表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/88

ファレント公国解決?

「失敗…か。まぁお前の顔を見た時から薄々分かってはいたが…」


まぁ、失敗って分かったらそんな難しい顔にもなるよね。


「はい、ただ一応成果もありました」


「ほぉ、では方法自体が間違っていた訳ではないと」


「はい。魔道具を設置した所から直径で50mの範囲は目で分かるほど大地が蘇りました」


「なるほどな。しかし範囲が狭いな」


「ええ、なので如何にして魔力を広範囲に流すかが今後の課題になりまして」


「何かしらの案は既に出ているのか?」


「一つの案としては、魔石を砕いた後に霧散する魔力を流す方法を考えています」


何か別の案があればそれも並行してやってみたいけど、中々思いつかないんだよね。しかも沢山の人に聞くのも憚られし、何か良い方法ないかな?


「確かに魔石を砕けば大量の魔力が出るからな。それは良い案だと思うが?」


「僕もそう思うのですが、それをどうやって地面に流すかが問題なのです」


「…ふむ、確かにそこは考えつかぬな」


陛下なら色んな知識持ってるかな?と思ったけどやっぱりダメだったか。


「そもそも、私は魔力や魔石には詳しくないからな」


初めから期待しなければ良かった。無駄にテンションが、下がった。


「そうでしたか。誰かその手の話に詳しい方はいませんか?」


「それならうってつけの奴が居るぞ」


流石国王陛下、人脈は凄いよね。


「アロイスも知ってる奴だがな」


え?それって。


「もしかしてカイル様ですか?」


「その通りだ、彼奴の知識はとんでもないからな」


人脈云々も関係なかった。


「分かりました。それでは他の案などもカイル様と相談しながら進めていきたいと思います」


「頼んだ側からこういうのもアレだが、おぬしはまだ学生だから無理だけはせぬ様に」


「お気遣いありがとうございます」



陛下の執務室から出て、カイルに会いに行く事にした。



「カイル様いますか?」


「アロイス様、どうしました?もしかして魔道具に何か不具合がありましたか?」


「あ、いえ。あの魔道具はしっかりと作動していますので大丈夫です。ただ、思ったよりも範囲が広いみたいであの魔道具だけでは賄えなくて、それで別の方法を探しているのですが何かありますか?」


「そうでしたか、ちなみにどのくらいの範囲に効果が出ましたか?」


「直径で50m位でした」


「思ったよりも狭い範囲でしたね」


「そうなんですよ。なので別の方法がないか考えていまして、魔石を砕くのはどうかと思いまして」


「なるほど、魔石をですか。確かに魔石を砕くと空気中に霧散しますので小さな魔石を大量に用意出来ればそれなりの範囲が賄えそうですね」


おお、やっぱり魔石を砕いたら空気に溶け込むのか。


「しかし問題になるのは魔力をどうやって地面に流すかですね」


「はい、僕もそこが思いつかなくて相談に来ました」


「……別の物になりますが、魔石を砕かなくても良いのでは?」


「ん?どういう事ですか?」


「いえ、例えば小さな魔石を大量に用意するのでしたら、この間作った魔道具を用意すれば良いと思うのですが」


…確かに。


「ドラゴンの魔石のイメージが強すぎて考えつきませんでした…あっ、そうなると結構大きな魔道具があちこちに設置する事になりますよね?」


「まぁ、そうですね」


「そうなると畑を作る余裕がなくなります」


「もっと小さくて広範囲に魔力を流したいと」


「はい、出来ますか?」


「出来なくは無いですね。ただ畑をする場所の角に4箇所魔道具を設置すればそこまで広範囲にしなくても良い気がしますが」


たしかにー‼︎


「その通りですね。畑さえ出来れば良い訳ですからね!相談して良かったです」


「いえ、解決出来たのなら良かったです」


これでファレントの不作は解決出来る。後は不毛が広がらない様に国の隅にも設置すれば何とかなる気がする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