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25.お宝発見?

「何もありませんね」

「何もないな。本当にお宝なんてあるのか?」


 マスカ達と分かれて、30分ぐらい経ったが未だに何もない。というか、この遺跡に出口はあるのだろうか、そんなことを考えるながら先頭のラスに付いて行くエリック。特に話す事もなく静かに前に進み続けていると広い部屋に出た。


「ここは、一体なんの部屋でしょうね。まだ行き止まりではないようですが」

「なんもない」

「本当に何もないな」

「何もないようなので、さっさと奥へと進みましょうか」


 とラスが言い歩き始めたその時、上から魔物が降ってきた。エリックが今まで見たことがない程の大きさの魔物だったがラスが1発で殴り殺した。


「あんなでっかい魔物は、始めて見たな」

「確かにそうですね。僕も初めて見ましたが弱かったですね。まあ、それはそうとまたなんにもドロップしませんでしたね」

「さっきから何一つドロップしてないからな。魔物が魔物じぁないみたいだ」


 そう実は、さっきから魔物を殺しても何もドロップをしないということに気が付いた。なら、魔物を素手で殺して吹き飛ばしても問題ないのでは?ということで今は魔物を殴るか蹴るかで片付けているのだ。


「では、先に進みますか」


 ラスがそう言い進みだす。エリック達もその後に付いて行く。ずっと同じ景色が続くので面白くなくなってきたエリックはせっかくだしと少し気になっていた事を聞いてみた。


「この遺跡に出口ってあるのか?」

「それがなんとも言えないんですよ。あるかもしれないですし、ないかもしれませんから」


 なんとも曖昧な回答。いい加減飽きてきたエリックは早くここから出たいと思ったがどうもそれは叶わないらしい。いつ出れるのか分からないのでは、全くもって楽しくない。と、そんなことを思っていると道が2つに分かれており


「どうします。また、道が分かれていますが…」

「全員でどっちかの道に行くかそれとも1対2で分かれるかのどっちかだな」

「そうなりますよね。どうしましょうか。僕はどちらでもいいんですが…」

「なら、自分が行きたい方向に行けばいいんじぁないか?」

「そうですね。なら、僕はこっちです」

「僕は、こっちかな」

「俺もこっちだな」


 分かれた結果、エリックとロットが同じ道。ラスは言わなくても分かるだろう。

 火魔法が使えるエリックが先頭に行きラスと分かれ歩き始める。どうやらロットは火魔法が使えないらしい。


「そうなのか。なら、なんの魔法が使えるんだ?」

「氷と土だけ。火魔法が使える人は羨ましいよ」

「そうなのか。けど、俺は氷魔法が使えるのは羨ましいと思うけど」

「まあ、そうだね。皆、無いものが欲しいから」

「それもそうだな」

「あっ、そうそうヘクトって来ないの?」

「急だな。けど残念、ヘクトは留守番だってマスカが言ってぞ」

「来ないのか。はぁー、残念」

「仲良いのかヘクトと」

「あっいや、別にそういう訳じゃないよ。本当に」


 これは、絶対ヘクトの事好きだな、とそれなら問い詰めてみたら面白そうと思い喋ろうとしたその時、また広い部屋に出た。真ん中には魔物が2匹空中を上下に移動していた。


「すげー、あんな魔物初めて見た」


 さっきのことは置いといて、今は初めて見た魔物をじっくりと見ていると魔物がこっちに気付き魔物が襲ってきた。エリックは殺すのはもったいないと思ったが魔物ならまた見れるだろうと思い


「ファイアーボール」


 2匹とも同時に狙い命中した。どちらも何もドロップはしなかった。


「またか」

「早く行こう。もう飽きた」

「確かにな。こうなんにもないと面白くないよな」


 エリック達はまた進みだす。かれこれこの遺跡に入って1時間ぐらい経ったが何にも変化がない。


「なんで時々、広い部屋に出るんだろうね。なんもないくせに」

「本当だよな」

「はぁー、早く帰りたいな。お腹も空いたし」

「そういえば、昼ご飯ってどうするんだ?」

「屋台で好きなもの買った済ますんじゃないかな。色々あって美味しいから。でも、ラスとアシュが作る料理も美味しいけど」

「えっ、あの朝の料理ってあの2人が作ってたのか」

「そうだよ。昨日の夜もずっと朝昼晩毎日作ってるって言ってた」

「そうだったのか。意外だな。そういえばロット達は俺らが来る前もラス達と一緒にご飯食べてたのか?」

「だいたいはそうかな。昨日の夜とかは違うよ」

「昨日の夜は確かに一緒に食べてなかったな、挨拶には、付いて来てくれたけど」

「そうそう、昨日の夜は屋台で済ましたからね」

「へー、そうなのか。そういえばどうして挨拶に付いて来てくれたんだ?」

「あー、あれは本当は昨日の夜に依頼を終わらせるつもりだったから来てって言われてたから、ついでにってことで行ったんだよ。けど、今日になったから何も言われなかったんだよね。まあ、あの後ラスが謝りにきたけど」

「そうだったのか。なんか悪いな」

「いや別にいいんだよ。気にしてないから」


 とそんな会話をしているとまたまた広い部屋に出た。だが今までとは違い魔物がいない。


「なんかやけに静かだね。あれ?これ古いけどランプがあるよ」


 部屋の隅にランプがあったので試しに火をつけてみるとちゃんとついた。よく見てみると部屋の隅4つにランプがあり全部につけてみた。


「これで全部か」

「何にも起こらないね」


 部屋に明かりがつき明るくはなったが何も起こらない。


「早く行こうよ」

「そうだな」


 とエリックとラスが歩き始めたその時、上から魔物が降ってきた。何も無く少しイライラしていたロットが


「邪魔だな」


 と氷魔法で串刺しにして殺すとその魔物から何かがドロップしたのだった。

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