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闇落ちした妖怪は不敵に笑う


神門グループの所に行こうと思ったけど、お母さんに連行されて、今重い荷物を持たされている


買い出しに来ているのだーー。


母「良かったー燈が家にいて、助かる♡」

燈「まだ、買う気?」


既に両手には、食材を入れた袋を2個持たされている


母「お米もないのよねー10キロのお米と、後は日用品かしら」

燈「……車買おうよ」

母「近所で買い物出来るから、車は一台で充分よ」

燈「……全部持つからさ、お小遣いって」

母「あげないわよ?」

燈「ですよねー」



そんなこんなで、燈の休日は、渉とデートする暇もなく、ブラキとビャッカに会いにいく訳でもなく、終わったのだった


何か久しぶりに買い物付き合ったかもーたまにわいいかと、燈は思っていた。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


ー朝顔自室ーー



あーどうしよう、変な事言っちゃった…

いや、言ってない、言った


もー訳分からん!



と、朝顔は脳内で叫んだ後、持っていたクッションを投げた、その時ちょうどスクナが帰宅して、部屋の扉が開き、顔面にクッションが当たった。


スクナ「………」

朝顔「あ!ごめん、スクナ」

スクナ「……」


スクナは無言で、ベッドにダイブした。


朝顔「スクナ?どうしたの?大丈夫?」

スクナ「……ねぇ、葵陽……」

朝顔「?」


顔を枕に隠しながら、喋るスクナ


挿絵(By みてみん)


スクナ「私って、本来さ、少彦名神なのよね、何でいらっしゃいませ、何名様ですか?ってやらないといけないの?」

朝顔「……えっと」


そんな事急に言われてもと、朝顔は返答に困る。


スクナ「何で兄様達はずっと燈と一緒にいるの!私、神殿に帰りたくても帰れないじゃない。」

朝顔「?帰りたいなら一人で帰れば?」


朝顔は、首を傾げる

スクナは、急に起き上がった


スクナ「何度も試したけど、一人じゃ帰れないのよ!お兄様の部屋の扉開けたら、神殿には行ける、だけどね?自室を動かせないの、だから葵陽と同居して、バイトして、紅月から逃げて、紅月に生活費を渡すってやってんでしょ!!」


息を上げながら、早口で文句を言うスクナ


朝顔「…今日何かよく喋るわね?」

スクナ「私だってね、溜まってんのよ!この生活に!葵陽は、ずっと恋愛うじ虫だし?」

朝顔「な!!恋愛うじ虫って何よ!」


スクナ「幼なじみでも、一緒に住んでても好きなもんは好きなんでしょ?だったらウジウジしてないで、さっさとしなさいよ!私はね、神の国に帰れないの、葵陽は、帰る家もある、失敗しても、支えてもらえるでしょ?何怖がってんのよったく、」

朝顔「………」


朝顔はもごもごと、何かを言おうとした


スクナ「え?何?聞こえないんだけど」

朝顔「失敗して前みたいに戻れないかもしれないから怖いの」

スクナ「そんなの修正すればいーでしょ?何でもセロハンテープくっつけば繋げれるんだから」

朝顔「何でセロハンテープなのよ!」


スクナ「人間界で感動したのがセロハンテープなのよ!………だめだ、私ホント疲れてるわ、寝る!おやすみ!」


スクナは、3秒で寝てしまい、そのままだと、肌が荒れると思った、朝顔は、スクナの顔を化粧落としのシートで拭いてから、寝る準備をした。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


1人の男の夢の中で

暗闇に、靄がかかり、蹲って

鷹の羽を生やした、男がいたーー


務露首はゆっくりと、その男に近づいた


務「探したよ、凪、いや、時雨?」

時雨「務露首か、久しぶり、今は凪だよ、この男の夢の中では、僕は凪らしい。」


務「本当に転生していたとは」

時雨「お前が僕を殺った後、僕は変な所にいたんだ、そこは、死後の世界でもなくて、神の世界でもない、あやかしの世界でもない、そんな境界線にね」


務露首は、凪の隣に腰を下ろした


時雨「そこで出会ったのは、北欧の神、ロキだった、そこで、扉を開けたら、第2の人生だと言われた、そして、葵陽の事を願いながらその扉を開けたんだ。」


務露首は、ただ聞いて、頷きも、相槌もしなかったが、凪は淡々と、今まで起こった出来事を務露首に話をし続けた。


務「凪は、その人間と一緒になりたくて転生したんだろ?そして、この俺を利用した。」

時雨「利用だなんて、僕はただ、殺してとお願いしただけで」

務「妖怪が、妖怪を殺す、、、それを分かっているのか?分かっていてお願いしたなら、利用したのと同じだよ、、、、」


務露首はため息をつく


務「可愛い弟分だと思っていたけど大きな勘違いだったかな。」


務露首の目は、赤く光、凪をじっと見つめる。


務「妖怪が妖怪を殺すと、闇堕ちする、、俺は、その呪縛に苦しめられてでも、凪の願いを叶えたのは何故だと思う?」


時雨、いや、凪の身体は操られ、座っていたのに自動的に立ち上がるーー


凪「!!」


その瞬間、身体のあちこちに、激痛が走り、みると、赤い矢のような棘が複数、刺さっていた。


挿絵(By みてみん)


