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S.1 勇者と勇者

今ここで投稿しないと出す機会が無くなるので変なタイミングですが…。

というか勇者の出番が少ないのでこれからは増やします…。

 エリックとダンジョンで別れ、ユノは自分の泊まっている宿屋へと向かう。明日からは、隣の王国の勇者や腕のいい冒険者達と、幽谷を調査する事になっている。期間は、1週間ぐらいだ。幽谷の場所は、今はあまり知られていないが、隣の王国の近くだ。だからか、調査に向かうメンバーは、隣の王国からが多い。というか、自分以外は全員が、隣の王国からなのだが…。

 まあ、それはさておき宿屋に到着。2階建ての石造りで、わりと新しい宿屋だ。ユノは、階段を上り2階の自分の部屋へ行き、扉を開ける。この宿屋には、1ヶ月ぐらい泊まっているので、部屋がだいぶ散らかっている。


「はぁー、片付ける、か」


 明日の深夜ぐらいに出発なので、今片付けておかないと後悔することになる。ユノは、マジックアイテムを散らかっている部屋からみつけ、片付けを始める。


 1時間後、やっと終わった。はっきり言って、ユノは整理整頓が苦手だ。なので、捨てる物と捨てない物に分ける作業に時間を取られる。1ヶ月で溜まったゴミを捨て、綺麗になった部屋でユノは、ベットに寝っ転がりやがて眠りについた。


 ユノが目を覚ましたのは、深夜を少しまわったぐらいだ。ユノは、さっき片付けまとめた荷物をマジックアイテムに入れ、部屋に鍵をかけ1階に行き鍵を返す。


「ご利用ありがとうございました。またのご利用、お待ちしております」


 宿屋を出たユノは、これからダンジョンへと向かう。そこに、幽谷まで案内してくれる人が、いるらしい。ちなみに、隣の王国の勇者と冒険者達とは現地集合となっている。

 30分後、ダンジョンに到着した。この時間帯は、ダンジョンに入れないようになっているので、周りには誰もいない。が、ただ1人ダンジョンの前に男が立っている。


「お待ちしておりました。勇者ユノ殿」

「準備出来てるから、さっさと出発しよう」

「分かりました。では、案内をさせて頂きます、私ボルと申します。以後、お見知り置きを」


 ボルと名乗った男は、ダンジョンを後にし王国の外へと歩く。やがて、空が少し明るくなってきた頃には、王国の外に出ておりボルが用意してくれた1台の馬車に乗って幽谷へと向かっていた。


「勇者ユノ殿。到着はおそらく、今日の夕方頃になるかと思われますので、どうぞごゆっくりしてください」


 そうボルが言い馬車の中はユノ1人になった。ボルはどうやら、騎手も出来るらしい。普通の馬車よりは、速く進んで行く馬車の中でユノは用意されていた、パンとお菓子を食べた後寝ることにした。


 今日2度目の目覚めは、外が完全に明るくなった昼に目覚めた。これから夕方まで何をするか。いい案が全く浮かばない。揺れる馬車の中、1人で出来る楽しい事なんてのは、この世にあるのか?と、ふとマジックアイテムの中を、綺麗にしようそう何故か思ったので、中を見てみる。かれこれ、このマジックアイテムは10年以上使っているので、入っている物の量も多い。

 20分ぐらいあさっただろうか、懐かしい物が沢山出てきた。昔に、使っていた剣やら防具、カエデから貰った宝石、エリックから貰った小説やらなんやらが出てきた。どれも、もう3年は経っている。そんな物を見てなんとなく、何かユイからも貰っていないのかと思い探していると黒い小さな箱が出てきた。


「これは、確かユイが俺のパーティーに入った時に、くれた物…?」


 3年ぐらい前。3人だとバランスが悪いということになり、1日だけ新規のパーティー仲間を探した事があった。その時に、どうしてか男ばっかりで、最後にユイが、終わる時間ギリギリにやってきて、カエデがユイが良いと駄々をこねたのでユイになった。


「確かその時に、選ばれた事をユイに伝えに行ったら、俺を見て驚きながら、「ならこれで最後です」って言って俺を占ってくれたんだっけ」


 その時の内容は、いまいち覚えてないがいつ死ぬかを、占ってくれた気がする。まあ、中を開ければ分かるだろう。そう思い中を開けると、中には1枚の紙と宝石?いや、ガラスでできた綺麗な形をした、花の指輪が出てきた。


「こんな物、貰ったけ?」


 全然記憶にないが、一緒に入っていた紙も見てみる。とそこには、こんな事が書かれていた。


 ——この箱に入っている花の指輪があなたを守ってくれるでしょう——


 たったそれだけが、手書きで書いてあった。


「んー…これは詐欺だな」


 どう考えても嘘くさい文章だが、絶対とは何事も限らない。なので、一応着けて置くことにした。

 まあ、そんなこんなで2時間ぐらいが経ち、やっと整理が終わった。まさか、1日でこんなに整理をするとは、生まれて初めてだ。外はまだ明るいが、太陽が傾きもうすぐオレンジ色になるだろう。


「勇者ユノ殿。何事もなく順調に進めたので、もうすぐ到着です。運がいいですな」


 そんな声が、前の騎手から聞こえた。これは、なんか来るやつかな?と思っていたが、なんと本当に何事もなく、到着した。


「到着です、勇者ユノ殿。私達以外は、まだみたいですが、そろそろ来るでしょう。今日は、ここで1泊野宿をし、明日の朝に幽谷の調査開始です。野宿の道具等は、私が馬車に積んでいますのでお気になさらず」

「そうか。それは助かる」

「では、私は準備してきますのでお待ち下さい」


 そうボルは言い、野宿の準備をしだす。ユノは、やる事がないので、辺りを見渡してみる。ここを一言で言い表すのなら、森のど真ん中だ。木々が生い茂り、道という道がほぼない。が、太陽の向きとは逆の方角は、緑が無くなっており岩などが転がっている。そして、深く抉られた様に地面が割れている。それも唐突に。下は、暗くなっており底までは見えない。ユノは試しに


「ファイアーボール」


 幽谷の底に向かって、魔法にを撃ってみた。3つ放った火の玉は、底に向かって一直線に進んで行き、底に当たり爆せた。深さは、約100メートルぐらいか。底には、どうやら川が流れているらしく、火の玉は川に当たり川を少し蒸発させた。ここをおそらく降りるのだろう。モンスターはいなさそうだがなんか嫌な予感がする。と、後ろから


「勇者ユノ殿。野宿の準備が出来ました」


 どうやら、2人分だけの準備で終わらせたようだ。


「それにしても、他の人達はまだなのか?」

「そろそろ来ると思いますが、少し遅いですね…」


 何かあったのか、そんな事を考えていると馬の走る音が聞こえてきた。


「勇者殿達が来たみたいですね」


 ボルがそう言いながら、馬車の方を指さした。そこには、確かに馬車が1台こっちに向かって来ているが…


「あれは、馬車なのか?」

「モンスターに、襲われたのでしょう。酷い有様ですね」


 こっちに向かっている馬車は、どうにか原形を留めてはいるが、今にも壊れてしまいそうだ。やがて馬車は、ユノから少し離れた所に止まり勇者達が降りて来る。と、その中の1人確か名を勇者コクナが


「久しぶりだな、ユノ」


 と、笑みを浮かべながら。だが、頭から血を流しながら、挨拶をしてきた。

名前がもう思いつかない。

あと3時にもう1話投稿します。

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