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長期休暇・天使な妹

「なるほどな、可能性としてはあるな」


可能性ではないんだけどね。理由も聞いてないから分からないけど。


「でも何故集まるのかは見当もつきません」


「空気中の魔力と人から出る魔力に何か違いがあるのか?」


ふむ、磁石みたいに引き寄せられるのか、それとも別の要因があるのか分からないけど無闇に使わなければ何も起こらないのだから考えても仕方ないか。


「どうでしょうね、まぁ考えても分からないのでなるべく無属性魔法は使わない方向でお願いします」



「そうだな、下手に使って大惨事になったら目も当てられないからな。お前らも使うなよ」


「分かりました」


あんまり理解してる様には見えないけど、とりあえず使うと危険って事は分かってもらえたかな。






それから数ヶ月過ぎ学園に入学してから初めての長期休暇がやっくる。



「明日から長期休暇に入るが休暇が明けたら課外実習があるからしっかりと準備しておけよ、以上解散」


「いよいよ長期休暇ですね、アロイスは実家にお帰りになるのですか?」


「うん、その予定だよ。妹も待ってるだろうから早く帰りたいな」


「そうですか、また寂しくなりますね」


あぁ、エリナは王城に帰るのか。


「もし時間があるなら家に来てくれたら歓迎するよ」


「はい‼︎お父様と相談してアロイスの下に行けるようにします」


「うん、待ってるね。それと学園が始まるよりも2週間くらい早く帰ってくるからその時にデートしよ」


「本当ですか⁉︎楽しみにしてますね!」


「それじゃまたね」


「はい、お気をつけて」



僕は早足で王都にある伯爵邸に行き兄上が戻ってくるのを待つ。


「アロイス早いね」


「お帰りなさい、兄上。僕は学園が終わってから直ぐに来ましたから」


「ただいま。そっか、僕は少し友達と話してから来たからか。アロイスは友達と話さなかったのかい?」


「エリナと少し話をしたぐらいです。それよりも早く帰ってシェリーに会いたいです」


シェリー、僕達にベルク伯爵家の天使、早く会いたいな。

金髪に近い銀髪いわゆるプラチナブロンドに少し青みがかった翠眼のとても可愛らしい女の子。


「そうだね、僕も早く会いたいよ」


「では、出発しましょう」


「そうだね、行こうか」



僕達は妹に会いたいが為に伯爵領までを超強行突破をした本来馬の休憩を入れたりしながら進むので4日ほどかかるが、今回は馬に回復魔法を使いまくり疲労を感じる事なく進み続けた結果2日という驚異の日数で到着した。

もちろん、両親に怒られた。


「2人とも、シェリーに会いたい気持ちは分かりますがそれを理由に無理をさせるのは間違ってるとは思わないのですか?」


「「すみません」」


「おにいさまワルイです?」


「ええ、そうよ。貴方のお兄様はいけない事したの」


「おにいさま、ワルイことはダメです」


「ごめんよ、シェリー。お兄様はどうしても早くシェリーに会いたくて」


「しぇりーに?」


「うん、そうだよ」


「ならいいです、ゆるします」


「ありがとう、シェリー!」


はぁ、やっぱりシェリーは天使だ。


「ちょっ、シェリー。まだ叱らないといけないから勝手に許してはダメよ」


「おにいさまはしぇりーのためだからいいのです」


「もう、しょうがないわね。今回だけよ」


「「はい!申し訳ございませんでした!」」


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