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38.お買い物

2話目です。今回終わるタイミングが中々なく長いです。

 ユノと一緒にエリックは、居酒屋を出た。


「またな、エリック」

「またな、ユノ」


 エリックは、ユノと別れ宿屋に戻る。今は、もう夕方なので、人通りが昼よりは少なくなっている。

 エリックは宿屋に戻る途中、さっきユノが言っていた事を考えてみた。おそらくだが、隣の王国の殺し屋が使っているダンジョンだろう。是非とも行ってみたいが、そう簡単には行けない気がする。というか、場所を詳しくは知らない。なので、隣の殺し屋と仕事をする時にでも聞けばいいだろう。その機会があるのかは、知らないが…。

 まあ、そんなこんなで宿屋に到着。中へと入る。さっきカレーを食べたので、今日の夜ご飯は食べずにそのまま部屋へと戻る。ベットに座りエリックはマジックアイテムから小説を取り出す。今日は、特にやる事がないので、小説を1冊読んだ後、寝ることにした。


 次の日の朝

 エリックは、目を覚ましベットから出る。この部屋には窓がないので、特に何もせずというか、何も出来ずに部屋から出て、1階に行き朝ごはんを食べる。今日は、パンにスープ、サラダと果物が少々。きちんと完食して、2階へと戻る。今日も、予定などは特に入っていないので、ゆっくり出来る日だ。昼ぐらいに、マスカの家へに行こうと思っているので、それまではここでのんびりと時間を過ごす事にした。

 といっても、小説を読むことぐらいしかないが…。

 エリックは、小説を1冊だけ読んだ後、マスカの家へと向かう。マスカ以外に誰かいると良いのだが、誰もいないだろう。

 小説を読み終わったエリックは、マスカの家に行く前に宿屋の1階に行き、昼ご飯を食べる。今日の昼は、パンにビーフシチュー、それとサラダだ。きちんと完食して宿屋を出たエリックは、人通りが少ない道を選びながらマスカの家へと行く。

