封印解除は、彼氏に丸投げしましょう②
「ちょっと待って!!」
5人は進もうとしたら、朝顔に呼び止められた
朝顔「私も行く」
朱雀「はぁ??なんでお前が来るんだよ」
朝顔「いいでしょ!師匠に、行って修行しなさいって言われたんだから」
朱雀「姉貴、余計なことを…」
ーまぁ良い、葵陽、全集中していろよー
朝顔「はい!」
5人から6人になって、山道を進む
途中細い山道があったり
小さい石の落石がある
木々が生い茂る山
人間が簡単に入れない仕組みになっている
それでも5人は、天狗堂に行く為に進んだ
朝顔「天狗堂って、まだ先なの?」
ーまだだな、一旦休むか?ー
朝顔「大丈夫よ、このぐらい、山登りファッションで来てるし」
四「燈よりたくましいよね、朝顔は」
朝顔「修行を耐え抜いているからね」
四「燈に爪の垢を煎じて飲ませたいよ」
燈「ぶうぇっくしょん」
ゲームをしていた、燈は、クシャミをしていた
燈「風邪でもひいたかな?」
渉「ははは、四葉様相変わらず厳しい」
三「愛ゆえのスパルタと言うやつだ」
四「///!!愛なんてありません、兄者変なこと言わないでください」
渉「姉と弟って感じだもんなー」
朝顔「あ!たしかにそれ思った!」
朱雀「何で、お前らそんな緊張感ないんだ?」
ー朱雀、緊張感だけじゃ立ち向かえない時もある、この辺で休憩しようーー
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ーーおばば食堂ーー
「霙、おじさんからお土産だよ」
「わーい飴ちゃんだぁ♩おじちゃんにお礼言いに行くぅ」
「夜にしようね、おじさん、仕事が忙しいから」
「分かった!あ、ねぇおばば、おじさんに言ってくれた?ママがいなくなったこと」
「言っていないよ」
「じゃあおじさん、ママが人間に殺られたの知らないんだ…」
「そうさね…」
「僕、おじさんに、言う!」
「そうだね、そうしよう、おばばも着いていくからねぇ」
「うん!おばば大好き!」
「よしよし、霙は、甘えん坊ちゃんだね、仕込みしたら、絵本読んであげようねぇ」
「はーい!僕大人しくまってるよぉ!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ーー燈自宅ーー
「燈!いつまでゲームしてるの!」
燈「えーーー今日はずっと♡」
「もう、この子ってば、ちょっと、お使い頼まれてくれる?」
燈「えーー!?外出たくない!」
「……いつセーブしたの?」
燈「……(このパターンは)」
母は、ニヤリと笑って、ゲームの電源を落とした
「お願いね?お使い、じゃあお母さん、店戻るわね」
燈「………はい、分かりました。」
ねぇ、そこまでする??
お使い行かせるためだけに
ゲームの電源落とす?
ブツブツ言いながら燈は、しぶしぶ外に出かけた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
渉「そういえば、三葉様と四葉様、眠らないんですね?四季座に行った時は眠ったのに」
ー本当に頭の回転がいいなーー
リョクガクは関心した。
三「ここは四季座ではなくて、天狗堂の、天狗山だからな、神がここに来ても、眠くはならぬ」
四「そう、四季座はちょっと厄介だったけどね」
朝顔「……はぁ、はぁ」
朱雀「大丈夫か?朝顔」
朝顔「大丈夫、このどす黒いような妖気がね、腹立たしくって」
朱雀(あー、いつもの妖怪嫌いか…)
朝顔「てゆか、今気づいたんだけど、燈は??」
渉「今日は不在、俺が封印解くから」
朝顔「そういえば封印って三葉様と四葉様の封印よね?」
三「ああ、この神の姿を完全に維持する為のな」
四「…僕は正直どっちでも良くなってきているのだけどね…」
渉「まぁ、四葉様、そう言わずに」
朝顔「何か、色々大変ね」
6人は話しながら、険しい山道を進む
進んでいくと、前から風が吹いた
その風は、トンネルから風を感じる
トンネルは、小さいトンネルで、軽自動車の幅ぐらいのトンネルだった
そのトンネルだけ異様に暗く
水の音がピチャっと響く
ーここが、天狗堂に繋がる入口だー
と、リョクガクが先頭になって、歩き始める
そのトンネルは、彼らを招くように
その奥へと誘導するみたいだった
途中、天狗の子供が描いたのか
落書きがしてあるのを見つけた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
燈は、買い物を終えると、まだ納得行かないのか
買い物袋を回して、神社の抜け道を通ろうとしていた
燈「あーーもーまたやり直しのゲームは、辛い…」
独り言も声に出てしまうほどの、憂鬱感
燈「電源落とさなくてもさ、普通に行くのにさ、多分?」
絶対、電源落としていなかったら、行かないであろう
ーー何をブツブツ言っておるのだ?人間の子よー
燈「え!?今耳元で何か言った??はぁ?」
燈は、辺りを見渡した
観光客は、時間が止まってるようだ
でも、懐中時計は、早く動いていない
燈「って事は敵じゃないのね、で、誰?」
ー冷静だなーー
燈「慣れてるんで」
ー我が名は、ガジュナルーー
燈「木も喋るのね…」
(どうなってるの?木は喋るし、動物も喋るし、何か色々ありすぎじゃない?)
