21.反対側の王国に向かうようです
前の話少し書き足したので、まだ見てない方は見て頂くと話が繋がると思います。
「今、2人が反対側の王国に行っているのは、知ってるか?」
「ああ、知ってるぞ。ヘクトから、色々教えてもらった時に聞いたからな」
「そうか。それなら、行った理由も知ってるな。なら話は早い。あそこの王国の王が、毎回酷い依頼を出しているが今回の依頼も酷くてな、2人を向かわせて今から2日ぐらい前にはその依頼は達成したらしいんだ。だがその後にまた、別の依頼がきたらしいんだよ。その依頼が多分過去1番酷いんじぁないかってぐらい酷い依頼で、けっこう手こずっているらしい」
「だから手伝いに行くと?」
「ああ、そういうことだ。まあ、1週間もあれば終わるから問題ないだろう」
「なるほど、だいたいの話は分かった。けど、どうして明日なんだ?」
「あー、それは別に今日でもいいが準備とかあるだろ。それに、そこまで切羽詰まってはないからな」
「そうか、それならいいんだが」
そしてその後、マスカに色々教えてもらったり質問したりして今日は解散となった。
「また明日だな、エリック」
「そうだな。また明日」
マスカと別れ、自分の泊まっている宿屋へと向かう。1週間で終わるのならば、ユノ達に言わなくてもいいだろ。それにエリックはまだ、反対側の王国に行ったことがないので、少し楽しみだ。
宿屋に戻ってきたエリックは、昼ご飯を食べる。今日は、パンとサラダそれだけだ。きちんと完食して3階の自分の部屋へと入りエリックは、ささっと明日の準備をする。まあ、準備と言ってもマジックアイテムの小さい袋に、持ち物を入れてまとめるだけだが…。ちなみにこの小さい袋は、通常の100倍以上の容量があり、使いやすく便利なアイテムだ。
準備を2分で終わらせたエリックは、ベッドに座る。出発は明日の朝マスカの家に集合なので、まだまだ時間がある。暇なエリックは、今から何をしようか考える。結果エリックは、ダンジョンに行くことにした。
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ダンジョンの地下42階
エリックは、せっかくレベルが上がったので、どのぐらい強くなったのか少し試してみることにした。すると、前と比べ魔物の動きがもっと遅く見えるようになっており、格段に速く動けるようになっていた。エリックは、魔法はどうなのかと思い試しに魔法を使ってみたが、魔法の威力は上がってなかった。
「はぁー、なんで魔法の威力は変わらないんだろうなー」
なんてことを言いながら、試してみたかったことをどんどん試していき、だいたいが試し終わった。だがまあ、せっかくだしと、エリックは次の階まで進むことにした。魔物をズバズバと斬り倒しながら、進んでいく。前よりも、もっと簡単に斬れるようになっているので、とても楽しい。そして、気が付くともう42階を攻略していた。エリックは、テレポートで1階へと戻り宿屋へと帰る。さっき色々と試したからか、もう夕方になっていた。
特に寄り道をすることなく、帰ってきたエリックは、夜ご飯を食べることにした。今日は、パンとサラダそれとスープだ。きちんと完食して、3階の自分の部屋へと入り、ベッドに寝転がった。明日の朝は、マスカの家に行かないといけないので、今日はもう何もせずに寝ることにした。
次の日の朝、エリックは目を覚ます。
エリックは、自分の部屋を少し綺麗にしてから鍵を掛け1階の受け付けへと行く。
「ご利用ありがとうございました。またのご利用を待ちしております」
宿屋を出てマスカの家へと向かう。朝なので人通りは少ない。特に何も無くマスカの家に着いた。家の前にはマスカがおり
「おはよう。エリック」
「おはよう。マスカ」
「よし、じゃあ出発だな」
マスカの家から出発してまずは、怪しいまれないよう歩いて王国の外に出る。ここから外に出るのに、だいたい1時間ぐらいかかるので、その間に屋台で買い食いをして朝ごはんを済ませるのだ。
「エリックは、なんか食べたいものあるか?」
「いや、別にないかな。俺は、マスカの食べたいものを食べるよ」
「そうか、なら肉だな。エリック、奢ってやるよ」
そう言ってマスカは屋台へと行き、何かを買ってきた。その何かは、パンに肉を挟んだだけの簡単なものだった。それを歩きながら食べる。だがこれが、意外と美味しい。特に話すこともなくなったので、無言で歩いて行く。ちなみに、王国の外に出たあとは最短距離で、反対側の王国に向かうらしい。まあ、要するに王国を1つも経由せずに、王国の外の森を通り向かうらしいのだ。
「エリック、もうそろそろで外に出るぞ。そこからは、ちょっと面白い体験ができるぞ」
「面白い体験?へー、楽しみにしとくよ」
そんな話をしているうちに、やっと王国の外に出た。今は、まだ朝だが、マスカの話だと到着は夜になるらしい。
「エリック。ささっと依頼終わらせて帰るぞ」
「ああ、もちろんだ」
そしてマスカは、何かの魔法を使った。すると、エリックとマスカは空に浮き始めた。
「すごいなこれ、どうやってるんだ?」
「ちょっとだけ風魔法を合わせて使ってるんだよ。すごいだろ」
そんな話をしているうちにも、どんどん浮いていきエリックとマスカが、さっきまで泊まっていた宿屋以上の高さになった。
「動くぞ」
そうマスカが言うと、少しずつ動き始めどんどんスピードが上がっていく。
「よし、出発だ。エリック」