 20分ぐらい歩きやっと着いた。扉を開け2階に行きまた、扉を開ける。中にはマスカとノンがいた。


「お、エリックか」

「こんにちは、エリック。久しぶりですね」

「ノンか、久しぶりだな」


 マスカは小説を読み、ノンは絵を描いている。


「ええ、久しぶりです。今日は、たまたま近くに来たので、寄ってみたんですよ。にしてもこの家って、なんにもないんですね、やっぱり」

「本当、なんにもないよな。もっと絵とか飾ればいいと思うんだけどなー」

「なにも無い家で悪かったな」

「あーあ、マスカが怒りましたね。でも、絵とかを飾るってエリックの案は、僕もいいと思いますよ」

「なら、買いに行くか?」

「へー、珍しいですね」

「うるさいなー。絵ならノンが1番詳しいだろ。嫌ならいいが…」

「いえ、全然そんな事はないですよ。けど、本当に珍しいですね。まあ、面白いそうですしエリックも行きましょう」


 急に話がまとまった。どうやら絵を買いに行くらしい。エリックは、マスカとノンに付いて行きとりあえず、マスカの家を出る。


「絵を買いに行くのなら、少し遠いですがいい所があるので、そこに行きましょう」

「絵を買う前に、マスカの家に飾れる簡単な物も買わないか?」

「それもそうですね。なら、先に市場に行きましょうか」


 そうノンが言い出発する。基本的に、冒険者は家を持たないので、家に飾る絵などを買いに行くことが、今までに1度も無かったエリックは、少し楽しみだ。

 1時間ぐらい歩きやって来た大きな市場。所狭しとと色々な商品が並んでおり沢山の人がいる。剣に防具、服や家具それに食べ物まで売っている。


「家具なども少し買いましょうか」

「そうだな。それで良いかマスカ?」

「ああ、良いぞ。けどその前に、俺まだ昼を食べてないから、ちょっと買って来るよ」


 昼ご飯を買いに行ったマスカを、そのまま放っておいてノンと2人で近くの店を見てみる。


「いらっしゃい」

「これは、綺麗な宝石ですね」

「少し高いが、良いもん売ってるよー」


 どうやらこの店は、宝石店のようだ。綺麗に輝く指輪やネックレスなど宝石を加工した物が売っている。


「これっていくらですか?」

「それは、準金貨3枚だよ」

「結構しますね。これは?」

「準金貨5枚だよ」


 どうやら、そこそこ高いらしい。準金貨5枚だと、頑張れば1カッ月は何もせずに、暮らせるお金だ。


「そうですか。なら、この2つ下さい」

「誰かにあげたりでも、するのかい?」

「ええ、この指輪綺麗ですから」

「そうかい。まいど」


 ノンが買ったのは、どちらも指輪だ。澄んだ青色の空のように輝いている指輪と、淡い赤色の炎のように輝いている指輪だ。


「その指輪は、誰にあげるんだ?」

「青い方は僕ので、赤い方は妹にあげるんです」

「へー、妹がいるのか。今度、あってみたいな」

「いいですよ。機会があれば」


 そうな会話をしながら、次の店にでも行こうとした時


「やっとみつけた。結構探したんだぞ。ほら、これ2人の分だ」

「これは、アイスか。久しぶりに食べるな」

「わざわざ、買って来たんですか?」


 ノンが驚きながら、そんな事を言っている。だが、自分達を探していたせいで、アイスが溶けそうだ。アイスを素早く食べた後、店をまた見て回る。


「では、家具を見ましょうか」


 ノンがそう言い家具屋の前まできた。


「いらっしゃいませ」

「何を買います?マスカの家で足りてない物」

「とりあえず、本棚とか?」

「そうですね。なら、このを本棚1つ」


 ノンが選んだのは、4段になっており200冊ぐらいは入りそうな大きな本棚だ。


「棚もてきとうに、2つぐらいでいいだろ」

「そうですね。なら、あの棚とこの棚を」


 また、ノンが選んだのは少し小さめの、3段になっている棚と、大きく5段になっている棚の2つだ。


「エリックは、何か意見ありますか?」

「椅子が少なし、椅子もついでに買って行くのは、どうだ?」

「椅子ですか…いいですね。なら、この椅子を2つ。これで、いいですか?」

「そうだな」


 またまたノンが選んだのは、背もたれに鳥が1羽彫られている椅子で、それぞれ色が黒い鳥、白い鳥で大きく彫られている椅子だ。


「沢山買ったね。金貨1枚と準金貨7枚だよ」

「俺が払うよ」


 そうマスカが言い、全額払った。


「さて、次はどこに行きますか?」

「本棚を買ったら次は、本屋に行かないか?」

「そうですね。なら本屋に行きましょう」


 3分ぐらい歩き到着。ざっと見て、5000冊はあるだろうとても大きな店だ。


「「「いらっしゃいませー」」」


 どうやら店員が3人いるらしい。


「こんなに本があるとは、すごいな」

「僕は、本について詳しくないので、なんとなくで選びます」

「1人100冊ぐらいまでで。そうしないとお金が無くなる」


 この本屋はどれも1冊、準銀貨1枚らしい。100冊なら準金貨1枚か。エリックは、自分用にも100冊ぐらい買おうと思い、店員に準金貨1枚を払った後にまずは、自分用の本から選ぶ。ミステリーや古い英雄伝を基本的に買っていると店員の1人が


「お客さんは、古い本がお好きなんですか?」

「ああ、昔の本は面白いからな」

「そうですか。ならこちらにいつ、誰が書いたのか分からない本が、沢山ありますよ」


 そう案内された本屋の奥には、沢山の古い本があった。


「この本達は、違う王国から集めた物などです」


 エリックは、古い本の山の中に入りあさってみる。劣化が激しい物や、手書きで書かれているもの、題名が無いものなど沢山ある。その中から、破れてない物を選んだ。だいたい、100冊ぐらいを選び終え外に出る。最後は、都市伝説などのオカルト系を選び会計へ。


「沢山あって、どれを選んでいいのか迷いましたよ」

「これで、暇な時は本を読めるな」

「本棚に全部入るのか?」

「まあ、それは帰ってからのお楽しみですね」


 マスカが準金貨を3枚払い本屋を後にする。


「時間的に、後1軒ぐらいしか行けませんがどこか行きます?」

「なら、ここでも少し絵を買わないか?」

「そうですね。なら、少し急ぎましょう」


 ノンに付いて行き、5分もしないうちに絵を売っている店に着いた。


「いらっしゃい」


 その店には様々な絵がありどれも綺麗だ。


「1人1つで…」


 マスカは、どうやらお金が無くなつつあるのだろう。


「分かりました。僕がいいと思った物を、選びます」

「なら、俺もそうするよ」


 一通りの絵を見た後、エリックとノンは絵を持ってマスカに見せる。どうやら、マスカは一瞬で決めたらしく移動していない。


「僕は、これにしました」


 ノンが選んだのは「月と星」というタイトルで、月と星が描いてある絵なのだが月が半分欠けておりその代わり星が無数に描かれている。


「俺は、これだ」


 エリックが選んだのは「木々」というタイトルだが、木が中央に1本しか生えておらずとても大きく描かれて絵だ。


「俺は、これにした」


 マスカが選んだのは「夕焼け」というタイトルで、夕焼けに照らされた家々を描いた絵だ。


 どれも綺麗で魅力がある。


「はい、じゃ金貨2枚と準金貨2枚ね」


 マスカが言った通りお金を払った。が、もうお金が無くなりかけているらしい。顔が死んでいる。その様子を見てノンは


「では、次は本命の絵の専門店へ行きましょう」


 と、機嫌良くそう言った。

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