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20.殺し屋2人が少しピンチらしいです

「おー、成功だな」

「すげーな。本当にこんな威力がでるとは、弱い魔法でも使い方を変えれば、すごいことになるな」

「そうだろ。意外と弱い魔法はないからな。まあ、使い方だよ」

「じゃあ、これで任務完了だな。で、また死体ごとこの家を燃やすのか?」

「そうだな、今回も燃やすか。ということで、エリックまた頼むよ」

「分かった。任せてくれ」


 エリックとマスカは、ナシク侯爵の家を出て家から少し離れる。そして、前回と同様にエリックの火魔法でナシク侯爵の家を燃やした。


「よし、これでやることは全部終わりだ。帰るぞ」

「そうだな」


 エリックとマスカは、ナシク侯爵の家を後にしてマスカの家へと向かう。


「なぁ、そういえば前に言ってた、1、2週間で帰って来るって言ってた殺し屋の2人は、そろそろ帰ってくるのか?」

「んー、どうだろうな。最近、あの2人とは連絡をとってないしな。まあ、明日にでも今どこにいるのか聞いてみるよ。けど、急にどうしてそんなことを」

「まだ会ったことないから、早く会ってみたいなーって思っただけだよ」

「へー、そうか。なら、早くエリックにあの2人を会わせてあげないとな」


 そんな会話をしているうちに、マスカの家の前まできた。


「じゃあ、またな」

「じゃあな。また、明日にでも来てくれ。連絡して、今いる場所をちゃんと聞いておくから」

「分かった。じゃあ、また明日だな」


 エリックは、マスカと別れた後に自分が止まっている宿屋へと向かう。月明かりだけの、薄暗い道を進んでいる途中でエリックはふと、人を殺したのだからレベルが上がっているのでは?と思ったので、歩きながら自分のレベルを見てみると、なんとレベルが414から569にまで上がっていたのだ。エリックは、レベルにそこまでのこだわりがないので、ちょっと嬉しいなぐらいで終わりだが、普通の人であれば発狂して喜んでいるだろう。まあ、これはちょっと言い過ぎなのだが…。

 そんなこんなで、気が付けばもう宿屋の前まできていた。エリックは、まだ夜ご飯を食べていないので食べることにした。今日は、サラダにパンそれだけだ。いや、これはさすがに量が…とは思ったがそれを我慢して、ちゃんと完食した。その後、自分の部屋へと入りベッドに寝転んだ。レベルが500を越えたことは、少し嬉しいがそれだけである。エリックは、少し前までレベル200を越えるという目標をたてていたが、それがあっさりとできてしまったので、レベルに対してのこだわりや興味が薄れていた。

 だが、マスカからレベル1000を越えると龍人になれる、と聞いたのでなれるのならなってみたいなと思っていたエリックは、また目標をたてることにした。それは、ただレベル1000を目指すこと。たったそれだけである。だがこの目標は、恐らくだか後4、5人、人を殺せばレベル1000には余裕でなれる。まあ、レベルが1000を越えたのならまた新しい目標をつくればいいのであるが…。

 それと近いうちに、ダンジョンでどのぐらい強くなったか確かめてみようとか、まだ会ってない殺し屋の2人には、いつ会えるのだろうか、なんて考えていたら眠くなってきたので、エリックはそのまま目を閉じて寝ることにしたのだった。




 次の日の朝。エリックは目を覚ます。


「はぁー、なんか朝に起きるのは久しぶりな気がするな」


 なんて言いながら、窓の外を見る。その後、エリックは1階へと行き朝ごはんを食べる。今日は、サラダにスープそれとパンだった。きちんと完食したエリックは、今から何をするか考える。こんな朝から、マスカの家に行くのはちょっと良くないと思ったので、エリックは散歩をしながら朝ごはんでも買って食べようと思い、エリックは散歩に行くことにした。

 宿屋を出て、のんびり歩く。朝なので人通りは少し少なめだ。だが、意外にも朝から屋台を出しているところもあるので助かる。エリックは、人が少し並んでいるところに並んだ。この屋台は、色々な種類の串焼きを売っているらしくそこそこ人気があるらしい。こんなにも、種類があるのかーなんてメニューを眺めていると自分の番がやってきた。


「注文は、なんぞや?」

「そうだなー、じゃあ焼き鳥と魚を2本ずつで」

「へい、毎度ー」


 注文してから30秒もしないうちに


「へい、お待ち」


 と、頼んだものがきた。

 エリックは、歩きながら焼き鳥を食べる。最近は、こういう物を食べていないからか、とても美味しく感じる。気が付けば、焼き鳥を2本とも食べ終わってしまったので、次は魚だ。これはただ、焼いた魚を串にさしているだけのものだ。これはこれでとても美味しく、あっという間に2本食べてしまった。また、機会があれば食べたいと思いつつ、けっこういい時間になったのでエリックは、マスカの家に行くことにした。

 人通りが少し多くなってきたので、細い道を通りマスカの家まで行く。家のなかに入りいつものように2階へと行くとマスカがいつものようにいた。


「エリックは、明日空いてるか?」


 部屋に入った瞬間、マスカから突然そんな質問が飛んできた。


「えーと、一応空いてるけど」

「そうか、なら俺と一緒にあの2人が今いる王国に行かないか?」

「えっ、どうして急にそんな話になるんだ?」

「ちょっと、大変なことが起きてるらしくてな、あの2人が助けて欲しいって言ってきたんだよ」

「そうだったのか。ならその話、詳しく聞かせてくれ」

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