学生で異能者って色々大変なんだが
チャピ毛に、不穏な動きを感知したと言われても、今は学校にいて、どうすることも出来ない4人は、とりあえずお昼を済ませた。
お昼を食べ終えた、燈と渉は、教室に先に戻った
屋上では、朱雀が寝転んでいて、朝顔は、教室に戻る準備をしていた
朱雀「悪かった」
いきなり謝ってきた朱雀に、朝顔は少し立ち止まったが、ちゃんと耳を傾けた
朱雀「上手くいかねぇ事ばかりでさ、あん時何でか分からねぇけど、キスしようとしたんだよ、葵陽に向かって俺は何しようとしてんだ?って思ったけどよ」
朝顔「…何言ってるか分かってる?」
朱雀「あんまり分かってねぇ」
朝顔「だよね」
朱雀「ごめん、もうしない」
朝顔「うん、幼なじみだからってさ、変な気起こさないでよね?」
朱雀「分かってるって」
朝顔は、安堵した、こんな事になるのは初めてだからだ。
朱雀「凪とは上手くやってんのか?」
朝顔「うん、凪ってゆうか、時雨とね」
朱雀「やっぱり、全然違うか?」
朝顔「そこはね、転生者よねって感じ、昔の記憶はあるけど、全然違う人。」
朱雀「そうだと思ってたけど、そうなんだよな実際。」
朝顔「うん、そうやっぱりさ、凪はもういないんだなって思うの、懐かしい感じはするけどね、本体が違うと中身も違う、こし餡と粒あんみたいな感じよね」
朱雀「何で饅頭で、例えるんだよ」
朝顔「あーー、私燈に似てきてるかもしれない、どうしよう…」
朱雀「はは、確かに、今の例えは完全に燈だ」
朝顔「あの子すぐ食べ物で例えるでしょ?思考回路が食べ物で出来てるんじゃないの?って思うぐらい」
朱雀「ここに燈がいたら、怒られるぞ?」
朝顔「私には怒ってこないわよ」
朱雀「仲良しだよな、お前ら」
朝顔「朱雀だって何だかんだで、渉と仲いいじゃない?」
朱雀「まぁなーこんなに仲良くなるとは、思わなかったけど」
朝顔「女々しい所が似てるし、類は友を呼ぶってことよ」
朱雀「女々しい女々しい、言い過ぎだ!」
朝顔「あはは〜さ、戻るよ」
朱雀「おう」
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ーー 四季座ーー
務露首は、四季座にある、狐の里まで来ていた
そこで里の頭領と話をしていた
務「と、言うわけで、人間がこの四季座の管理者に選ばれましたので、ご報告を」
「そうか、、、座敷わらし様と、佐丸様がお亡くなりに。」
この狐の頭領は、尻尾が9尾ある、他の狐は1尾だ、役職の段階があり、上に上がるにつれ、1尾ずつ増えるシステムだ
「このお里は、座敷わらし様が良く、お花を植えてくださった、、この花達も、悲しいだろう、そうだ、務露首殿、新しい管理者に、会ってみたいのだが、ここへ連れてくる事は可能か?」
九尾の狐の耳がピンと上に動く。
嬉しい時、悲しい時、怒った時
感情が揺れ動くと、耳も動く。
務「はい、では燈様にご相談してから、後日と言う事で」
「よろしく頼むぞ?」
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学校から帰宅した燈は自室に戻らず、1階の押し入れを開けて、中に入った。
「ちょっとトンカツーこのアプリが、って、いない、どこ行ったんだ?せっかく、真面目に報告してあげようと思ったのに」
燈は押し入れを閉めて、居間で制服のまま、テレビの電源を入れて、ゲームの電源をつけた
「うるさいのがいない!ゲームし放題♩」
朱雀は、空を飛んで、天狗の山に帰宅した
空を飛んでる姿は、妖と同じなので、普通の人間には姿は見えない。
烈「おかえり朱雀」
朱雀は、ただいまと言った後、カバンから取り出した物を烈に渡した。
朱雀「これ、親父には許可取ってきた」
土地の権利書、この天狗山の権利書だ。
朱雀「長年、悪かったな、リョクガクも、天狗を食べて反省してると言っていた」
烈「はは、リョクガク様が謝るなんて」
烈は、満面の笑みだった、長年奪われた、土地の権利書も、天狗を食べるという鬼畜な術獣も、長年の悩みが解決されたからだ。
朱雀「じいちゃんは、もうあの世に行ってるから、じいちゃんの許可は取ってねぇけど、これからは、因果関係はなしだ」
朱雀は照れくさいのか、目を見て言わない
烈「ああ、よろしくな朱雀」
朱雀「…着替えたら薪割りしてくる」
