33.仕事完了 2
エリックは、目が覚めベッドから出る。
今は、昼を少し過ぎた辺りだろうか。部屋の扉を開け2階へと上がる。2階へと上がると、ロット以外の皆がそろっていた。エリックは、前と同じマスカの隣に座る。
「後は、ロットだけだね。もう少しでくるでしょう」
フレイがそう言い、皆がロットを待つ。この後、どうするのかマスカに聞こうとした時、アシュが話かけてきた。
「そういえば、フレイが言ってたが、エリックが依頼の7人を殺したんだろ?死体が残ってなかったけど、どうやって殺したんだ?」
「あー、あの7人は魔法で殺したんだよ。火の上位魔法で」
「火の上位魔法が使えるのか、羨ましいな。ところでエリックは、ずっとあの場所から動かなかったんだろ?。どうして殺したんだ?」
「あー、まあ色々とあったんだよ、色々とな。まあ、それはそうといつもは誰が殺すんだ?」
「色々と、か怪しいな。まあ、どうでもいいんだけど。で、いつもはフレイが殺すよ。フレイも火の上位魔法が使えるから、いつもそれで」
そんな会話をしていると、ロットが上がってきた。それと同時に、机に料理が並べられていく。ロットが座り料理が並べ終わると、フレイがいつものように
「いただきまーす」
フレイが食べ始めるのに続き、皆も食べ始める。今日の料理は、パンにサラダそれとローストビーフにスープ。後、色々な果物だ。皆、色々な話をしながら食べる。
「ロットが、1番最後なんて珍しいな」
「あー、なんか眠かったから」
「そうなのか。けど、もうこうして飯を食うのもまたいつになるのか…。寂しくなるなー」
そんなアシュとロットの会話を聞きながら、ご飯を食べ終わったエリック。フレイが、エリックの少し後に食べ終わり
「ごちそうさまでしたー」
いつものようにフレイがそう言う。今日も、ラスとアシュが食器を片付けてくれラスが
「えーと、ここで私から皆さんにお話があります。マスカさん達のおかげで、依頼が達成出来ました。次に会える日が、いつになるのか分かりませんが…また会う機会があれば、その時はよろしくお願いします。それと、ありがとうございました」
ラスが言い終えると皆が、拍手をする。そして、マスカが
「こちらこそありがとう。また会えた時には、よろしく」
そう言いまた皆が、拍手をする。今日で、お別れなのは少し寂しいが、また会えるだろう。拍手が鳴り終わりエリックは、マスカ達の後ろについていき1階に降りようとした時、カシに話かけられた。
「エリックさん、この後少しだけお話いいですか?」
「別にいいけど、なんの話だ?」
「それは、また後です」
これと言って心当たりがないが、なんの話なんだろうか。まあ、それは置いといてエリックは、1階に行く。すると、マスカが
「エリック、なんかしたのか?」
「いや、別に何もしてないと思うけど…」
「カシから話しかけてくるのは、だいぶ珍しいぞ。まあ、なにもやってないならいいんだが」
「そうなのか。なんかやったけ?」
「それはそうとエリック、30分後ぐらいにもう出発だから部屋の片付けでもしてこい」
「ああ、分かった」
そう言いエリックは、一旦自分が使っていた部屋に入る。これと言って片付けるものはないので、ベッドに座った。マジックアイテムの袋を懐から出し、中から短剣を取り出した。いつも使っているものより一回り大きく、新品のものだ。この短剣は、昔武器屋で安売りされていたので買った短剣で、いつか使おうと思っていたが、なかなかその機会がなかった。昨日の殺し合いで、今使っている短剣の刀身がだいぶ傷ついてしまったので、直すまではこれを使うつもりだ。
エリックは、ベッドから立ち上がり部屋を出ようとした時、誰かがノックをし扉が開いた。
「エリックさん。すいません。今、お邪魔ですか?」
「いや、大丈夫だ」
入ってきたのは、カシだった。カシは、部屋に入り扉を閉めると…
「えーと、エリックさん。昨日のことで少しお話いいですか?」
「昨日の依頼の事か?」
「はい、そうです。エリックさんは、昨日レイピアを持った私と同じぐらいの歳の人に会いませんでしたか?」
「あー、会ったな。俺を殺しかけてきたけど…」
「そうですか…。それでその人は、どうなったんですか?」
「確か逃げたよ」
「そうですか。あの、その人私の同級生で仲が良かったんです。だからもしどこかで会ったら、教えて頂けませんか?」
「そうなのか。分かった。会えるかは分からないが会えたら」
「本当ですか。ありがとうございます。後、この事は秘密でお願いします」
カシが少し安心したようなそんな笑みを浮かべて
「では、また。エリックさん」
その後エリックは、カシと一緒に部屋から出てエリックは外に、カシは2階へと上がっていく。外に出るとマスカ達3人がいた。
「やっと来たか。よし出発だぞエリック」




