嫌な予感的中、神の退屈しのぎ、③
時雨は、朝顔をベッドまで運んだ。
朝顔「ありがとう、情けないなぁー、腰抜かすなんて·····」
時雨「情けなくなんてないよ、葵陽、かっこよかったよ」
にこりと、優しく微笑んだ時雨は、時雨じゃなくて凪だった。凪は朝顔の頭を撫でる
朝顔の目には涙が溢れてきたーー
朝顔「凪·····、なんか懐かしいこの手、良くこうやって、頭撫でてくれてたよね」
時雨「何泣いてるの?葵陽、ずっとそばにいるから、これからはずっと·····」
朝顔は、時雨に抱きついた。
二人の時間は、ゆっくり過ぎていった。
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三葉と渉は、ステージに飛ばされた
目を開けると、2人は空を飛んでいた
渉「え!?空中戦!?」
三葉「ほほう、面白いな」
三葉と渉は、空を飛んでいる
周りにある雲は、触れるし、白い雲は跳ね返るーー
雲が跳ね返る?!
一か八か、、弓矢で、いや、妖刀で、俺今不利な状況何じゃ·········
三葉は無表情で、戸惑う渉に神気の波動を放つ
勢いよく渉は、飛ばされた、黒い雲にぶつかると動きが止まった。
渉「痛くない、でも、疲れる·····これ」
やられると体力が消耗していく
渉は、深く息を吸って吐く
グラッド・シエル・ヒーラー
弓矢を出すと、構えるが空を飛んでいるので、バランスが取れない、打っても三葉には当たらない。
渉「くそ、これどうしたら·····」
空
黒い雲
白い雲
弓矢
妖刀
渉はこの文字を脳裏に浮かべる
宙力
浮力
バランス·····
分析中にも次々と飛んでくる、三葉の神気は、まるで高速ボールの様に早く、渉は必死に避ける
渉「くそ、これじゃあ避けてばっかで、かっこよくねぇ!!」
燈「·····トンカツ、やり過ぎじゃない?」
四葉「兄者♡は最高位なんだから、強いに決まってるよ」
朱雀「いやー本当にすげー三葉様、かっこいいなあれ、色んな色に変わってくボール球みたいな、神気だ、鮮やかだなぁー」
四葉「そうなんだよね、朱雀、美しい兄者の神気は、美しく強い、でも燈は、兄者の神気を雑に扱う·····」
燈「え?何言ってるの?チキン、私トンカツの神気雑になんて、、、、あ、これ?」
燈はハリセンを出した
四葉「そう、それだよ··········」
朱雀「あははは、ハリセン、神気でハリセン出すとか·····」
燈「えーだってさぁ、使い方わかんないしィ」
天照「·····燈、それでよい、ハリセンでよい、深く考えるな」
これ以上面倒事は困ると、天照大御神は燈に、釘をさした。
天照「四葉、余計なことを吹き込むなよ」
四葉「はい、はい·····」
四葉は、渉の目の色の決意が変わった事に気づいた
四葉「まさか!!渉!!」
渉は、自分に術をかける
~ゼルプスト アンシー~(自己暗示の神気)
渉の脳裏は、ダークな感情が渦を巻く、渉の周りも黒と紫のオーラで包まれ、渉は苦しみながらも、自分で自分を覚醒させた 。
髪の毛の色は、いつも黒髪なのに、赤色になり、目の色も赤色になっていた。
服の背中の模様に、ドラゴンの絵が描かれていて、空を飛ぶのも安定しているーー
そう、この技は、思兼命様の修行で取得した技だ。
燈「…///え、めちゃかっこいいんだけど♡何これ♡」
四葉「そんな使い方をするとは思わなかったよ」
朱雀「ダーク渉じゃん!あいついつも、俺より目立ってねぇか?!」
会場は、さらにざわついた
人間が、思兼命様の術を操り変身したと
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三葉「有り難きお言葉でございます」
燈は、ステージの上で寝ている渉を見ていた
