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31.進化成功?

 幹部の7人が殺される、との情報が入ってきたのは、今から5日ほど前だ。いつものように、この組織の情報屋が手に入れてきた。

 誰を殺すか、どこで殺すかなんて情報、普通は漏れはしないが、この王国の王はそれをわざと漏らしている。どうしてそんなことをするのか?、答えは簡単。要するに宣戦布告だ。お前ら殺すから殺される準備をしとけよ、ということだ。だから、こっちも黙ってはいない。逆に殺してやろうではないか。というこれが、今まで一体何回あったのか…。まあ、これももう時期終わるだろう。もうこの組織の戦力は、今この森にいる仲間でほぼ全てなのだから…。

 だから、今はもう手遅れでも殺し屋を1人でも多く殺すのが、死んでいった仲間のためだと信じて、この目の前の殺し屋を全力で潰す。いや、潰したと言うべきだろうか…。


「うぅ…」

「あらら、お腹に綺麗に刺さっちゃたね。どうするのー?」


 エリックのみぞおちを綺麗に刺したレイピアは、そのまま下へと力がかかり体を下へと切り裂いていく。

 痛くて熱い。体感時間がどんどん遅くなっていく。ここで自分は死ぬのか?それでいいのか?とそんな自問自答を繰り返す。ここで死んだら誰か悲しんでくれるのか?、と。いや今、そんなことなんてどうでもいい。

 殺し屋になってからは、意外にも楽しかった。だから、このまま楽しい時が過ぎればいいなと…。だから、だから俺はまだ生きたい。まだ死にたくない。それがエリックの答えだった。ここで、今目の前にいる女を殺す。そしたら後は、何とかなるだろう。そう思いエリックは、魔法を発動させる。殺せと依頼されている7人とその近くに転がっている3人。後、ロットが持ってきた1人の計11人。エリックは、魔法陣を展開しその11人を焼き殺す。火の上位魔法で。


「イン…フェル…ノ」


 魔法陣が倒れている11人の真下に発動し、魔法陣から上に向かって炎が吹き上がる。

 インフェルノは、火の上の下の魔法だ。その威力は、絶大な火力を誇り王国での使用は、ダンジョンのみ認められている魔法だ。3秒あれば人を簡単に殺せる。

 この11人を殺して、レベルが上がればこの女に追いつけるそう考えた。今の傷なら、動けて10秒かそこらだ。だが、それで十分だ。10秒あれば何とかなる。エリックが、自分に刺さっている女のレイピアを引き抜こうとして、レイピアに触れると同時に存在感がなく全く気が付かなかったが、後ろからロングソードを持った男が首をめがけて斬り込んできたのだ。

 エリックは、死を覚悟し目を閉じようとした。その時、唐突に目の前に文字が表示され、機械的な声で読み上げられた。


<条件を満たしました。これより龍人への進化を開始します。なお、肉体の欠損が激しいため回復したのち、進化を実行致します。>


 そう読み上げられた一瞬後、間を置いて体が急激に回復し始めた。レイピアで刺された場所が、1秒足らずで止血し後ろからきたロングソードを持った男に、恐らく首を斬られたのであろうが何ともならずに、進化が始まった。と言っても、特に変化もなく一瞬で終わった。


「あらら、お兄さん私より強くなっちゃた。逃ーげよっと。さようならー」


 そういいレイピアを持った女は何故か少しだけ焦りながら、エリックからレイピアを引き抜きエリックの視界から消えた。レイピアが刺さっていた場所は、抜かれた瞬間から回復して完治した。その後に回復の効果が切れた気がした。

 もう1人のロングソードを持った男は、動揺していていたが我に返り、レイピアを持った女とは逆の方に逃げ出した。それをエリックは、追いかける。一瞬で距離を詰め男の首を真っ二つに斬り裂いた。自分で言うのもなんだが、前よりも格段に強くなっている。相手の動きが遅く見え前の5倍位のスピードで動ける。

 逃げた女は本当なら、追いかけなければならないが気配が完全に消えたので、その内誰かが何とかするだろうと思い、追いかけずにほっておくことにした。

 そして、しばらくして11人を焼いた場所、もといい光の柱に皆が集まってきた。


「エリックが1番か。怪我が無さそうで何よりだ」


 最初に来たのは、マスカで左腕がなく出血している。


「大丈夫か左腕?治すから少し待ってくれ」

「治せるってことは、エリックは回復魔法が使えるのか。すごいな」

「よし、これで終わり」


 10秒位でマスカの左腕が完全に元に戻った。




 その後、しばらくしてロットやフレイなどが集まっり、5分位で全員が集まった。マスカ以外は、酷い怪我はしておらず大丈夫そうだ。


「これで、全員そろった?。依頼は、完了したし帰って寝るよー」


 フレイがそういい、皆でそろって歩きフレイの家に向かう。


「いやー、今回も助けられたなマスカ達に。けど、これでたぶん最後なんだろうな。なんか寂しいよ」

「そうか、別に会おうと思えば会えるんだからいいだろ」

「確かに。それもそうだな」


 アシュとマスカのそんな会話を聞きながら歩く。1時間位でフレイの家まで戻ってきた。少し明るくなり始めている空の星を少し眺め、フレイの家へと入った。

 皆それぞれ自分の部屋へと戻り、ベッドに寝っ転がりそのまま寝る。そして、それは龍人になったエリックもまた同じ。


 レベル 1259    種族 龍人


 魔法 攻撃魔法 火 上の中

 攻撃魔法 風 上の下


 支援魔法 レベルブースト 

 回復魔法 上の上

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