↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソロな異世界冒険録~召喚条件は不明です!?~  作者: 氷村はるか


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/24

第14話 学校帰りだった

幼馴染みには気を遣わせてしまった。


ソフトクリームを口にしながらも、頭の中はぐちゃふちゃで、傍から見たらボーっとしていて塀や電柱にぶつかりそうになっていたらしい。

そして空返事。


「本当に大丈夫 ? 何かあったんなら話を聞くよ」


意識が浮上してきた時には、俺の家の前に着いていた。

幼馴染みの声への反応が遅れた。


「すまん、ありがとう。俺も誰かに話したいんだけど、頭の中が混乱してて、どう言ったら良いのかとか、信じてもらえるんだろうかとか、訳がわからないんだ」


話しているうちに声は震え、大きくなり、自分で自分の髪を強く握りぐしゃぐしゃとした。


「……俺には話せないか ? 」


乱れた俺を見た彼は、いつもと同じ優しい笑顔で訊いてくる。


どこからどこまで ?

どこを省いた方がいい ?


「誰にも言わない」

「…………」

「聞いたことは誰にも言わない。今まで約束破ったことあった ? 」


そうだ。見た目で優柔不断と思われがちだが、漢だと言われることが多い奴だった。


「話せるかもしれない。他言しないことを必ず守ってくれるなら」

「わかった。荷物置いて服を着替えてくるよ」


そう言って隣の家の玄関へ入っていく。

俺も自宅に入る。どこかも分からない世界の牢でも執務室でもなく。

どこにでも存在している、耐震対策バッチリの築十年以上の一軒家だ。


「おかえりなさい」

「ただいま、母さん」


姿を目にした時、普段と違い「母」と声を出して言いたくなった。


「なあに ? 」

「これから隣のが来るんだ」

「そうなの。お菓子と飲み物どうする ? 」

「自分でやる」


冷蔵庫から某有名メーカーが作った新作ジンジャーエールを取り出し、パントリーからチョコレート菓子やチップス、揚げせんなどを取り出し二階の自室へ持っていく。


「はあー」


自分の部屋のドアを開けたらまたあの世界でした。なんてことはないよな。

ドアノブに手をかけて開けるのをためらっていると、背後に慣れた幼馴染みの気配を感じた。


「なに立ったままで。早く入って話をしようよ」


幼馴染みは俺の部屋のドアを勝手に開けた。

  


いつも読んで頂きありがとうございます。

少しでも面白い・楽しいと思っていただけたなら評価やいいね・ブクマをしてくださると今後の執筆の励みになります。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。