40.ノンの実力
こんにちは。こんばんは。3日ぶりです。やっと本編に戻って参りました。やったね!
マスカから詳しい話を宿屋の食堂で、夜ご飯を食べながら聞いたエリックは今、ベットに座っている。
ちなみに夜ご飯は、パンにビーフシチュー、それとサラダに果物が少々だった。
まあ、それは置いといて…本来この依頼は、殺し屋の皆がいる場所から遠かったので、マスカのみで殺る予定だったのだ。というか、ヘクトもロットもノンもマスカの家から近い宿屋に居座っているらしい。
そして、どうやら皆半年に1回ぐらいしか宿屋を変えていない。それだけ聞くと、エリックは少々異常なのだが…。
まあ、その為ノンとエリックはほぼ殺る事がないという事だ。なのに何故3人で行くのか?それは、マスカの仕事が減り、マスカが楽を出来るからである。
今回殺すのは、テット子爵という男性だ。このテット子爵は、どうやら結婚しているらしく妻と2人暮しなので、いつもの様に殺して家を燃やすと妻も一緒に殺してしまう。
その為、テット子爵のみを家から連れ出して殺すらしい。
基本殺し屋は、依頼されていない人を殺すのはあまり褒められた事ではないとされているので、殺すところを見られたりしない限りは、殺さなのだ。
それに加えて、貴族は基本的に主が死んだり行方不明になったとしても、妻や娘や息子などが代理を務めて、元主の資産や家などを引き継ぐ。
そうなれば、その貴族の土地を国王が管理して、次の貴族になった者に渡す時より、国王の仕事が格段に楽になるらしい。
まあ、そこについては詳しくは知らないが、要はその貴族の土地やら家やらが、そのまま家族に引き継がれた方が国王にとって都合が良いという事らしいのだ。
だから今回、あまり国王の機嫌を悪くしないために、そうするのだとか。マスカ曰く…。
まあ、という事でテット子爵の家はここから10分ぐらい離れた場所にある。出発する時は、マスカが部屋を尋ねて来てくれる。
深夜の少し前ぐらいに来ると言っていたので、それまでが暇なエリックは、ベットに倒れて横になる。と、本棚の小説が目に入った…。まあ、最初から見えいたのだが、正しく言えば1冊の薄汚れた薄い小説が目に入ったのだ…。
エリックは、起き上がりその小説を取ると題名を見た。
そこには、赤い表紙に薄い黒色の字で「無題」と書かれており作者不詳だ。
エリックは、本の中身を見てみた。破れている所はないがだいぶ日に焼けていた。エリックは、それをあまり気にせずに読み始める。
内容は、ダンジョンの噂やそれぞれの王国の裏の話などでまあ、少し珍しいものだ。書かれている事としては…
曰く…ダンジョンは人が創りしものとし人が管理せねばやがて滅ぶ…。
曰く…ダンジョンの魔物は無限に生まれダンジョンの中で造られる…。
曰く…魔物の定義は未だ定まっておらずその性質を自由に変化出来る。
などなどが書かれていた。それにしても、こういう本はいつ誰が何を考えて書くのかとても気になるのだが…。まあ、あれこれ考えながら読み終わったエリックは、本を戻してベットに座った。おそらくマスカが少し経てば来るはずである。
案の定5分もしないうちに部屋の扉がノックされた。
「エリック。準備出来たか?」
「ああ、出来てるぞ」
エリックは扉にそう言いながら立ち上がり、扉を開けた。
「ノンは?」
「今から呼ぶところだ」
部屋の外はマスカしかおらず、ノンがいなかった。マスカは、エリックの隣の部屋の前に立ちノンを呼び、1分もしないうちにノンが出てきた。
「よし、さっさと終わらせるぞ」
○
10分後。テット子爵の家に着いた。
庭は、あまり広くなく何もないが家がマスカの家の倍以上ある。
家の1階の窓を割り、3人で中へと入る。マスカが先頭でエリックが1番最後だ。マスカは、迷わずに階段を使い2階へと上がる。2階には部屋が5部屋あったが、マスカが階段から離れた一番離れた部屋の前に行く。エリック達もそれについて行きらマスカが部屋の扉を静かに開けた。中には、テット子爵と妻が同じベットで寝ていた。それを見てマスカが
「エリック。あの窓を突き破って出て行ってくれ」
マスカがこの部屋に1つしかない窓に指を刺しながらそう言ってきた。エリックは、それに頷くと窓を突き破って外に出た。
宿屋でこの依頼の話を聞いた時、もしテット子爵が1人でベットに寝ていなかった時はエリックが窓を壊してノンとマスカが手短に終わらせるという事になったのだ…。
エリックが窓から出た後マスカがベットに寝ている2人の上に魔法陣を展開すると
「サファケイト」
下の中の風魔法で、簡単に言えば体内の酸素を奪う。だが、そこまでの知識が無いので生命力を一時的に消失させる魔法として使われる。少しだけなら死にはしないが、長い間かけ続けると窒息死して死ぬ。ちなみに魔物は、呼吸を必要としていないので効果なし。一般的にモンスターにしか使わない。殺し屋を除いてだが…。
だんだんと寝息が激しくなって10秒ぐらいで、2人の寝息が静かになった。気を失ったのだ。
それを見てマスカは、テット子爵のみを窓から投げてそれを追うような形で、先にノンが窓から飛び出た。
エリックは、壊した窓を下から眺めていると1人が飛び出て来て、数瞬後にノンが飛び出て来たので、テット子爵だけを掴み受け取る。それを上へと投げる。その間ノンは、綺麗に着地してテット子爵の家の屋根を超えた辺りで、ノンが魔法陣を展開させた。
「アイス・ゼロ」
前にロットが使った魔法だ。テット子爵の体が一瞬で氷像になる。その次に、また魔法陣をテット子爵の上に展開し
「ファイアーボール」
使い勝手が良く冒険者などに気に入られている、エリックも時々使う魔法だ。ファイアーボールが当たると同時に、爆発を起こしてテット子爵の氷像が砕け散る。最後に、その粉々になり飛び散った破片全てが入るぐらいの、魔法陣を展開してノンが
「ゲイル」
風魔法の下の下で、ただただ風に方向性を持たして操る魔法で、これで殺し屋は飛んでいる。で、上へと方向性を持たした後、方向性を変えて高速の渦を作り出す。すると、破片同士が粉々になり月明かりに照らされて、綺麗に1つ1つが宝石の様に光り輝き始める。そして最後、四方八方に方向性を持たして綺麗な光はあらゆる所に霧散して行った…。
皆さんお気付きかもしれませんが綺麗な光輝く死体であり死体の雨が霧散しているのでございます。
さて、結構前に1話だけ出しました名前を決めていない少女の話を覚えていますでしょうか?いい加減続きを書かなくてはと思っているんですがどうしましょうか。投稿するには投稿したいのですが。と今月に入り思っておりましていつ投稿するのかですがそれは今月中には…たぶん……。なのでお楽しみを!では、また3日後…。




