久しぶりのデートのはずなのに……②
「「はぁーー??」」
「元は妖怪で今は人間ってつまり俺は、転生ってやつだよ」
燈「転生!?」
渉「待て、じゃあお前は生まれ変わって人間に!?」
「そういう事」
謎の人物は、勝手に椅子に座り出した
燈「ちょっと、私たちさ、デート中なわけ、分かる?転生者とかタイミング悪いんですけど」
「そんな事言われてもなー夢でここに会いにいけってお告げがあったから来たわけだし」
渉「夢!?」
「俺さ、選ばれし者何だよ☆」
ドヤ顔で、グッドポーズをしながらにこやかに言う人を見て、2人はドン引きしていたが、渉は、夢でのお告げのワードが気になっていた。
「自己紹介、遅れたけど、俺社会人2年目、営業職、神凪時雨宜しくな!」
燈「え!?大人!?」
渉「俺らと同じぐらいかと思った……」
時雨「良く若いって言われるぜー」
燈「あーなんか、混乱してきた……」
時雨「じゃあ、挨拶も済んだし、連絡先入れといて」
と、時雨はいつも使っている
名刺を、燈と渉に渡した
「仕事に戻るな!じゃあな、若いカップル達よ」
時雨は、背を向けて、手を振りながら仕事に戻った。
「まぁ、俺の登場はあんな感じで良いだろう、うん!完璧」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
燈「今のことは、とりあえず忘れよ?」
渉「そうしよう」
燈達は色んな事が起きすぎているので
自然と、問題回避ができる、切替スイッチの脳を身につけていた
渉は、おにぎりを食べ進めて、途中の箸休めに卵焼きを口に入れるーーー
燈「美味しい?」
渉「うん、美味しい」
燈「本当に美味しい?それさ、チキンにクソまずいって言われて、ビンタしちゃった卵焼き何だけど」
渉は、そんな事を唐突に言われて
フリーズするが、演技力で上手く切り抜けた
その卵焼きを無心で食べた渉。
忘れられない、思い出の卵焼きの味になったーー
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
2人は楽しいデートを終えて
家に帰る前に、ファミレスで4人は集まっていた
真ん中にはポテト大皿と、皆ジュースやお茶わ飲んでいた。
朱雀「変なやつが現れたから来いって、燈と渉って今日デートだったよな?昨日渉から色々報告されて」
渉「その話はそれ以上言うな」
渉の圧に負けて、朱雀はジュースを飲んだ
燈は男のじゃれ合いを、流し見しながら、ポテトを真顔で食べていた。
朝顔「で、変なやつって?」
燈「元妖怪の転生者、営業職2年目、選ばれし者☆って言ってたような」
「「はぁーーーー??」」
朝顔と朱雀がハモる
渉「そうなるよな?俺らだって、はぁー?ってなったし」
燈「うん、なった。もうさ、訳が分からない」
朱雀「スゲーな営業職か、憧れる」
朝顔「いやいや、そこじゃない、そこじゃないでしょ、元!妖!怪!! そこ、突っ込みなよ」
燈「いやさ、ツッコミ所多すぎてさ、色々と……」
燈は、テーブルの上に、貰った名刺を置いた。
朝顔「…………神凪、、」
朱雀「神凪!?」
朝顔「いやまさか…………ね」
朱雀「ないないないない」
渉「?青ざめた顔して、どうした?」
燈「??」
燈と、渉は目を合わせて、首を傾げる
コンコンと、ガラスを叩く音がして、窓の外を見るとーーー
そこには、神凪時雨がにこにこと、笑っていて、店に入ってきて、いきなり椅子に座ると、勝手に注文し始めた。
時雨「デミグラスハンバーグ、ライスと味噌汁1つお願いします。」
店員「かしこまりました///」
店員でもキュンとする、イケメンスマイルを見せる時雨
時雨は、超高速の爆弾を投下した。
時雨「葵陽、久しぶり」
朝顔「!!!!」