務「実は、俺にはもその謎は分からない。分かる事はただ1つ、闇堕ちさせた、復習を告げる時。」


挿絵(By みてみん)


務露首の目は鋭く、凪への視線を逸らさない


凪「……あさ、、、ひ、、」


凪の身体は引き裂かれ、消滅した。


務露首は、凪の夢の中から退散したーー

夢の中に長くいすぎるのは、妖怪にとっては、身体に毒だからだ、神にとっては、容易いことだが。



本体の時雨にも、少し影響を受けるが、時雨は、葵陽の事を完全にただの元カノぐらいの記憶が残る程度で、そこまで影響は受けなかった。


そう、凪の記憶は消滅したのだ

務露首の、手によってーーー。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「!!!」


渉は、見覚えがある景色にいた、当たりを見渡すと、1人の男と目が合うーー


「正解!」


ニコッと笑って、下に降りる、赤色ロン毛の神様は渉の前に立った


「ロキ様、お久しぶりです。」

「久しぶりだね、元気?」

「そんな、中高生みたいな挨拶を、、どうしたんですか?」

「どうもこうもないよ、たまにはね、出番が欲しかっただけだよ」

「……」


疑う目をして、渉はロキを見た。


「君は本当に疑り深いね」

「……色んな目に合ってきたので」

「はは、そうだね、報告しにきたよ、渉」

「!!ですよね?そうだろうと、思っていました、何となくですが。」

「ははは、曖昧だな、そうゆう君も、僕は好きだけど」

「……からかわないでください、報告って?」


ロキは、真面目な顔をしながら、渉を見て、真剣に答えた


「何者かによって、凪の記憶は消滅されたーーー」


その言葉に、渉の身体はびくっと、震え上がった


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



葉っぱが、秋の色づきになってきている、11月

イチョウの木が、黄色く鮮やかだ。


この時期になると燈は、登校する前にイチョウの木を見るのが日課だーー。


でも今日は何だかおかしい


この胸の当たりが、ざわつきがあった


家はいつもの朝なのに、1歩外にでると、違う場所に踏み入れたようなそんな感覚。


イチョウの木も、見てるはずなのに


燈は、おかしいなと感じながら、学校へと足が進む


渉「水無月」


後ろから声をかけられ、振り向くと渉がいた。


燈「おはよう、渉」

渉「おはよ、、………何か変だよな?」

燈「渉もそう思う?」

渉「ああ、何かがおかしい」


燈がいつも通る、神社の川の水面を見た

何かおかしいとは思ったが、足は学校へと進んでいく、まるで何かに招かれているかのようだ。


進む足は止まらないーー


燈「これってさ、学校の方向だよね?」

渉「ああ、学校だ、朝顔たちは?連絡取れるか?」

燈「分からないちょっとやってみる」


燈は、向日葵のイヤリングに手を触れると、朝顔の方へ通信気を発信させた。


ーー朝顔?聞こえる?ーー

ーー聞こえてるよ、どうしたの?これで連絡入れるなんて、スマホがあるのにーー

ーー何かさ妙な感じがするから、何となく通信気使えるか不安になってーー


ーーそういう事ね、燈にしては、その妙な感じ、察しれてるじゃない?当たってるよ。ーー


『ねぇ、、、朝顔じゃないよね??誰?』


燈は思わず普通に声を出す

燈の顔は雲行きが怪しくなった。

渉も燈のセリフに耳を傾けると、昨日のロキのセリフと重なって、一層怖さが増した。


『何者かによって、凪の記憶は消滅されたーーー』


その台詞を聞かされた次の日に

これか?


渉は、燈の手を握ると、燈も、渉の手を握り返したーー。


ーー早く学校の屋上においで♡待ってるからーー


燈は何も言わずに通信気を切った。



燈「早く学校の屋上に来いって。」

渉「………ああ」

燈「テレポートするね?」

渉「!!出来るのか?」

燈「4幕で取得したからさ(ニヤリ)」

渉「さすが、、、俺の彼女、、、」


渉は、妙に変な納得をすると、燈の手を取る

燈と渉はお互い見つめあってから、目を閉じると

学校の屋上を思い浮かべた


すると、2人の身体はテレポートしたーー



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



ーー屋上ーー


白花「こんな空間作らなくてもよくなかった?ブラキ」

黒輝「2人がどう動くか、見てみたいからな?」

白花「そうだけどさーー、私普通に潜入したかったな、見て!ここの学校の制服♡注文したんだからァ♩ブレザーじゃないのよ!可愛い!」


黒輝「普通に潜入するのは、ギャラリーが多すぎるだろ、面倒臭い」

白花「まぁ、それもそうだけどさ、燈がおバカじゃなくて良かったー、これでこの空間にも気づかれなかったらさ、どうしようかと思ったよね?」

黒輝「…ビャッカ…燈の事嫌いか?」


白花「知らなーい!でもさ、何も苦労しなくても、力を持ってる人間って、、おバカそうに見えるじゃない?」



燈は気配を消しながら、テレポートに成功し

2人が、自分の悪口を言っているのを静かに聞いていた。


燈の顔は、どんどん、苛立ちを募らせていく。





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