ダーク渉を想像しながら、カッコ良かったなと、あの姿でデートが出来ないかと、真剣に考えていた
朱雀「ふふふ、ざまーみろ、渉」
と言いながら、負けて寝ている渉の、写メを撮る朱雀
朱雀「ははは、次は俺の番だ!ようやく、俺のターンが来たぜ!はははは」
朱雀は、両方の手で、腰に手を当てながら後ろ向きに立つと一気に振り向き、会場にアピールをし始めた
「俺と戦いたいやつ、出てこい」
天照大御神は、沓名朱雀の様子を見ている
何故こいつは、誰よりも自信満々なのだと
その光景をライブ映像で見ていた、朝顔と時雨
朝顔「あーアホ丸出し·····凪会場に、戻ろう?」
時雨「戻るか、で、葵陽ちゃん、俺の事も時雨って呼んでくれる?」
朝顔「·····ややこしい·····え、私どっちと付き合えばいいの?」
時雨「両方な☆俺は俺だし、僕は僕。」
朝顔は、もう一度腰を抜かしそうになったーー
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天照大御神は、ゆっくりと立ち上がった
天照「小僧、私と対戦してみるか?」
会場はざわめいていたが、その言葉にシーンと静まり返る
朱雀「!!マジですか!天照大御神様」
三葉「!!朱雀、やめておけ」
四葉「そうだよ、朱雀、力だけで倒せる相手じゃない」
燈「ねぇ、何考えてるの?天照」
天照「ええい、いちいち略すな燈」
燈「あ?バレた?てへ」
朱雀「俺強いんで、強い相手と勝負したいです」
朝顔がようやくステージに駆けつけたと思ったら、朱雀の腹に勢いよく、朝顔の蹴りがクリティカルヒットした。
朱雀「いってえーーーなっ!!」
朝顔「朱雀!相手が悪い!よく考えて!」
朱雀「考えてるっての!本気でやれば何でも出来んだよ!」
朝顔「·····はぁ·····どうなっても知らないからね」
燈「蹴りすご!!」静まり返ったステージの後のこの発言で、重い空気から、軽い空気へと変わった
天照「決まりと言うことで、いいな?」
天照大御神は、着物からチェンジすると、スポーツジムに通う、お姉様みたいな服装になった。
その時、寝ていたはずのミコトが起きて、その姿を見たら、またノックアウトされて、眠りについた
天照「久しぶりに暴れるか」
朝顔「あの·····天照大御神様?天野テラス君で勝負したほうが、私の癒しになりますので」
朝顔は真剣にお願いする
天照「ふむ、良かろう」
頼まれて満更でもない顔をする、天照大御神は、速攻でテラスに変化した
燈「でたー朝顔のテラス推し活·····」
朱雀「··········俺、目立ってなくねぇ?次俺の番だよな??」
四「ドンマイ朱雀、そしてお疲れ様朱雀」
四葉は、手のひらを合わせて拝んだ
朱雀「まだ、終わってねぇよ!!!」
天照「さあ、行くか朱雀」
朱雀「よろしくお願い致します。」
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次のステージは足場の悪い、田園地帯だ。
テラスは、この足場の悪い状態に慣れていたので、余裕の笑みを浮かべた。
朱雀は、両腕をクロスさせ
【亜爽火 ア・シュアンカ 】と術を唱えると
手に炎が現れ、自分の周りを炎の円で囲んだ
その炎をパンチしながら、炎を飛ばす朱雀
天照大御神のバリアは強力で、一向に朱雀の攻撃は当たらない。
朱雀は、勢いよく、天照大御神に殴りかかる
朱雀の拳を扇子で止める天照大御神
その繰り返しのパンチと、防御は勢いを上げながら
続いた。
朱雀「くそ、攻撃が当たらねぇ!!」
天照「口だけなのか?小僧」
朱雀「今日の俺はな、術獣不在なんだよ!ペナルティだ!」
天照大御神の顔は、呆れ顔に変わる
天照「それなのに、よく自信が持てたな」