朝顔は、立ち上がってお金をテーブルの上に置くと
顔を真っ赤にしながら、お店をものすごいスピードで出ていった。
朱雀「お前……やっぱり凪か。」
朱雀は少し怒った顔をするが、呆れてもいる。
時雨「そうだよ、僕さ、選ばれし者だからか、前世の記憶ちゃんと覚えてるんだよね☆」
朱雀「いやいや、だよねに、星マークをつけるな!」
燈「待って、どういう事??」
時雨「詳しく聞きたい?でも、本人があの調子だからな、僕が話すのは少し気が引けるけど……」
朱雀「って言いながら話すんだろ?」
時雨「あ!その感じ懐かしいね、朱雀。」
朱雀「…………俺が話す、黙って聞いてろ」
渉「朱雀、一応、大人だし、敬語」
朱雀「渉、そんな事いちいち気にしてるとな、、世間の波に飲み込まれるんだぜ…」
時雨は、朱雀の言葉に爆笑した。
朱雀は、怒りながら説明を始めようとしたが、ジュースを飲んで一息ついてから話をした
朱雀「こいつはな、元々は、鳶の妖怪で俺と、葵陽、凪は、海で出会ったんだよ中2の時、それで葵陽は、こいつを人間だと思い込んでて、一時期付き合ってたって訳」
燈「!!朝顔の元彼?!」
時雨「元彼って言葉は、ひどいなぁー、僕は葵陽と一緒にいる為に、人間に転生したんだけど」
朱雀「はぁ??!!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
朱雀「葵陽と一緒にいる為に転生してきたって、お前、何で社会人何だよ?計算おかしいぞ!」
時雨「朱雀にしては回転が早いね。転生する前、神に会って、何歳ズレるかは分からぬが、一緒にしてやるって言われたんだ、こっちの世界とは、時間の動き方が違ったみたいだね、でも、やっと会えた」
朱雀「まだ、葵陽の事……」
時雨「好きじゃなきゃ転生なんかしない。」
真面目な話のタイミングで、ハンバーグセットが届いた。
時雨は、店員さんに話しかけた
時雨「これ、僕の名刺、受け取っといて?」
店員「///はい♡ありがとうございます♡」
燈「……………………ねぇ、それってナンパ?」
時雨はハンバーグを食べ始めるために、食べやすい大きさに切った
時雨「やだな、燈、これは営業、僕保険屋だからさ、営業成績を上げるためだよ!」
朱雀「騙されるなよ、燈、こいつはな、モテ男のたらしだ!」
渉「うわーーー、、、、」
渉は強烈なキャラに、何も言えないでいた。
燈「クズ男と付き合ったら?とか言ってごめん、朝顔……」
朱雀「何の話だ?」
燈「佐丸が変態だったって話」
渉「?天狗山での事か?」
燈「そうそう、佐丸がね」
燈は、佐丸と言う名前を出した時に
すぐに言葉を止めた
燈「まぁ、この話は後ででいいとして、時雨って呼べばいいの?それともクズ男?なんて呼べばいい?」
時雨「クズ男はひどいなぁー、時雨でいいよ、燈ちゃん☆」
燈「…………朝顔の元彼って事は分かった、んで聞きたいことはそこじゃない、どうして、四季座の管理者になったこと知ってるの?」
渉「夢の中でとかなんとか言ってましたよね?」
時雨「あーその話か、夢の中で、神様と話してるんだ、いつも寝る前に、君が思ってる神様と一緒だよ、渉君。管理者の話を聞いたのも、その神様からだよ。」
渉「!!!!」
朱雀「!?あの強えー神様か!?」
時雨「朱雀も会ったことあるの?燈ちゃんも?」
燈は頷く。
渉「じゃあ、ロキ様が時雨さんを転生させたんですか?」
時雨「せいかーーい☆」
燈「あーーー何かまたややこしくなってきたー朝顔ーーカムバック!!カムバッーーーク」
燈はカムバックと言いながら
スマホをだし、朝顔に電話をかけるが、繋がらなかったので、男達だけ残して、渉にお金を預けて、外に出た。
燈は朱雀の家に向かったーーーー




