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8.自己紹介

「これでやっと5人目か、よし初対面なんだしまずは、自己紹介をしようか。まず、俺の名前はマスカだ。一応ここのリーダーをやっている。よろしく。はい、では次」


 エリックから見てマスカはそこそこのイケメンで、まあまあモテるであろう顔をしている焦げ茶色の髪に、黒目の男である。


「では、改めて、私の名はヘクトだ」


 と言いながらローブで隠れていた顔をだす。さっきも見たがやはり一言で言えばめちゃくちゃ美人な女性だ。青髪のロングで目は、きれいな赤色をしている。


「ここの中では、私が一番新しく入ったメンバーだ。まあ、お前がいるからもう一番ではないがな。最後はお前だ」

「あ、えーと俺の名前はエリックだ。勇者パーティーの副リーダーをしている。まだまだ分からないことばかりだが、よろしく」

「よし、一通り自己紹介は、終わったな。残りの二人はまた帰って来たときでいいだろ。まあ、あと1、2週間もあれば、帰って来るだろ。それまでは、やることもないし、俺はほとんどこの家にいるから、いつでも顔を出してくれてかまわないぞ」

「そうか分かった。まあ、2、3日に一回ぐらいは顔を出すよ」

「じゃあ、話たいことも話たし解散」


 エリックは、自分の泊まっている宿屋に帰ろう、と思った時に、エリックはあることに気がついた。

 ここからどうやって帰るのか自分は、分からないということに。めちゃくちゃ美人なヘクトは、帰り道を分かっているはずだ。なにせここまで来たのだから。

 ここは、ヘクトに帰り道をきくか。確かにヘクトに聞けば分かるが、なんか嫌なのだ。エリックは、迷う。と、そんなことを知ってか知らずかヘクトが


「お前、帰り道が分からないなら送ってやる」


 ヘクトが助け船を出してくれたので


「お、じゃあ送ってくれ」


 エリックは一安心して、送ってもらった。


 〈〉


 エリックは自分が泊まっている宿屋に入り、受付にいる人に軽く会釈をし、階段を上がり自分の部屋に入りベッドに飛び込む。

 今日1日は、色々な事があった。これからどうなるのだろうか。エリックは考えてみる。

 だが不思議と不安や恐怖なんて感情は、湧かなかった。今までより楽しくなると、どこか確信に近いものを感じた。

 エリックは、少しだけ、にやりと笑いそのまま寝ることにしたのだった。


 ・・・


 次の日の朝、エリックは目を覚ますと、窓から外の様子をみる。起きるのが遅かったせいか人通りは結構多い。いつもと変わらない朝だ。

 エリックは、あくびをしながら階段を降た。

 今日の朝ごはんは、サラダと肉が入ったスープそれと焼き魚だ。エリックは魚を食べるのは、久しぶりだなと思いながら、のんびり食べる。味はどれも不味くはなくまあまあだ。

 朝ごはんを完食した後は、散歩に行くのがエリックのいつもの朝だ。だがまあ今日は、昨日行ったマスカの家までの道のりの確認だ。ヘクトに自分が、泊まっている宿屋まで送ってもらった時に、その道のりを真剣に覚えたのだ。

 エリックは、道を覚えるのが苦手なわけではないのでマスカの家まで、とりあえず行ってみることにした。

 結果はちゃんと覚えていた。

 この角を曲がれば、もうマスカの家、というところまで来たのでエリックは引き返そうと思い後ろを向くと、何故かマスカがいた。


「やっほーエリック。今から家行くんだろ行こ行こ」


 とエリックはマスカの家に強制的に連れていかれるのであった。

もう今年も終わりですね。2021年の私の目標はこの「勇者パーティーの副リーダーさんは殺し屋のようです」を完結させることです。皆さん応援よろしくお願いします。

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