久しぶりのデートのはずなのに、、、③
朝顔は自分の部屋に閉じこもったーー
スマホの電源をオフにして
ーー朝顔のモノローグー
中二の頃、初めて凪と会ったのは朱雀と学校さぼって海にいた時ーー
その時私は、反抗期思春期で、学校の友達も、親も、妖怪も全てにおいてイライラして、本当の笑顔を見せるのが下手になっていた時
石を投げて遊んでいた朱雀を見て
あーー朱雀は、反抗期とか一切なさそうで、羨ましいなと見ていた
私が海が好きな理由は、波の音と、潮風と
鳶が鳴く音ーー
目を閉じて耳をすまして聞く。
落ち着くのよね、それが、でもさ、その日不思議な事の連続だった
まぁ、妖怪見えてる時点でさ、不思議な事何だけど
鳶の鳴き声聞いてたら、朱雀が海に落ちたのよ
はあ?え?何で?石投げてたよね?って
その時は、パニックになってて、で、私達と同じ歳ぐらいの男の子が、泳いで朱雀を助けたの
溺れる前だったから、良かった。
水は飲んでた見たいだけど
その助けた時の姿がすごく、かっこよかったの
今でも覚えてる。
だって初恋よ?中二だよ?忘れるわけない
人間だと、思ってたのに
初恋何だけど、この言葉がすぐに出る
ムカつく
朝顔は塞ぎ込んでいたが、立ち上がった
その時燈が朝顔の部屋のドアを勝手に開けた
朝顔「燈??どうして家に?」
燈「朱雀に地図共有してもらって、お母さんいたから、入れてもらったよ」
朝顔「……そう、ありがとう。」
燈「泣いてると思ったけど、泣いてないじゃん」
朝顔「燈みたいに泣かないわよ、まぁ、泣くよりムカつくが先だけど」
燈「元彼に会ってムカつくんだ?」
朝顔「ラブラブのリア充には分からないと思うけどさ、何か怒りが出てくるのよね、まぁ、相手は凪だし、」
燈「ごめん、朝顔、朝顔さクズ男と付き合った事あったの知らなくて、佐丸と付き合ってみたら?何て、軽い気持ちで言って」
朝顔「あはは、それ気にしてたの?佐丸か、ちょっとかっこよかったけど、もういないのよね」
燈「え?かっこよかった?朝顔ってさ、クズ男に惚れるタイプ?」
朝顔「……燈、地に落とされたい?」
燈「さーせん」
朝顔「あーーーーーーー」
燈「何!?いきなり 」
燈の心臓は少しドキドキしていた。
朝顔が急に叫んだからだ
朝顔「ファミレス戻ろっか、お腹空いた、まだいる?渉達」
燈「何かカラオケ行くってメッセージ来てた」
朝顔「はぁ?カラオケ?凪も?」
燈「うん、何か凪の奢りらしい」
朝顔「よし!奢りなら行こう、あの時の恨み、いっぱい奢らせてやる」
燈「いいねー♩行こいこ♩」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
カラオケ屋に着いた、朝顔と燈は部屋に入り合流した、朝顔は凪から遠ざかるために、朱雀の隣に座る。
今は朱雀が、演歌を熱唱していた
燈「奢りって聞いたから来たけど、何でも頼んでいーの?」
時雨「もちろん☆俺は大人だからね♩君達バイトの学生さんとは、貰ってる額が違うわけ」
燈は少しイラッとしたが、朝顔の隣に座って、電子メニューを見ていた
燈と朝顔は、目と目を合わせてニヤリとして
5000円のパーティーメニューを注文する
バイトの学生と、見下されたので
遠慮なく、特大パフェや、特大ピザも追加した
朝顔「ごちそうになります、今は時雨さんだっけ?」
時雨「凪でいいよ、葵陽、それと、敬語はいらないよ」
朝顔「…………調子、、狂う」
朝顔は、ボソッと文句を言った。
次は渉がJポップを歌った
燈は渉の歌声を聞くのが初めてなので、聞き入っていた
店員「お待たせしました〜」
テーブルの上には、大量の食べ物が並べられた
時雨「…………お前ら、容赦ないな……」
時雨はクレジットカードを、2本指で挟むと
これがあるから余裕だぜ☆
と、大人の余裕をさらに見せつける
朝顔「何か相変わらずと言うか、、、、妖怪の時から軽かったけど、皿に軽さパワーアップしてない?」
時雨「まぁ、俺も色々あったって訳だよー社会人1年目の辛さを乗り越えて」
燈「で、女たらしになったの?」
時雨「そうそう、女たらしって違う!燈ちゃん、君毒舌だね〜そう言う女の子も魅力的だけど☆」
渉が歌い終わって、会話に参加する、また朱雀の番で熱唱し始めた朱雀は、放っておいた。
渉「いや、それを女たらしって言うんじゃないですか?」
