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S.3 勇者コクナがピンチ?

お久しぶりです。このユノのお話、書き出したら止まらなくなったのでおそらく来週もユノの話です。ああ、本編にはよ入らないと……。

 コクナ達と別れて20分。どうやら晴れていた天気が、曇りになったらしい。ただでさえ、日光があまり届いていなかった幽谷の底は、曇りになったことでさらに暗くなった。

 コクナ達と別れ、40分経った頃だろうか。未だに幽谷の底には川が流れ、先が見えない暗闇の中をランプの僅かな光だけで、黙々と進んで行くユノ達。少しずつ狭くなってきたがモンスターの気配もなく、遭遇していない。そんな静かな幽谷を進んで行っていると…


「勇者ユノ殿。もう少しで行き止まりかと思われます。あそこをご覧下さい」


 ボルが、奥の方を指さしながら、そう言ってきた。ボルが指をさしているところには、滝があり上から水が落ちてきている。どうやらここで行き止まりのようだ。


「滝の裏側でおそらく行き止まりだ。そこだけ見て調査は終了でいい思うんだが、何か異論はあるか?」


 ユノがそう言うと冒険者の2人、ラプとマヤそれとボルが首を横に振った。どうやら皆、異論はないらしい。

 ユノ達は、滝まで歩いて行き裏側を見てみた。裏側は行き止まりのようで、岩が転がっており高い崖の底だ。たったそれだけだ。


「何もありませんね。では、これで調査終了となります。勇者ユノ殿、ありがとうございました」

「そうだな。それじゃ、引き返そう。コクナ達も、もう調査を終えただろうからな」


 そう言いユノを先頭に、また来た道を戻って行く。




 ユノ達と分かれて10分ぐらい経っただろうか。未だにモンスターとは遭遇していない。だが今、目の前にあるこれはおそらくダンジョンだろう。


「これは、ダンジョンでしょか?」

「ああ、そうだろうな。少し劣化しているが、ダンジョンの入口で間違いないだろう」


 今あるダンジョンの入口は、王国にあるものとは違い不気味な雰囲気を放っていた。基本、ダンジョンの入口の周りには正方形の石が、入口の壁を囲うようにはめ込まれているのだ。


「このダンジョンは後で、ユノ達と合流してから中に入ろうと思う。それでいいか?」


 コクナがそう言うと冒険者2人とバシが首を縦に振り肯定する。


「よし、では先に進もうか」


 そうコクナが言いまた進み出す。

 それから、30分ぐらい経った頃。前に滝が見えてきた。あの滝の奥は行き止まりなのだろう。崖が見え、奥の方の地面が滝により窪んでいるが水がこちらにしか流れていないから…


「おそらくは、あの滝の奥が行き止まりだろう。そこを見た後に、一旦ユノ達と合流するぞ」


 皆が首を縦に振り肯定を示す。それをコクナは一瞥し、滝の奥へと進んで行く。滝の奥は、予想通り行き止まりだった。それを確認した後、ユノ達と別れた場所へと戻る。




 来た道を戻ること40分。やっと縄で降りてきた場所へと戻って来た。どうやらコクナ達は、まだ戻って来ていないらしい。


「ではここで、勇者コクナ殿達を待ちましょうか」

「ああ、そうしよう」


 そして各々何もせずに待つこと約3分。コクナ達が戻ってきた。


「少し待たせたようだな。すまない。だが、それよりも大事な話がある」

「大事な話とは何でしょうか。勇者コクナ殿」


 ボルが皆が思っている事を言ってくれ、それを聞いたコクナは頷いた後に、会話を続ける。


「その大事な話とは、ここから歩いて10分ぐらいの場所にダンジョンを発見した」


 それを聞きボルは少し驚きラプとマヤは目を見開く。ユノだけは表情を変えずに


「中にはもう入ったのか?」

「いいやまだだ。新しく発見したダンジョンだからな、魔物の強さも分からん。だから、ユノ達と一緒に入ろうと思ってな」

「そうか。なら、そのダンジョンを調べて今回の調査終了だな」

「ああ。今回の調査はそれで最後だ。気を引き締めてくれ」


 そうコクナが言い皆で出発する。黙々と進むこと10分。到着した。


「ここがダンジョンの入口だ」

「ここですか。すごい迫力ですな」


 そんな事をボルが言っている。にしても、王国にあるダンジョンとは少し雰囲気が暗いというか重いのは事実だ。


「よしでは、中に入ろう」


 勇者の2人が先頭で真ん中に冒険者4人最後にボルとバシの順で中へと入った。中は、王国にあるダンジョンと同じ構造になっており1階には、それぞれの階にある魔法陣の転送場所があり、それ以外は2階へと続く階段がある。たったそれだけだ。他はないもない広い部屋となっている。


「1階は何もないな。構造はおそらく王国にある全てのダンジョンと同じなのだろう。2階から魔物が湧いて来るはずだ。ここからは、慎重に進むぞ」


 コクナがそう言い2階へと続く階段を降りて行く。それに皆が続いて行く。


「やはり、構造は同じみたいだ。魔物の強さによって進む階を決めるが、弱くても3階までで終わりとする。何か意見はあるか?」


 皆が首を横に振る。意見はないみたいだ。それをコクナは一瞥した後に、進んで行く。すると、奥から3匹の魔物が現れた。


「あれは、スモールマウスか」


 スモールマウス

 小さい鼠の魔物でダンジョンの1階から20階までは1番出現率が高い魔物だ。だが、魔物の中では弱いとされている。群れで行動する個体もいれば単体で行動する個体もおりそこだけは、千差万別だ。だが、それが脅威となることはない。その為か、弱いとされているのだ。


 コクナは、腰からレイピアを抜きスモールマウス3匹に向けレイピアを振るう。コクナは、レイピアの剣速が勇者の中で1、2位を争うぐらいの速さを誇っておりその剣速は、音速には満たないものの凄まじい速さを誇る。そんなコクナが振るったレイピアは、風を切る音と共にスモールマウス3匹を一刀両断にしたはずだった…。だが、レイピアは空を切りスモールマウス3匹に避けらた。結果、レイピアの風圧でダンジョンの壁を、少し抉るだけとなった。

こんばんは。こんにちは。えーとですね誤字脱字を直すとか言っておきながらあんまりやっていない件について…すいません。ですが、今週で終わらせます。

次からはこうならないように3話ぐらいに1回やろうと思っております。

後、もしよかったら誤字脱字の報告して下さいね!

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