新たな国と
「着いたぞ、ここが"航空国"だ。気を付けろよ、一応国家扱いだが、警察の部類は機能し始めたばっかだからな。」
と俺は自分の部隊、コードネーム「強者と呼ぶ者」に所属する皆にそう言う。ここにいるのはエリート中のエリートか、精鋭だけだ。その他は志願しても切り捨てた、理由としてはあの危険人物であり、Zランク指定で世界滅亡級の人間【越えざるもの】がいると推測されているからだ。俺としてはもう確定でここにいると言えるがそこはやはり仮定にしておかなくてはならない。スキルとは違う何かを持った人間だ、いつ来てもおかしくはない。
「先輩、なんでここに来たんですか。」
と後輩である1年生の女子生徒は俺に向かってそう聞く。
「ええとな実はここに以前、帝国よりの国"北方連合が10師団を作って来たんだ。それも精鋭の奴らでな、一応兵器も銃とか戦車とかを持って来たんだ、が全滅した。だから俺たちが来たんだ。」
と俺は本当であれば隠さなければならない事実を言ってしまった。
「君いい感を持ってますね。名前は。」
「リスサ=メイプルです。」
と腰にかけてある剣を見てアリスの問いに彼女はそう震えながら言った。
「今日はこの帝国が提供してくれたホテルに滞在する。明日は玄関に4時集合だ、質問は無いか。では解散する。」
と俺が言うと皆は部屋へと入っていく。俺も部屋に入るか早めに食事を取るか悩んだが、俺はアリスと一緒に食堂へと入っていった。
「なぁアリス、例の【越えざるもの】について何か知らないか。」
と俺は隣でパスタを頬張る第2剣使徒様に向かってそう聞く。ちなみに俺も同じパスタだ。どっちも俺の金で買った物なのだがな。
「いやぁ…確か見た目は幼女…に近いと聞いたわよ。」
と剣使徒様は手を止めて特徴を述べた。幼女か、幼女が世界を滅ぼすと考えるも想像がつかない。
「他には何か特徴は。」
「そうね…何も食べないし、飲みもしないらしいわ。歳も取らないみたい。」
とアリスが言った時俺は気づいた。帝国は不死身の兵士を作ろうとしてるであろうことに。




