ嬢の世界では壊せるのか?この世界では不壊の術が最初からかけられていて、どうやっても壊せないんだ。もちろん火をつけても燃やせない。だからこそ、大事な物を入れるために市場に出ると高額で取引されるのだけどね」
「なるほど、壊せない・・・そして開けられなくなって困ると」
ルナ嬢が呆れたような眼を私に向けるが、困っているのは私じゃない。
「海辺の領地だから新鮮な魚が食べられるよ。これまでやってきたイザヨイ家の女性は皆肉より魚が好きだと聞いているけど?魚は私がいくらでも買うから、何か作ってくれないか」
迷い人の面倒をみるのは当然利があるからだ。
それまで使途不明だったアイテムの使用方法が判明するのは大きいし、他の地の迷い人は知らないがイザヨイ家の女性は皆とても料理上手で美食家なのだ。うちの領地では昔からイザヨイ家の迷い人が訪れると、彼女らの望みで世界中から様々な食材を探して輸入したり、可能なら生産するようにしてきた。そのことで代々リヴィエール公爵家は美食の家と呼ばれている。美味な料理というのは社交でもとても有効だからな。ルナ嬢も過去のイザヨイ家の迷い人の伝承例に漏れずとても料理上手で、時々食材を手土産に様子を見に訪れると今まで食べたことのない美味な手料理を振舞ってくれる。
「海辺ですか。確かに肉ばかりは飽きてきましたからね。魚は淡水の鱒や鯉しか売っていませんし。わかりました、ご一緒します」
ヴェルナール伯爵家の領地には予定よりも早く着いた。最初ルナ嬢のために馬車を用意しようとしたのだが、“サスペンションの効いていない馬車になんて乗りたくない”というルナ嬢の言葉で騎馬での移動になったからだ。ルナ嬢は乗馬も堪能だった。今度“サスペンション”というものについても詳しく聞いてみなければならない。
「ルナ嬢は乗馬も堪能なのだね。代々のイザヨイ家からの迷い人は皆博識で武芸にも優れた女性が多いらしいけれど、ルナ嬢の世界の人は皆そうなのかい?」
「いえ、私の家では昔から女児は神隠し、この世界に迷いこんでしまうことが多かったので、無事戻ることができた娘たちが皆口をそろえて、女児が生まれたらあらゆる事態に対処できるように教育せよ、と言ったために、様々な知識と技術を詰め込まれてきた結果です」
ルナ嬢がため息を吐く。まあ、妙齢の貴族女性がいきなり姿を消すのだから、家は大騒ぎになるだろうな。
「元の世界に戻らずにこの世界に残った者も何人もいるよ。私の先祖に嫁してくれた方もいたし」
無理に帰ろうとせずに残ってくれても全く構わないのだ、という意味を込めてルナ嬢を見遣るが、冷ややかな視線を浴びる。
「帰る手段がなくて仕方なく残るのと、帰れるけれども自分の意思で残るのとでは全く意味が違いますから」
こういう理知的で冷たい女性が私は割と好みなのだが。リヴィエール公爵家の血筋は頭が良くて強い女性を好む傾向があるからな。
「クラレンス様、お待たせいたしました。遠路はるばるご足労いただき感謝の念に堪えません」
女性連れと聞いて考えていた予定よりも早く着いたせいで滞在の準備に手間取っていたのだろう、応接室で待たされていた私たちのところにアルフレッドがやってきた。
「すまないね、馬車ではなく騎馬での移動だったので早く着いてしまった。当家の庇護下にある考察屋店主のルナ・イザヨイ嬢だ。そちらも時間が惜しいだろう?早速見せてもらおうか」
リヴィエール公爵家の庇護下にあるとしっかり伝えておかないと、事が済んだ後に家の醜聞を知られたとして口封じに走られても困るからな。アルフレッド自身にその気がなかったとしても、貴族家というのは家のためにと影で勝手に動くものがいてもおかしくない。ルナ嬢自身が相当に腕が立つのは確かだが、そろそろ考察屋として名も知れてきたし、護衛を手配する頃合いかもしれない。
「わかりました、こちらへ」
案内された部屋のテーブルには美しい“ヨセギザイクノヒミツバコ”が置かれていた。当家も王都の屋敷に1個所有しているから見知ってはいるが、また違った模様で実に美しい。ルナ嬢が前に出る。
「大きいですね、72回と1回かな」
「見ただけでわかるのですか?!」