熱唱していたはずの、朱雀がマイクで喋りだした、エコー付きで
朱雀「凪の事まともに相手したら疲れるぞーータイプは家の姉貴に近い物はある」
朝顔「……そうだった……」朝顔は、目の前が暗くなり、ガクッと肩が落ちる
燈「……大人って皆こうなのかって錯覚が……」
朝顔「違う、皆んなが皆こうじゃないから、燈白目なってる、渉パス!」
朝顔は、渉の隣に燈を座らせた
渉「気持ちは、分かる水無月、俺の隣にいたら大丈夫だ」
燈「渉ぅ〜」
時雨「あはははは、君達グダグダだね、いつもこんなにグダグダなの?」
朱雀「お前のせいだよ!!」
マイクからキーンと音がした。
こうして、賑やかな親睦会は、ほとんど朱雀の熱唱と、会話と、大食いで幕を閉じた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
帰り道、朱雀はバイクで帰宅して
燈と渉、朝顔と時雨ペアになってそれぞれ別れた
朝顔はずっと無言で、2人きりになった事で
昔の嫌な記憶がどんどん、込み上げてきていた
逆に時雨の方はと言うと、前世の幸せだった時間を思い出して、にこにこしていた。
朝顔「何ヘラヘラしてんの」
時雨「ようやく葵陽と二人になれたからな、嬉しいんだよ」
朝顔「……ときめくかと思ったけど、ときめかないかも……」
時雨「はぁ?何でだよ、あんなに僕達ラブラブだったのに」
朝顔「一時期ね、付き合ってた時どれだけ泣かされたか分からないし」
時雨「あれ?僕そんなに葵陽の事泣かしたか?」
朝顔「覚えてない所が余計に腹立つのよね!!」
時雨「まぁ、転生者☆だからな俺、100パーセント記憶覚えてないんじゃないの、、かな?」
朝顔「その間は何なのよ、覚えてるよね?」
時雨「ははは〜葵陽は相変わらず手厳しいな」
朝顔「で、さっきから、俺とか、僕とか何なの?」
時雨「あー、葵陽もその辺気になっちゃう?俺は、時雨、僕は凪。俺の中にもう一人いるんだよ、妖怪だった頃の俺がな」
朝顔「そんなアニメ設定……ややこしいなーもう!!」
時雨「何かさ、君達同じこと言うよな?4人ってどれだけ仲良しなの?」
朝顔「最近仲良くなったけど、色々ありすぎたのよ」
時雨「色々?ああ、四季座とかでか?」
朝顔「四季座知ってるの!?」
時雨「あー、燈ちゃんが管理者になったことも知ってるし、元々妖怪だった時に、四季座に住んでた時があってさ、僕の弟分がいて、そいつが僕の事を殺したんだ、まぁ、お願いしたって感じだけど。転生する為にね」
朝顔「ねぇ、そのさらっと、爆弾投下するの無意識にやってる?私その事また伝えないと行けないの、面倒くさいんだけど」
時雨「知らねぇよー凪が勝手に喋ってんだよー、俺じゃないし☆」
朝顔「☆マークにイラッとくる」
時雨「イラっとしていーぜ、その顔もそそるから☆」
時雨は、朝顔の顔を覗き込むと、にこやかに笑った
朝顔「!!///」
(関わりたくない!///)と、朝顔は、朱雀の家に帰るまで、黙った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
燈「あー楽しかった♩お腹いっぱい♩」
渉「俺は何かどっと疲れた……」
燈「渉最後の方歌わなくなっちゃったもんね、もっと渉の歌聞きたかったのになぁ」
渉「///じゃあさ、今度二人で」
燈「カラオケ屋デート?何かそれ嫌かも」
渉「何で?」
燈「何かさ、恥ずかしいじゃん、私歌わないし」
渉「ルミナに歌の修行してもらってたんだから、歌えば良かったのに」
燈「……壊滅的で音痴は治らないって言われたの!」
渉「ははは、音痴な水無月も可愛いし、聞いてみたいけどな♩」
燈「///すぐ可愛いって言うのやめてよね」
渉「それは無理だなーーーー」
燈「もう、ここに、朝顔がいたら、リア充爆発しろ!って言いそう」
渉「朝顔の口癖だよな!」
燈「…でもさ、衝撃だったよね、新キャラキターって思ったら、元彼、元妖怪、営業職……夢に出そう」
渉「本当だな、1日が濃すぎる…今日の夜、ロキ様に聞いてみようと思う、時雨さんの事」
燈「渉もロキと話せるんだよね?教えてくれなさそうだけど、聞いてみて?私はトンカツに報告しなきゃ、チキンに報告は任せたよ、どうせ渉の家にいると思うし」
渉「おう!また明日な」
渉は、燈に軽くキスをして手を振って帰った。
燈「///いつも不意打ちすぎる///」




