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59.カシ捜索

ごめんなさい。許して下さい。

いよいよやばくなって来ました。年が明ければ落ち着くはずなのですが……それまでが……。

もしかしたら、不定期投稿になるかもですがご了承くださいまし。

 

「カシが消えたってどういうことだ?」


 エリックはまだ睡魔が残っている頭で、少しずつマスカの言葉を理解していく。


「そのままの意味だ。朝フレイが1番に気づいて、今探しに行ってる」

「そうなのか。カシ以外は全員いるのか?」

「ああ、いるぞ。カシ1人だけがいなくなったんだ」

「分かった。で、探しに行くのか?」


 エリックがそうマスカに問うと、マスカは首を縦に振り少し落ち着いたように口を開く。


「ああ、探しに行く。だが、1人1人に分かれて探すことになったんだ。エリックも探してくれるか?」

「もちろんだ。。俺も探してみるよ」

「よかった。とりあえず夕方までだ。よろしくな」


 そうマスカが言い、廊下を歩き階段を降りていった。それを見送りエリックは軽く伸びをした後、宿屋を出てのんびり探す。

 カシとはあまり面識がないので、正直どこにいるのか全く分からない。なのでとりあえずは、マスカの家に行くことにした。まあ、いないだろうが……。

 歩いて数分。マスカの家に着いた。相変わらずボロボロである。

 エリックは昨日と同じく、マスカの家の中に入る。家の中は誰もおらず、閑散としていた。ただただ静かな空間だ。

 ここにいないのであれば、次はどこに行くか?次が全く思い浮かばないエリックは、朝ごはんを食べに大通りへと向かった。探す気が少しなくなってきたが、ちゃんと歩きながら考えるのだ。

 数十分してやっと大通りへと着いた。人がいつも通り多く、賑わっている。だがまあ、カシはいない。

 エリックは、大通りの屋台で焼き鳥を買い、食べながら次の場所まで歩く。

 その間、暇なエリックは少しカシがいなくなった理由を考えてみた。

 フレイと喧嘩していたがどうなったのか?まずは、ここら辺からだろうか。まあ、カシ1人だけというのなら襲われたわけではあるまい。ならば、どこかにまた行った。理由は……喧嘩?いや一応フレイと会うことを嫌がってはなかったのなら、喧嘩ではないのでは?

 なんてあまり意味の無い事を考えていると、目的の場所に到着した。

 そこは、ダンジョンの近くにある大きい公園。名前はルー公園だ。

 地面は芝生であり、木が所々に生えている緑豊かな場所。

 この場所は、金持ちの貴族の庭が元になっており、たしか貴族が庭を皆が使えるようにと、解放したのがきっかけでその後何となく皆がその大きさを広げていったのだ。まあ、十数年前にその貴族は亡くなり家は解体されたらしい。そして住人達が優しいその貴族のために、元家の場所にお墓を建てた。

 それがこの公園の中心になっており、時々人が花束を置いて行くのだ。

 そして何故、エリックがここに来たかと言うと、休むためというか散歩をするためである……。もうカシの場所なんて分からないし、帰って来ると思っているエリックにとっては、探す気がほぼなくなった。分からないものは、分からないのだ。

 だから、しょうがない。うん、しょうがない。

 エリックは、のんびりと公園の中を見て周りながら散歩をする。かれこれ半年ぶりなので、少し楽しい。

 走り回っている子供達がたくさんおり、とても賑やかだ。

 数十分ぐらい歩くと、亡くなった貴族の墓が見えてきた。その墓は、とても立派なものであり、綺麗な花束が置かれている。数十年たってなお花束を置かれるなんて、本当にすごい貴族であり優しかったのだろう。そう思いながら、エリックは墓を通り過ぎ進んで行く。

 数分してだんだんとベンチが増えて来る。少し大通りに近づいているのでだんだん屋台も奥の方に見えてきた。さっき朝は食べたので、それは気にせず木陰の下に置いてあるベンチに座った。もう少しすれば昼になるだろう。それまではここでのんびりと過ごす事したエリック。