アルフレッドが驚きの声を上げる。
「大きさで回数も変わりますからね。初心者向けは4回や7回、10回、12回くらいですが、27回以上になるとかなり難易度が上がります。私が見たことがある最高仕掛け回数は125回です」
「開けられますか?!」
アルフレッドが鬼気迫る表情でルナ嬢に詰め寄る。
「失礼します」
ルナ嬢はいつも通り淡々とした様子で“ヨセギザイクノヒミツバコ”を手に取り、くるくると回し始めた。箱の側面を少しずつずらし、そんな場所が動いたのか?!というような場所が次々とずれていく。持ち上げて眺め、またくるくると回すのを繰り返すのを私たちは固唾を飲んで見守る。
“カチリ”
その音と共に箱の側面がするりと外れ、箱の中身が露わになった。中にはおそらくヴェルナール伯爵家に代々伝わっているのであろういくつかのアクセサリーと、そして念願の当主印が収まっていた。
「どうぞ」
ルナ嬢が何事もなかったかのように淡々と開いた“ヨセギザイクノヒミツバコ”をアルフレッドに渡し、アルフレッドはそれを受け取るとへなへなと頽れた。
「よ、良かった、これでやっと当主を継げる!ありがとうございます、ルナ嬢!ありがとうございます、クラレンス様!」
“ヨセギザイクノヒミツバコ”を抱えて涙を流して感謝の言葉を繰り返すアルフレッドを尻目に、ルナ嬢は外した蓋の隙間から1枚の紙を取り出した。
「この回数の秘密箱は蓋に最後の隠し場所があるのが常なのですが、開かないと手に入らないのでは本末転倒ですね」
そう言って渡された紙は、“ヨセギザイクノヒミツバコ”の開け方の手順書で、アルフレッドはがっくりと頽れた・・・
「本当に助かったよ、ルナ嬢。アルフレッドも好きなだけ滞在してくれと言っていたし、屋敷の厨房も好きに使ってくれと言っていたから、早速市場に行こうか」
“ヨセギザイクノヒミツバコ”が無事開いて屋敷中が喜びの中、盛大に歓待を受け休ませてもらった翌朝。市場というのは早朝から開くものだという。
「私は構いませんが、クラレンス様は公爵家の嫡子なのですよね?いつも思いますがフットワーク軽すぎませんか?」
今回の旅路に付いてきた護衛騎士たちがルナ嬢の言葉に同意するように何度も首を縦に振っているが、貴族とは国と民を守るための剣であり盾だ。自分の身ひとつ守れないような者が筆頭公爵家を継ぐことなど許されない。
「自分で食材を購入すれば毒殺の危険も減るだろう?それにこう言ってはなんだが、こう見えても私はかなり強いんだよ」
「いえ、クラレンス様が強いのは見ればわかりますけどね・・・」
見ればわかる時点でルナ嬢も相当強いけれどね。今回ルナ嬢のために連れてきた女騎士も2人いるが、おそらくその2人よりもルナ嬢の方が腕が立つだろうな。
「あ、クラレンス様。アルフレッド様にそこの竹林のタケノコを採っても良いか確認していただきたいのですが」
市場への道すがら、目の端に映った竹林をルナ嬢が指さす。
「タケノコ?何に使うんだ?採るのは構わないようだけど」
道案内についてきてくれたヴェルナール伯爵家の騎士が頷いたため採取は構わないようだが、用途がわからない。
「タケノコを食べるに決まっています・・・ああ、私の世界でもタケノコは西洋ではあまり食べる文化はなかったかな、そういえば」
「食べられるのかい?」
「美味しいですよ?」
ヴェルナール伯爵家の騎士が困惑しているが、イザヨイ家の迷い人が美味しいというのなら間違いないだろう。
「どうやって採ったらいいんだ?」
「頭が少し出ているか、土が盛り上がっているものを根元を掘って掘り起こしてください。この辺は米の栽培もしてますか?なら米ぬかも手に入りますね」
私たちの命令を聞くよう言い含められているであろう、ヴェルナール伯爵家の騎士が首を傾げながら指示を出している。市場から帰った頃には厨房にタケノコが積まれているだろう。
「見てくださいクラレンス様、立派な鯛ですね!今日は鯛飯にしましょう!」
珍しくルナ嬢が興奮している。魚のことは正直わからないのだが、私は食べさせてもらうだけだからルナ嬢の望むままに魚やら貝やら買っていく。