燈は、今までの事を思い出すと、だんだん腹が立っていた
ー腹立たしいか?人間ー
燈「まぁねって、勝手に心読まないで」
ーそっちの方が楽であろうー
燈「楽だけど無理」
ー面白い人間だな、気に入ったー
燈「勝手に気に入らないでください、そして、何も用ないなら、帰るからね?」
ーまぁ、待て、お主のその力で、妖怪を全てこの木に回収したら、褒美をやるぞー
燈「褒美?ちょっと待って、もう、そういう系統の、お話はいりません、妖怪は勝手に来るから、倒すけど」
ー褒美もいらぬとは!!ー
燈「早く話終わってくれない?」
ーまぁいい、今日の所は、くれぐれも、私と会話した事を、務露首に言うなよーー
燈「何で務露首?まぁ言わないけど」
ー我が怒られそうだからなー
燈「そう言う事?めんどくさい感じじゃなければ、いいや、とりあえずまたね、ガジュナル」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
天狗堂の中に入ると
中天狗に会った
その中ぐらいの天狗は「ひぃーー」っと
リョクガクを見て、一目散に、本堂へ向かった
四「リョクガク、何故みんな怖がっているの?」
ー聞きたいか?ー
朱雀「それはな、天狗を昔喰ってたからだよ」
ーおい、朱雀、俺様のセリフを勝手に言うなー
朝顔「え?食べてたの?リョクガクって、肉食系?てゆーか普通に怖い!」
ー怖がるな朝顔、俺様より怖いのは、紅月だぞー
朝顔「ま、まぁ、そーなんだけど」
渉「どんな師匠なんだよ!」
渉は、少し緊張下顔に戻る
渉は咄嗟に地面に耳をつけた
三「…凄まじい何かが来るな」
四「渉、閉じて、地面の音を聞け」
渉「これは、今までの天狗とは違います、天狗の親分ですね。」
烈「ほう、人間、足音だけで聞き分けれるのか。」
烈は、仁王立ちをして、6人の前で立っていた
ー久しいな烈ー
烈「リョクガク様、お久しぶりでございます。」
ー俺様を恐れなくなったのは、お前だけだな、烈ー
朝顔「ねぇ、ちょっと、話が見えないんだけど」
烈は、朝顔の顔を見た、女の人間を見るのが初めてなので、まじまじと、顔を見る
朝顔「ちょっと、人の顔ジロジロ見ないでくれる?祓うわよ?」
朝顔は、右手には数珠左手には御札を持ち、烈に向けた
烈「ふむ、人間の女子か、ちょうど良い」
烈は、朝顔を担ぐと、少し借りていくと
本堂に飛んでいってしまった。
朝顔は、ジタバタ暴れていて
助けを求めているが
先程の中天狗が仲間を呼んで来たのか、5人は囲まれた。
リョクガクを倒そうとする中天狗達の
的になったのだ。
朱雀「ナール!!炎飛龍ってナール?あ!!しまった、ナール忘れてきた」
渉「はぁ?何で忘れてきたんだよ!」
渉は妖刀を構えながら、朱雀に吠える
朱雀はかっこよく決めたはずの技がもはや、かっこよくもなくなっていた。
朱雀は、ナールがいないので、別のモードに切り替えをした
拳をクロスして、胸の前へ出す
朱雀「リョクガク!一気に行こうぜ!」
ー少しは強くなったんだろうな?ー
朱雀「あったり前だよ!」
【亜爽火~ア・シュアンカ】
その火は、リョクガクを土台とし
リョクガクが、息を吹きかけると
風に乗って、火が炎となり
中天狗を祓う
中天狗は、逃げないで立ち向かおうとはせず
威力がどんどん減ったのか、1人ずつ、力が抜けていく
朱雀「葵陽を何処にやったか案内しろ!!火を加減してやったんだ、それぐらいやれ!」
中天狗「は!はいぃっ!こちらです」
中天狗の中のリーダーは
5人を本堂へ案内をした。
天狗堂には、本堂と、天狗寮が2つある
その周りには鏡池があり、日が差し込むと
鏡池に映る建物が、逆向きに反射する
水面に揺れる、風景は
とても美しい。
朱雀と、渉の緊張感が抜けないまま本堂への道は
どんどん、切り開いて行く。
三葉と四葉、リョクガクは、堂々としていた。