「ふうー」


 息を深く吐き目を閉じる。涼しい風が吹きそれが子供達の声を運んで行く。


 どれぐらいたった頃だろうか。まだ夕方ではないが、日が傾き始めた頃。エリックはふと、目が覚めた。どうやら、眠てしまっていたらしい。

 ベンチから立ち上がり、伸びをしながら辺りを見てみる。少し人が減った公園だ。それ以外はなんら変わりはない。

 今から帰れば、ちょうど夕方くらいになりそうだ。カシは、誰かが見つけただろうか?そう思いながらエリックは、歩きだす。

 ルー公園を出て、大通りを通り宿屋へと。ちょうどその頃には、日が沈みかけていた。宿屋の中に入ると食堂で、ロットが夜ご飯を食べていた。そこに近づき話しかける。


「見つかったか?」

「エリックも、ダメだったんだ」


 ロットがそう言いながらも、ご飯を食べる。意外と冷たいのかそれとも帰って来ると思っているのか……


「他の皆はどこにいるんだ?」

「まだだと思うよ。エリックが2番目」

「そうか、ありがとう」


 エリックは、それだけ言い残すと自分の部屋へと向かった。今は何故か、ご飯を食べる気になれない。

 自分の部屋へと入ったエリックは、ベッドに寝転んだ。さっき寝たので全くもって眠たくないのだが、少し目を閉じて休憩する。

 まだマスカ達はカシを探しているらしいが、どうしてロットだけあんなに早く帰って来たのか?まあ、エリックも早い方なのであまり大差ないのだが…。

 それにしても、カシがどうしてこの王国にいたのか?ふと、疑問に思う。反対側の王国にいるとばかり思っていたのだが…。というかアシュも何故この王国にいるのやら…。

 全然分からない。考えても仕方の無いことはもうやめて、エリックはベッドに座り直すと、もう完全に夜になった外を見た。

 皆は、どこを探しているのだろうか?そう思いエリックが立ち上がろうとした時、扉がノックされ扉から声が聞こえて来る。


「少し、いいですか?」


 その声の主は、皆が探しているカシ本人だ。


「ああ、別にいいぞ」

「失礼します」


 声が聞こえると同時に扉が開きカシが中に入って来る。


「すいません。急に」

「別にいいよ。それで、どうしたんだ?皆探してるぞ?」

「ええ、それは知っていますが、まだフレイ達には会えません」


 そうカシは言いながら、窓の外を見た。それは少し寂しそうで、悲しそうだ。


「どうしてなんだ?」

「前にお話した私の友達。覚えていますか?私は今、その友達を探しているのです。そして、あともう少しで見つけられそうなんです。ですが、少し失敗もしてしまいまして…ヘクトさんが狙われたのはそのせいなんです」

「マスカの家にロットが突っ込んで来たのもそうなのか?」

「はい、そうです。それと、エリックさんにはお礼をしないといけない、と思いまして」


 そう言いながらカシは、エリックに近づいくと


「助けてくれて、ありがとうございました。あんな状態でも、なんとかなったのはあなたのおかげです」


 微笑みながら綺麗な礼をするカシ。その姿はとても綺麗で美しい。エリックがなんて返そうか迷っていると…


「少し虫がいいのは分かっていますが、私の事は内緒にして欲しいのと、後5日あればなんとかなります。それまではおそらく、見つからないと思います。なので、皆さんは心配するかも知れませんが私は帰って来ますので、安心していてください」

「そ、そうか。まあ、一応分かったが帰って来るのなら気になる事はあるが今は別に何も聞かない」

「そうですか。ありがとうございます。では、私はこれで」


 少しエリックの言葉に驚いていたカシだったが、お礼を言うとエリックの部屋の窓から頭を下げた後、外を確認して出て行った。

 カシの事は帰って来てから聞けばいい。それにまあ、聞きたい事はあったのだがあまりここにいさせてはいけないだろう。

 エリックは扉を開けると


「ロット、今の話聞いてたか?」


 そう話しかけた。

できるだけ、月曜に出せるようにします。

頑張ります。なんとかしますので、許してくださいな。✩°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝

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