「山椒がないのがなー、どこかに似たような香辛料があればいいのに。その辺に生えてないかな・・・」
ルナ嬢がぶつぶつ言いながら店を見て回るのを一緒について歩くだけで楽しい。異なる世界からきたルナ嬢にとっては、私はただの後見人のようなものだからな。
「この木!この木の実と葉は食べれますか?!」
「ええ?!虫よけに植えてるだけで食べないよ?毒ではないけどさ」
1軒の店の横に生えている、なにやら不思議なツンとするような香りの木をルナ嬢が店主に断って一枝切っている。
「クラレンス様!この木!これ買ってください!今回の報酬はこの木でいいですので、持って帰って植え替えてください!」
「木1本で報酬になるならアルフレッドも大喜びで手配してくれるだろうさ」
物が貴族家の当主印だっただけに、今回の成功報酬はどれほどになるかアルフレッドと私で協議する予定だったのだが。まあ、ルナ嬢を紹介したことで当家にも別途なんらかの利は齎されるが。
ヴェルナール伯爵家の屋敷の厨房を借りてルナ嬢が作り上げた夕食は素晴らしいものだった。屋敷の料理人がルナ嬢のことをリヴィエール公爵家の料理人と勘違いするほどに。
「前菜はタケノコの木の芽和えです」
「クラレンス様、私は竹を食すのは初めてなのですが・・・」
「心配するなアルフレッド、私も初めてだ」
細かく刻まれたタケノコが緑色のクリームと混ぜられている。見た目にはあまり食欲をそそられるものではない。このツンとした香りはルナ嬢が興奮して今回の報酬にと望んでいた木の香りか。
「!」
恐る恐る口に運んだ私とアルフレッドの手が同時に止まる。
まったりと甘い不思議な風味のクリームに爽やかな香りがシャクシャクとした食感のタケノコと絶妙なハーモニーを奏でる。
「ルナ嬢、これは前菜だとのことだが、私はもう少しいただきたい」
これほど美味なのに、何故こんな数口で食べ終わるほどの量しかないんだ?!
「今日はタケノコづくしにさせていただきましたので、別の料理も味わってくださいませ。次はタケノコと白魚の小鍋です」
ルナ嬢がキノメと呼ぶ小さな葉が散らされたおそらく卵料理が運ばれてくる。
スプーンで掬うと、ふわふわの卵とタケノコ、小さな細い魚だ。なんと繊細で優しい味わいだろうか。
「若竹椀です。タケノコとワカメのスープです」
「これは普段食べることのない海の雑草だと思っていたのだが、これほど上品な味わいのスープになるのだな・・・」
アルフレッドがしみじみと呟いてスープを飲む。
うちの領地に竹林はあっただろうか、探させなければなるまい。
「タケノコと鯛の土佐揚げです。バルサミコ酢のソースでどうぞ」
かりっとした食感に独特の香りと甘みのあるソースがよく合う。バルサミコ酢は普段から食べているはずなのに、何を混ぜたらこのような風味になるのだろうか。鯛は皮をつけたままだが、パリパリの食感と中身がふわふわで実に美味だ。
「鯛飯です」
ルナ嬢の助手を務めていたこの屋敷の料理長が大きな鍋を持って入ってくる。鍋の蓋を取ると、そこには炊き上がった米の上に1匹丸ごとの鯛が乗っていた。料理長はルナ嬢に指示されるままに鯛の頭を取り骨から身を外していく。味自体はたんぱくなのにこの満足感はなんだろうか。
「イザヨイ家の女性は皆肉よりも魚、パンよりも米を好んだと聞くけど、まさに絶品だな」
「私の国の主食はパンではなく米ですし、海に囲まれた島国ですからね」
ルナ嬢を連れて来て良かった。うちの領地にも海辺に面した地はあるし、季節折々に誘ってみよう。
「デザートはイチゴのミルク寒天です」
ルナ嬢が来たばかりの頃、屋敷で出したお菓子を一口食べた時の顔を思い出す。まったくの無表情でお茶で飲み込んでいた。今ならわかるが甘すぎたのだろう。ルナ嬢の作る料理はどれも繊細な味付けで、お菓子は上品で控えめな甘さだ。ルナ嬢の作るお菓子を食べると、これまで食べていたのは砂糖の塊のように感じる。
あと数日休暇がてらこちらに滞在する中で、どれだけ食べたことのない料理が食べられるのか、私はとても楽しみだ。
友人がタケノコを送ってくれたのですが、うちの地元にはどこにも木の芽が売っておらず、木の芽和えが食べたいのに!という私の心の叫びです