朱雀「男は自信があれば何でも出来るんだよ!例え24時間寝てなくてもな!!」
朱雀はパンチする度に、辛い修行の日々を思い出す
その記憶を思い出し、手に力を込めていた
手に力を込めて、空に手を向けると
【一閃~いっせい~】
と、静かに唱える朱雀、会場に響く音と共に、鋭い稲妻の様な光が、空に向かって放たれ、天空に光が消える
朱雀「あれ??」
天照「新技を出したかったみたいだが、失敗したようだな、ふふ、まだ未熟な小僧だよ」
今日の朱雀は、俺強いではないので、拳炎も出せない。
朱雀は、天照大御神に勝つことが出来るのか
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燈「びっくりした、雷の音すご!」
朝顔「かっこつけといて、失敗ね、さすがだわ…」
時雨「いや、でも朱雀かっこいいね!あの稲妻出せるなんて」
渉が稲積の音で起きた、渉はゆっくり起き上がると、三葉が水を持ってきた
三葉「大丈夫か?渉」
渉は、水を受け取ると半分まで飲んだ
渉「はい、三葉様、水ありがとうございます」
四葉「カッコよかったよ、覚醒したダーク渉」
渉「いやー照れる」
三葉「良くやったが、修行は更に強化しないとな」
起きてすぐに、修行の言葉は聞きたくなかった渉は、少し止まった
四葉「渉、僕の神気を使うのかと思ってヒヤヒヤしたよ」
渉「いや、それを使ったら」
燈「別れるって約束だもんね?」
燈が話を聞いていて、割り込んできた。
四葉「厨二燈にしては、いい約束を提案したよね本当に」
燈「チキン?そのあだ名やめてってば」
燈は、渉の隣でそっと寄り添った。
朝顔は、ライブ画面を真剣に見ていた
いつもの朱雀とまるで違う表情に
あんなに自信満々だった朱雀が、まったく動かなくなっていた
天照「棄権するか?」
朱雀「少し黙ってくれ!!」
何だこの感じ
修行とは違う…
俺が、技を失敗!?
朱雀は空を見上げて停止する
天照「女々しいな」
天照大御神は、ぬかるんだ田園の泥を蹴り上げ
勢いよく、朱雀の顔面を拳で殴る
朱雀は、吹き飛び、泥と水が背中についた
リーグバトルエリアなので、痛みはないが、体力は消耗する
朱雀は、ゆっくり身体を起こす
会場で見ている渉が、朱雀をじっとみている
渉「あいつ、、、、」
三葉「今の朱雀は気合いが足りてない、だから技も未完成なのだ」
渉「どうしたら、気合いを起こせるんですか?」
三葉「男の気合いの起こし方か、まあ、単純なものだろ、例えば燈がデートしてやるとかでも良いと思うぞ?」
燈「はぁ?何言ってるの?トンカツ、って渉も何真剣に悩んでんの?ねぇ、私朱雀とデートしないといけないってどういう状況?」
渉「よし、水無月1日だけだ、俺も我慢するからさ、あいつには、勝って欲しいんだよ、俺は負けたからさ…」
渉は切ない顔をする
燈「えーーーーー、私彼氏から、他の男とデートしてくれって頼まれてんの!?おかしくない?」
渉「水無月の好きなゲーム、プレゼントする」
燈「え!?本当!?」
燈は、速攻天照大御神に、エモーショナルリンガ(エリンガ)を使い話しかける
ーー天照大御神さ・ま!ーー
ーー今対戦中だ、何だ?ーー
ーー朱雀に伝言、勝ったら1日デートしてあげるって言って?ーーー
ーーはぁ??それで良いのか燈ーー
ーーデートぐらい、減るもんじゃないし、渉からもOKもらってるからーー
ーー??人間のしたい事はよく分からぬーー
天照大御神は、エリンガを切った
天照「おい、小僧!!勝ったら燈とデートさせてやる本気を出してみろ、このままじゃつまらぬ!」
朱雀は、さっきの表情とは違う表情になり
一気に身体もかろやかになる
だんだん、戦闘モードの悪い顔になってきた朱雀は
構えまでも安定していた




