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渉の舞で生まれた木の精霊は燈に懐いたみたいだ


「影を破られるとは、思いませんでしたね…」


務露首は、1000年の木のてっぺんに立っていた。

目は赤く染まり、人間たちを操っているかのように、一点を見つめて、口元はニヤリと笑っていた。


着ている服のロゴの鳥居はいつもは緑色なのに、今は紫色だ。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


ー神門社長室ー


黒輝「…神社の方のエリアが変わったな」

白花「まーた、燈達でしょ、巻き込まれ体質すぎ。」


ビャッカは紅茶を優雅に飲む


黒輝「今回は助けに行くか?」


白花「今回は、この仕事の山を片付けないと、私達が半妖から人間になれるヒントももらったんだし、とりあえず仕事を片付けて、あ!ブラキ、紅月に電話して、人手が足りないから秘書契約」


黒輝「…はいはい、了解」


黒輝は渋々スマホを取り出した


ここの会社は、この双子が社長なのだが、仕切っているのは白花だ。



黒輝は、社長室の窓からエリアが変わっている箇所を見つめて、電話をかけた



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


場所は変わって、ここは木の中、木の精霊ガジュナル葉っぱをむしゃむしゃ食べながら、燈の絵を描く姿を見ていた


「何してるんだ?それ」


燈「絵を描いてるの」


「指描けるのか!?お前の指すげーな!」


燈「これはスマホで、うーん、まぁ説明はいいか」


「どんなの描いてるんだ?」


ガジュナルは、燈の隣にちょこんと座り、画面を覗いた


「これ…… 俺っち? 」


燈「え!?は?男の子だったの?」


「多分男の子だ!ただ、精霊だから性別は知らない!」


と、ドヤ顔で言ってきたガジュナル


「人間、上手く描くんだな!すごいたった指ひとつで!って、あれ?よく匂い嗅いだら、人間からも神気する、しかも、、 え!?3個の神気?お前どんだけ神気入れてるんだ?妖力も、お前何者?」


燈「うーん、何者って聞かれても… 水無月燈、高校三年生!」


燈は最後の線を指で描くと今度は、アプリで色を塗り始めた。


「水無月が名前?燈が名前?」


燈「燈が名前」


燈は、小さい子供と話してる気分になっていた。

ガジュナルは葉っぱを食べ終わると、渉も目を覚ましたのだ。



ゆっくりと起き上がった渉は、瞬きをする


渉「……ここ、どこだ?」


辺りをゆっくり見渡した


渉「!水無月!と、、、、 誰だ?その子」


燈「おはよう、渉」


ガジュナルは仁王立ちして、背伸びをしてみるが

ちんちくりんなので、小さいままだけど、少し威張って渉の前に立った


「さっき、舞で生まれた!木の精霊【ガジュナル】」


えへんと、鼻息を出しながら言うガジュナル


渉「え!俺の舞で!?」


渉は、少し頭を抱えて、パニックを起こしそうになっていた、燈は渉に近づいて、手を握る。


燈「今のところ害はないと思うけど、色々話は聞かないと分からないんだよね、外のみんなもどうなってるか分からないし」


渉「…水無月…」


渉は少し涙が出かけていた


渉「ごめん、俺パニクって… 」


ガジュナルは、プクっとほっぺを膨らます


「無視しないで、俺っちを褒めて!」


燈「はいはい、分かった分かった」


燈はガジュナルの頭を撫でると、ガジュナルは燈に懐いたのか、燈の膝の上に座った。


燈「じゃあもう1回1から説明してくれる?順番に聞くから、ここはどこ?」


燈とガジュナルの話を聞こうと、渉も傍に来た


「えー最初っから?まぁーいっか!ここは、木の中、北欧の神の世界!」


渉は北欧の言葉にピクっと反応する


燈「どうして、渉を吸い込んだの?」


「あー、やっと理解、渉ってその人間の名前か! 渉から北欧の神気がしたから」


渉はグラッド・シエル・ヒーラー、邪神ロキに貰った武器を取り出した


「おー!それかっちょいいな!それから北欧の神気がすごい臭う!」


渉「これは、ロキ様に貰った武器なんだ」


「ロキ様……うーん、どこかで聞いたことある名前、 でも生まれたばかりで、あまり思い出せない…」


渉「ロキ様は、北欧の神だって言ってた、扉の案内人って」


「あーーーーーーー!」


ガジュナルの頭の葉っぱが、ピンっと、上に立った


「分かった!でもあまり面識なし!」


渉「そうなのか、ロキ様には北欧の入口を塞ぐように言われてる」


「……ここも、その入口だけど、、塞ぐ??」


ガジュナルは首を傾げ、渉の顔を見たあと、燈の顔を見た


燈「…まだ塞がなくていいよ、お話終わってないから」


燈はそう言うと、ガジュナルの頭を撫でた


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


朱雀と朝顔達は、核の社の前にいた


ゆっくりと近づいて来た核に四葉が気づいた


四葉「核!社で眠ってた方がいいよ、今この街は敵のエリアになってる」


核『四葉、私を誰だと思っている、三葉、四葉、やるぞ、この悪のエリアを解放させる、力を貸せ』


三葉と四葉は頷くと、核の隣に立った。


朱雀と朝顔はそれをただ見ている事しか出来なかった。




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