第8話 高貴なお茶会?
1ページ1,000文字以下にしました
執事さんが目の前にティーカップを置いてくれたので、まずは一口飲もうとしたのだが。
淹れられたお茶の色にびっくりして体が固まる。
紅茶なんだろうけど……。
普通は茶色だよな、コーヒーはブラックなら黒でさ。
カップの中、何とも言えない紫色なんだが。
ハーブティーとかの色ではないと思われる、黒紫色をしている。
「おや、プラシーはお気に召しませんか」
リテクスさんが残念そうに言う。
プラシー ?
「あの、この黒紫のお茶はプラシーというのですか ? 」
「ええ。プランティという小粒な果実の種を使用したもので、よく飲まれているものなんですよ」
「我が好きな飲み物だ」
王様は執事さんが止めるのを無視して飲んでしまい、次にマカロンを手にして一口で食べてしまった。
毒見しなくていいのかな。
「喉を潤さないと声が出ませんよ。熱いのでゆっくりどうぞ」
「は、はい」
かなり勇気がいる凄い色をしたお茶を、勧められては仕方ないので一口少なめに飲んでみた。
「…おいしい」
「でしょう。果実の風味がなんともいえないんですよ」
コーヒーにほんの少しプラム系の果実を入れたように思えるのだが、現実世界で真似するとまずくなりそうな気がする。
「プランティはケーキもおいしいんですよ ! 」
どうぞと、目の前には新たにラベンダー色のクリームのケーキが加わった。
なんか、こうも次々とお菓子を勧められるとマジで田舎のおばあちゃん思い出す。
「飲み食いしているばかりでなく、本題に入られませんと」
お時間がありませんよ。と言う執事さんの口に、王様は無理矢理マカロンをいれた。
読んで頂きありがとうございます。
先日文字数の事をここに書かせていただきました。
検討をした結果、前書きにも明記しましたが、同時連載の『女侯爵と誰か』と同じく1ページ1,000文字以下での連載にしていくことにしました。
スキマ時間にサクッと読んで楽しんでもらえるようにというのと、中途半端に終わらせるのではなくきちんと完結させたいという気持ちが強いからです。
更新は両作品とも毎日していくことにしました。
これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。




