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捜索と

「ってことで今から、この国を旅立つグループなどに分けるぞ。」

と俺は皆に指揮をとる。今からは別々で行動することになったので学年ごとにチームを組むことも考えたが、やはりここは、学年混合のチーム編成にすることが好ましいだろう。


「「では皆また、卒業式で。」」

と俺たちは言うと泣きそうになるのを抑えながら、歩み出す。おそらく皆揃える確率は低いだろうからか、ここに居たいと言うものもいたが、先生たちに諭され皆が歩み出した。 死へ向かって。













三日かけて俺たちは目的地の途中にある、帝国へ着いた。帝国、帝国とばかり言ってしまうが本当はこの大陸とは別の大陸にある第1帝国の属国第2帝国が正式名称だ。もうすでに50師団のうち2師団と連絡が取れない状況にあったが、俺とアリスの高度偵察用魔法での察知での結果で生存が確認されている。俺たちと一緒に行動していた24師団もこれからは散開し創作にあたるそうだ。


「今からはあれに乗って航空国に向かう。装備を直して乗ってくれ。」

と俺は帝国から借りた、転生者が作った固定哨戒機と呼ばれるものに乗るように指示する。

そして俺が乗り終わると、固定哨戒機は東の空へと一直線に飛んでいった。











「ようやく動き出したか。遅い、待っていたんだぞ。」

と1人の少女は玉座に座り年相応ではない言葉を使って、パネルを見ていた。パネルにはその少女の異能力を持って作り上げた世界中の軍隊の状況が映し出され24時間監視されていた。


「まぁ…我にとっては世界中が敵だからのう。それに我は睡眠や食事を欲さんのに。」

と少女はそう言うと自身を見つめる。少女は生まれてから、いや施されてからあらゆるものを食べていないのに何故か疲れはしないし身長が伸びたりするようになった。


「我は今でも、世界を崩壊しようと思えば出来る。なんでも我が思った通りに世界は動き、その線を辿って歩み始める。不自由はないんだが、ただ、ただ一つ願いがあるなら助けてほしいな。」

と少女はそう願った。【越えざるもの】は




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