朱雀は、毎日修行の一環で薪割りをしていた
いつも無心に薪割りをしていると、色んな事を考える。
もやっとする度に、木を真っ二つに叩く
これが、朱雀は苦にならなかった。
どんどん薪を割っていく、斧を振りあげようとした時、聞き覚えのある声がした
三葉「威勢がいいな朱雀」
朱雀「三葉様?何故ここに?」
三葉「休暇だ、少しここで、休ませてもらうことになっていてな」
朱雀「??何の休暇ですか?」
三葉「燈と少し離れようかと」
朱雀「?」
朱雀は、仲のいい親子に見えていたので、?がいっぱい頭の中に浮かぶ
朱雀「寂しがると思いますよ?」
三葉「いや、今頃は、ゲーム三昧だろう」
朱雀「そうですか?」
三葉「ああ、燈はそういう奴だ」
朱雀「何に疲れてるんですか?三葉様は」
三葉「知らぬ…私の頭皮に聞いてくれ」
朱雀「はぁ??」
ますます訳が分からない朱雀は、薪を割る度に
頭皮⇒毛⇒抜け毛⇒禿げと連想して行った
ピコンと閃いた朱雀は、パチンと指を鳴らし
朱雀「ストレスか!」
と、勝手に言って、勝手に納得していた
そうか、そうか、俺もストレスが溜まってて
葵陽にキスしようとしたのか、なるほどな
勝手に大きな勘違いをした朱雀でした。
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そろそろ寝るか、夜更かしし過ぎたな、明日は休みだし、まぁこのぐらいは大目に見てよね?
トンカツは、烈の所で数日泊まるって
確か、烈の所には朱雀もいるのか、朝顔は明日デートとか言ってたっけ、渉は修行とバイト、私一人??
私一人って珍しい…久々に、明日お母さんのお店の手伝いでもしようかな??
自室の扉を開けたら、そこにいたのは
務露首だーーー
燈は、あれ以来、務露首を警戒するようになった
そう、雪女の子供、霙をガジュナルに喰わせて以来
燈は一旦停止したが、務露首をじっと見る
燈「ねぇ務露首、乙女の部屋にしかもこんな時間に何の御用?」
務「エモーショナルリンガの方が宜しかったですか?」
機嫌が悪そうな燈を見て、務露首は問いかける
燈「もうどっちでもいいわ、でも一つだけ聞かせて、あんたは、敵なの?味方なの?」
務「私は、主を守るためなら何だって致します」
燈「……つまり、曖昧な答えしか出せないわけね」
務「いずれ、全部お話する時が来ます」
燈「はぁーー分かった」
燈は、椅子に腰掛けた
務露首は、燈に膝まづく
燈「別に女王様じゃないんだけど、私」
務「私にとっては、主は、私しの主人でございますので」
燈「もう分かった分かった、で、要件は何?」
務「明日の朝、お迎えに参りますので、四季座に来て頂けませんか?管理者のお仕事でございます。」
燈は一瞬考えたが、まぁ明日は一人で何もやる事がないし、いっかと思って、四季座に行くことにした
務「では、お休みなさいませ、燈様」
燈の手を取り、手の甲にキスをして
窓を開けてつむじ風になって、去っていく務露首
燈「海外か、ここは日本だけど?」
と言いながら、窓を閉めて、鍵をかけた
寝ようとしたら、渉から起きてる?とメッセージが来てたので、電話をかけた
燈「もしもし?渉」
渉「何かあったのか?すぐ電話なんて」
燈「声聞きたくなっただけ」
渉「//////そ、そっか、明日も会えないからな」
燈「うん、トンカツもいないし、少し寂しいなって」
渉「三葉様どこ言ったんだ?」
燈「天狗堂、何日か泊まるって」
渉「水無月が、寂しいなんて珍しいな、ゲーム三昧とか言ってそうなのに」
渉は、優しい声で笑う
燈「/////そりゃ、ゲーム三昧で夜中までゲームしてたけどさ、、電話出来たんだからいいじゃん」
渉「結果オーライだな」
燈「うん、あのさ、あと、」
渉「ん??」
燈は、明日四季座に行くことを、伝えるか一瞬悩んだが、伝えるのをやめた、修行の邪魔はしたくないからだ。
燈「修行頑張ってね、好きだよ、渉」
渉「!!おう、俺も好きだぜ、燈」
燈は、恥ずかしすぎて直ぐに電話を切った
そのあと、おやすみスタンプが、渉から送られてくると、燈は優しく微笑む
電話では好きって言えるの不思議だな…
顔見ながらだと言えないのに
名前で呼んでくれた
苗字で呼んだり名前で呼んだり
どっちなんだよ…
燈の脳内は寝る直前までうるさかったが
この後数秒で、夢の中へ入るのだった




